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オープニング映像。
今回は島根発。新しい漁師のリーダーズの物語。
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小笹伸一朗さん(36)は島根県松江市の御津漁港で定置網漁の責任者・漁労長を務める。漁師は10~30代の若手が多く、小笹さんが全員スカウトした。これまでの獲って終わりの漁から、仕分け・活け締めまでを行って魚の価値を上げる漁を行っている。小笹さんは2022年に若手漁師と「御津フィッシャーマンズファクトリー(M.F.F.)」を創業。「獲る」漁師から「獲って売る・つくる」漁師を目指している。獲った魚をスーパーに持ち込み、自分たちでパックして売る。居酒屋も開拓した。獲った魚から自分たちで加工品も作る。主力商品はさばの塩辛。地元の主婦に協力してもらう。週末は朝市にも出店する。客と直接やりとりできる貴重な場だという。
小笹さんは祖父も父も漁師だったが、大学卒業後は保育士になった。故郷の漁業を守るため、2016年漁師に転職。昔ながらの経営に改善点を見出し、在庫管理から漁の進め方まで勇気を持って先輩たちに見直しを提案。収益をアップさせて周りの信頼を勝ち取った。人を集めるにあたってまず声をかけたのが義兄の貴人さん。警備員から漁師に転職して船長を務める。しじみの研究員から漁師になった尾島徹哉さんは営業を担当。介護業界から転職した藤原成樹さんは魚の捌きを担当している。小笹さんは思いついたら即実行。この日はみんなで空き家をバーベキュー施設に改装した。雨の日の漁では船員が船を安定させるためのロープを海に落としてしまった。小笹さんが気になったのは落とした後の動き。最後まで責任を持つよう叱咤した。任された事から逃げない漁師像は変わらない。
去年10月、東京で開催された島根フェアに呼ばれた。サバの塩辛を使ったホットサンド、塩辛を使った焼きそばを提供した。普段は魚を食べないという子どもも喜んで食べていた。尾島さんは「僕の夢はついてきてくれたみんなが幸せになること」と語った。
御津フィッシャーマンズファクトリーの出前授業の様子を紹介した。小笹さんはサインをお願いされていた。
「日本のチカラ」の次回予告。
「週刊ニュースリーダー」の番組宣伝。春節 中国人観光客が続々と来日 超高級品の“一点買い”。
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