2024年10月13日放送 10:20 - 11:05 NHK総合

明日をまもるナビ
2019年台風19号から5年 備えはどう変わったか

出演者
片山千恵子 
(オープニング)
オープニング

10月も台風に要注意。5年前の台風19号以降、備えはどう変わったのか。

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台風19号宮崎市役所宮崎市(宮崎)平塚市(神奈川)盛岡市(岩手)蒲郡市(愛知)鹿児島市(鹿児島)
(明日をまもるナビ)
台風19号 災害から5年 備えはどう変わったか

2019年台風19号から5年、備えはどう変わったか。ナビゲーターは片田敏孝さん。今年9月には能登地方の記録的大雨、8月には台風10号の被害があった。例年10月にも台風が上陸している。

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NHK防災 日本の災害リスク・備え・対策の総合サイト台風10号台風19号
台風19号 災害から5年 あの時 何があったのか?

2019年台風19号の接近から上陸、日本各地で起きたことについて振り返る。上陸3日前に気象庁が記者会見で警戒を呼びかけた。上陸当日は各交通機関で計画運休が行われた。東京・江戸川区では朝から避難勧告を発令。午後7時頃、伊豆半島に上陸。関東各地で大雨となり内水氾濫も発生した。茨城・境町で全国初の広域避難が行われた。長野・千曲川、福島・阿武隈川などが氾濫。10月13日昼頃、台風19号は温帯低気圧に変わった。浸水被害3万棟、死者・行方不明者108人。

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八王子市(東京)利根川千曲川境町(茨城)大田区(東京)川崎市(神奈川)気象庁江戸川区(東京)福島県長野市(長野)長野新幹線車両センター阿武隈川
台風19号 災害から5年 あの時 何があったのか?/備えはどう変わったか

2019年台風19号を振り返る4つのキーワードは、1避難情報、2ハザードマップ、3広域避難、4コミュニティタイムライン。台風19号以降に備えがどう変わったかを見ていく。当時は避難勧告という言葉があったが、分かりにくいということで3年前に廃止された。台風19号で避難勧告を受けて実際に避難した人の割合は3%。令和3年5月から新たな避難情報に変わった。

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台風19号
台風19号 災害から5年 警戒レベルと避難情報

大雨警戒レベルは全部で5段階。特に気を付けなければならないのは高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保。警戒レベル3・高齢者等避難:高齢者・体の不自由な人に避難を呼びかける情報。警戒レベル4・避難指示:人的被害の恐れが高まり速やかな避難を呼びかける情報。警戒レベル5・緊急安全確保:災害が発生・切迫しており直ちに安全確保が必要。警戒レベル4までに必ず避難すること。

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台風19号気象庁
台風19号 災害から5年 命を守る避難情報/備えはどう変わったか

警戒レベル4・避難指示までに必ず避難することが重要。気象庁のキキクルでは、リアルタイムで大雨や洪水の危険度が色分けされて分かる。

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キキクル(危険度分布)台風19号気象庁
台風19号 災害から5年 避難所が使えない?

台風19号では東京・狛江市で240棟に浸水被害があり、避難先の確保に追われた。水害時は避難場所が限られ、市議会の議場まで避難場所に。狛江市の13か所の避難所は主に首都直下地震を想定しており、多摩川が氾濫すれば9か所が浸水域に入る。

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ツイッター台風19号多摩川狛江市役所狛江市議会狛江市(東京)
台風19号 災害から5年 備えはどう変わったか

狛江市ではホームセンターの立体駐車場を水害の一時的な避難施設に利用している。台風19号・台風10号ではハザードマップで警戒区域に指定されていない場所でも土砂災害が起きた。

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台風10号台風19号各務原市(岐阜)富岡市(群馬)狛江市(東京)蒲郡市(愛知)
1分 防災の知恵

大雨時は排水が追いつかず、道路や坂が川のようになることも。2019年台風19号では屋外で死亡した人の25%が通勤・帰宅途中などに被害に遭っている。会社・自宅での待機が大切。

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台風19号 災害から5年 命を守る広域避難

続いて広域避難について。茨城・境町は利根川の氾濫で町の9割が浸水すると想定され、2015年から広域避難の計画を進めてきた。2019年台風19号で全国初の広域避難を実施。避難者の7割が町外へ避難した。一方で自家用車による渋滞など課題も。東京・江戸川区は最大規模の水害でほぼ全域が浸水する想定で、千葉や埼玉に避難してもらう計画を打ち出していた。しかし台風19号で広域避難は行われず。避難の目安となる予想雨量が判明したのは台風上陸当日で、すでに交通機関の計画運休が決まっていたためだという。

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利根川古河市(茨城)台風19号坂東市(茨城)境町(茨城)江戸川区役所江戸川区(東京)荒川

広域避難と通常の避難の違いを説明。江東5区の海抜ゼロメートル地帯に250万人以上が住んでいて、広域避難のためには早い情報が必要になる。不確実性が高いのが広域避難の難しさ。

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台風19号気象庁江戸川区(東京)
台風19号 災害から5年 コミュニティタイムライン

コミュニティタイムラインの取り組みを紹介。長野・須坂市では2019年台風19号で240戸が浸水し、80人以上が逃げ遅れた。そこで防災の専門家や行政と共に作ったのが、地域住民の行動計画を定めたコミュニティタイムライン。地区を守るための具体的な動きも記されている。タイムラインを機能させるために避難訓練も行い、住民の半数以上が参加した。

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千曲川台風19号須坂市(長野)
台風19号 災害から5年 コミュニティタイムライン/備えはどう変わったか

長野市長沼地区もコミュニティタイムラインに取り組んでいる。コミュニティタイムラインは災害時の住民と自治体などの行動計画で、マイタイムラインは個人の行動計画。災害対応として非常に有効だという。

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台風19号平成30年7月豪雨長沼地区(長野)須坂市(長野)
(エンディング)
茨城県高萩市 秋山小学校

茨城県高萩市の秋山小学校で防災を学ぶ宿泊体験会が開かれた。PTAが中心となり児童・保護者60名が参加した。

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東日本大震災高萩市立秋山小学校高萩市(茨城)

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