- 出演者
- 寺門亜衣子 矢田亜希子 あばれる君
きょうはホームセンター防災術。ホームセンターは防災に使える宝の山であり、何を選べばいいのかあばれる君が徹底調査となる。今回防災のテクニックを教えてくれるのは3人の達人であり、ホームセンターで手に入るものを使って命をまおる術を教えてくれることとなる。
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- あばれる君
今回はホームセンターでできる防災の極意を3人の達人に教えてもらうこととなった。それぞれアウトドアの達人・車を防災に活用する達人・トイレの達人となっている。今回スタジオにはアウトドアの達人の寒川一さんにナビゲーターとして来ていただいた。寒川一さんはアウトドア歴45年でその経験を防災に取り入れた講演が好評となっており、全国の自治体・企業・学校からオファーが相次ぐ達人である。ホームセンターは防災術を学ぶ宝の山だという。どんな物をそろえるよりなぜ必要なのか理解することが大事とのこと。
埼玉・吉川のホームセンターへあばれる君と寒川一さんはやって来た。まずは防災コーナーで「3の法則」について寒川さんは災害発生から「3分間→酸素の確保」「3時間→体温の保持」「3日間→水の確保」について話す。3時間体温の保持についてホームセンターの中からあばれる君が考える体温が守れるものを探してほしいとなり、あばれる君はブルーシート・ロープ・ペットボトルのふたを選んだ。もっとコンパクトにしたいとのことで寒川さんおすすめの商品は軽くて手のひらサイズのエマージェンシーシートだという。体から発生する熱を反射することで滅を逃がしにくくする効果がある。「3の法則」の3つ目である3日間水の確保についてはペットボトルに直接取り付けて使う携帯浄水器を紹介。活性体やフィルターで砂や泥・細菌などを取り除き、汚れた水を飲める水にすることができる。
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- 吉川(埼玉)
3時間の体温の保持ができずに体温が下がってしまい怖いのが低体温症で体の中の温度が35度以下になると意識障害や心肺停止など命に関わることもあるという。スタジオにもエマージェンシーシートを用意しており矢田亜希子も実際にその暖かさを体感していった。そして体温保持のコツとして寒川さんにさらに暖かくなる方法を教えてもらうこととなる。体温保持は空気層をつくることが大事で気泡緩衝材を体に巻きフリースやダウンジャケットなど軽量で保温性が高い服を着て、丸めた新聞紙やタオルなどを入れて空気層をつくりエマージェンシーシートを羽織ることでアルミ素材で中の体温を反射し暖かさをキープできるという。また空気層をつくることも体温保持のコツとなる。そして水の確保でおすすめしていた携帯浄水器についても実際に使ってみることとなった。携帯浄水器は細菌を除去できるので煮沸不要であり、風呂の残り湯を飲水にできるという。浄水器の中のカートリッジを交換すれば何度でも使用可能であり、一般的なカートリッジ1個で最大350リットルが浄水可能となっている。コーヒーフィルターの場合も水の中の砂や泥などをろ過することも可能だが細菌は除去できないので必ず煮沸してほしいとのこと。体温保持や事故で身を守ったあと、次に重要になってくるのが避難生活である。しかしペットがいるなど家族の事情で避難所の中では過ごしにくいと感じることも。災害時に車ができることは移動・充電・休息・プライバシー保護となっており、一時的な避難所として使えるという。そして災害時に車を活用する方法を教えてくれるのが日本自動車連盟・江澤友壐さんである。
補償や事故など車の困りごとを解決してくれるJAF(日本自動車連盟)。大きな災害が起きると特別支援隊が被災地に駆けつけ、車両の救援を行ってきた。去年より迅速な支援をするための部隊JAF-FASTが発足し、その活動拠点となる災害支援車を開発している。そのJAF-FASTでの開発責任者が江澤友壐さんである。被災地での経験をもとに道具を厳選し、災害が長期化してもこの車を拠点に継続して救援できるようにした。その中にはホームセンターで手に入るものもあり、台風などの被害で窓ガラスが割れてガラスの破片が散乱したときに活躍するのが粘着テープである。適当な長さに切って輪を作り、ガラスの破片を粘着力で取り除いていく。さらに養生テープとビニール袋を使えば割れた窓の部分を一時的にふさぐこともできる。まず窓枠の下に養生テープを下半分だけ貼り、ビニール袋をテープの上半分に貼って袋を内側に折り込みテープで止めれば窓全体を覆うことができる。暗くなった時に重宝するのがヘッドライトであり、ライトが頭にあることで両手が空き夜間でも左右の手を使えることで作業性が向上するという。
寒川さんが車を防災に活用するためホームセンターで見つけたのはサンシェード・クリップ付き扇風機・ヘッドライトとなっている。まずは日除けのためフロントガラスに置くサンシェードを車の窓全てに設置することでプライバシーを保護することもできる。夏は外の熱気を反射し冬は外の冷気を遮断することもできるという。続いてはクリップ付き扇風機で夏は人に向けて涼むが冬は天井に向けて空気を循環させていた。2019年の房総半島台風で被災した寒川さんは3日間の停電を経験し、灯りの大切さを痛感したという。ヘッドライトはハンズフリーで手が自由に動き、自分の場所も知らせたりもできると話した。またJAFはどの車も稼働前にガソリンを満タンにし、複数の給油場所を把握しているとのことだった。
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- 令和元年房総半島台風日本自動車連盟
いざという時に役立つ防災の知恵。今回はビル火災のときの避難行動について伝えていく。火災の初期は煙の下に空気の層があるため、姿勢を低くして壁づたいに避難することとなる。熱や刺激物を吸い込まないようハンカチで口を覆う。両手が自由になるマスクも有効である。通路には避難の方向を示す通路誘導灯や避難口誘導灯などが設置されているので、視界が悪くてもがむしゃらに進まずにこうしたサインをしっかりと見つけてから正しい方向に避難することが大切となる。
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- 本所防災館
ここからは避難生活が長期化したときのことを考えていく。能登半島地震の避難生活で最も困ったことを聞いたところ、およそ70%もの人が答えたのが「トイレ」であった。寒川さんは「排せつは災害になると待ったなしの危機」だという。能登半島地震では最大14万戸が断水し、石川県内の多くの地域が深刻なトイレ不足に陥った。ある避難所では発災から7日目に仮設トイレが届いた例もあった。能登半島地震でトイレに行く回数を減らすため水分摂取を控えた方は全体の半数以上にのぼっていた。ここで災害時のトイレの問題に長年付き合ってきた達人である日本トイレ研究所の加藤篤さんを紹介となる。
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- 令和6年 能登半島地震加藤篤
日本トイレ研究所・加藤篤さんは28年間トイレの大切さを伝えており、ひとたび災害が起きれば現地へ向かい被災地のトイレ事情と向き合ってきた。東日本大震災のとき、千葉・浦安では液状化によって上下水道に被害が発生。1か月間水洗トイレが使えない地域もあった。たとえ家が無事でも仮設トイレを使うしかない人が溢れた。被災しても自宅で快適に用を足したいため私たちにできる備えがあった。非常用のトイレは便器にかぶせて使う携帯トイレとダンボールなどで便器を作る簡易トイレの2種類があるが、自宅に備えるなら携帯トイレだという。下水管などは壊れ排泄物を流せなくなっても携帯トイレを取り付けるだけでトイレとして復活させることができる。加藤さんに携帯トイレの使い方を教えてもらうこととなった。便器を覆う袋をかぶせて直接水につかないようにし、便座の上から排泄するための袋をかぶせて用を足す。付属の凝固剤をかけるとあっという間に吸収して固まり、空気を抜いて袋をしばり防臭袋に入れて生活空間から離れた場所に保管する。必要な備蓄数は1日でトイレに行く回数は目安で5回となるため、35回分が1人あたりの必要数だという。
今回自宅に備えている防災グッズについて1000人の男女に聞いた所、災害用のトイレを備えている人は全体の約2割となっていた。被災後は状況が分かるまでトイレは使わず携帯トイレを使うのがおすすめだという。ホームセンターで備えられる寒川さん愛用のトイレグッズは「トイレットペーパー+粘着テープ」でキャンパーや登山者が使っているとのこと。まずトイレットペーパーの外側に隙間なく粘着テープを巻き、トイレットペーパーを押しつぶして中の芯を抜き取る。そして外側ではなく内側からペーパーを引き出して使用する。また調理用の簡易手袋は手を洗わなくて済むとのことだった。VTRでは凝固剤タイプの携帯トイレを紹介したが、シートタイプの携帯トイレもあり凝固剤を入れなくてもそのまま用を足せるという。凝固剤タイプよりかさばるが凝固剤の袋が開けづらい高齢者や障害者も簡単でおすすめとなっている。矢田亜希子は「きょう早速練習してみたい」と言い、あばれる君は「避難所で実際に経験された方が一番困るのがトイレという意見が一番の意見だと思う」と話した。また「ご家庭の状況に合わせて凝固剤タイプにするかシートタイプにするか選んで備えてください」 と伝えた。日本トイレ研究所では形態トイレの吸収力や防臭機能を試し、HPで情報を公開しているという。
矢田亜希子は「防災の目的でホームセンターに買い物に行ってみたい」と話し、あばれる君は「ホームセンターはまだまだ眠っている防災術がある」と話した。今回ホームセンター防災術を教えてくれた3人の達人には揃って共通する思いがあり「自分の家庭状況に合わせて必要なモノを考えて備える」とのこと。寒川さんは「個人個人あ自分には何が使いやすいか考えてカスタマイズをしていく」などと話した。
