- 出演者
- 寺門亜衣子 渡辺満里奈 はるな愛 コカドケンタロウ
女性が安心できない避難所の環境。能登半島地震でも体の不調を言いづらい、男性につきまとわれた、女性だけが家事をさせられたなど多くの人が深刻な悩みを抱えていた。そこで今回は、全国で進む女性の声を取り入れた避難所を紹介する。
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- 令和6年 能登半島地震
今日のテーマは「女性にもみんなにも優しい避難所は」。はるな愛さんは「避難所を訪問した時に女性から悩みを相談されたことがある」、渡辺さんは「災害の前に対策を知っておきたい」、コカドさんは「まずは知ることが大事だと思う」などとそれぞれ話した。ナビゲーターは神戸市看護大学の教授・神原咲子さん。神原さんは「災害で受ける影響は男性・女性で違う」などと話した。
去年11月、岡山・玉野市の中学校で避難所に泊まる訓練が行われた。59人の参加者が体育館で1泊2日を過ごす。訓練ではトイレの使い方や下着が人目につかない干し方などのレクチャー・議論が行われた。そして寝る場所は多くの人が体育館の床で寝ることになり、男女の区割りはないとのこと。参加者からは「避難生活が長期になるとすごく深刻だと実感した」や「実際の避難所ではもっといろいろな人がいるんだろうなと思った」などの感想が聞かれた。
スタジオでは避難所に泊まる訓練を体験した河畑アナが「全然眠れなかった。知らない人の中で寝る不安やプライベート空間の無さはかなり気になりました」などと感想を述べた。また洗濯事情について、神戸市看護大学・神原さんは日頃清潔を保ちながら当たり前にやっていることを避難所で服もない中でどのように考えるかが大事と話した。能登半島地震の避難所での女性の悩みとして、体の悩みを相談できない、プライバシー、安全・性犯罪、地域の昔ながらの価値観などがあげられた。
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- 令和6年 能登半島地震神戸市看護大学
能登半島地震の避難所での状況に危機感を持った群馬・高崎市。2024年4月、女性の視点で防災対策を進める専門部署を設置。メンバー4人のうち3人が女性。特に力を入れて取り組んでいるのは防災備品の充実。着替えや授乳を安心してできるよう組み立てが簡単なカーテン式の間仕切りを導入した。開発した団体と協定を結び、災害時に迅速に届けてもらう体制に。衛生面も改善した。自動ラップ式トイレ、個室シャワー。女性の生理のことも考慮し、お風呂以外の選択肢も用意した。更にバリアフリー型のトイレトレーラー。高崎市では女性に目を向けたことがきっかけで、障害のある人や高齢者向けの取り組みも始まった。そして災害時に迅速な供給が求められる生理用品や紙おむつ。市は大手ドラッグストアと災害時の応援協定を結んだ。生理用品などは市の倉庫に保管している。災害時に直ちに避難所に届けることができる。備蓄品は定期的に倉庫から店頭に回し、新しいものと交換する。高崎市では女性の視点を取り入れた避難所運営マニュアルや防災パンフレットも作成し、市民1人1人に関心を持ってもらおうとしている。防災安全2課・古谷課長は「避難所の運営は男性だけでなく女性の視点も必要。周知活動・啓発活動に力を入れたい。高齢者や障害者にも目を向けてなるべく取りこぼしのないように広い視野で救っていけたらと思う」と話した。
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佐賀県では全く新しい避難所を考えようという取り組みも。去年10月に行われた実証実験。丸い物体の1つ1つが小さな避難所。広さは約4畳半。プライバシーも守られる。軽い素材でできており、設置は45分で完了する。トイレは運搬や設置が簡単なコンテナ式。スロープや手すりもあり鍵もかかって安心。更に食事を提供するキッチンカーも。避難している人ではなく、プロのスタッフが温かい食事を作る。これはトイレ・キッチン・ベッドが整った空間を48時間以内に避難所に設置するTKB48を目指す取り組みの一環。避難所環境の充実に力を入れているイタリアの仕組みをモデルにした実験。段ボールベッドも全員分が用意される。どんな人でも安心して過ごせる避難所生活を目指している。神原氏は「(災害の後)ドラッグストアやスーパーが開くと一気に生活再建が進む。最初の設計から女性の視点を取り入れて考えることが重要」と指摘した。
神原咲子教授は住民それぞれが身を守る方法を考えることが大事と話した。自分たちが主体的に避難所を作る際に大切なことは避難所のレイアウトで、高知県の避難所レイアウト例を紹介。高知県では南海トラフに備え行政と住民が一緒にレイアウトを考えおり、男性と女性の更衣室なども設定し、仮説トイレの場所も工夫している。
避難所を誰でも立ち上がれれるような取り組みが全国で広がっている。それが災害の際の初動マニュアルで、愛知県岡崎市から借りたファーストミッションボックスをスタジオで紹介。箱の中には避難所で必要な行動が詳細に記載されたマニュアルが入っている。
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高知で10年前からある「こうち減災女子部」を紹介。地域の女性たちが日頃から理想の避難所を考えて実現につなげる取り組みで、SNSを使い日頃から情報共有を行っているほか、自主防災組織の男性と話し合いも行っており、女性だけでなく男性の意見も取り入れている。また、神原咲子教授は個人の災害への備えの基本は1日ないと困るものは日ごろの持ち物に入れておくことなどと話した。
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- こうち減災女子部
東日本大震災から15年。NHKと在京民放5局が続けている6局防災プロジェクトを紹介。プロジェクトの柱の1つ、アナウンサーの勉強会が行われた。勉強会は2か月に1度開かれ、専門家などを招いている。この日は南海トラフ巨大地震がテーマでオンライン参加も含め全国の放送局から約150人のアナウンサーが参加し、実際に各局のアナウンサーが和歌山県と高知県を訪問した際の映像も紹介された。
ブルーシートでテントを作る方法を紹介。ブルーシートを広げ角の2か所をベグで固定。真ん中を持ち上げ三角形を作り三角形の頂点にロープをかける。そのロープを支柱にくくりつけロープの端を地面に固定すれば完成。
