日本トイレ研究所・加藤篤さんは28年間トイレの大切さを伝えており、ひとたび災害が起きれば現地へ向かい被災地のトイレ事情と向き合ってきた。東日本大震災のとき、千葉・浦安では液状化によって上下水道に被害が発生。1か月間水洗トイレが使えない地域もあった。たとえ家が無事でも仮設トイレを使うしかない人が溢れた。被災しても自宅で快適に用を足したいため私たちにできる備えがあった。非常用のトイレは便器にかぶせて使う携帯トイレとダンボールなどで便器を作る簡易トイレの2種類があるが、自宅に備えるなら携帯トイレだという。下水管などは壊れ排泄物を流せなくなっても携帯トイレを取り付けるだけでトイレとして復活させることができる。加藤さんに携帯トイレの使い方を教えてもらうこととなった。便器を覆う袋をかぶせて直接水につかないようにし、便座の上から排泄するための袋をかぶせて用を足す。付属の凝固剤をかけるとあっという間に吸収して固まり、空気を抜いて袋をしばり防臭袋に入れて生活空間から離れた場所に保管する。必要な備蓄数は1日でトイレに行く回数は目安で5回となるため、35回分が1人あたりの必要数だという。
