2025年12月14日放送 10:05 - 10:50 NHK総合

明日をまもるナビ
(180)能登半島地震2年 人口減少の中での復興

出演者
寺門亜衣子 林家三平[2代目] 坂下千里子 
(明日をまもるナビ)
能登半島地震2年 人口減少の中での復興

輪島市は奥能登最大の町だが人口は2万を切った。小学校の校庭には仮説の校舎が建てられている。子どもたちや子育て世代の親たちがのびのびと過ごせる居場所は見当たらない。そんな中、子どもを中心として地域全体をケアしている人がいる。輪島でただ一人の小児科の開業医・小浦詩さん。助産師・作業療法士ら9名で外来・訪問診療を実施。目指すのは地域みんなの駆け込み寺。放課後、小浦さんのクリニックには子どもたちが次々とやって来る。実はクリニックの2階は子どもたちが自由にくつろげる居場所になっている。心に刻まれた地震の影響。スタッフは程よい距離を保って見守る。館長は「SOSを出したいけど出せない子どもがいる。ここは継続してやっているので待つことができる。その子の話したいタイミングがある」と話した。受けた相談内容は地域の子ども支援を始め、学校、行政の福祉窓口、医療機関と共有。1人の子を地域全体でケアする仕組みを作った。小浦さんはクリニックの待合室で妊産婦のためのランチ会も定期的に開いている。地震で道路が痛み、ベビーカーで出かけづらくなったお母さんたち。日中1人で家にいる時間が増えたという。リラックスした雰囲気の中、不安や困りごとを話し合う。小浦さんは子どもたちと赤ちゃんの時から繋がっておくことも大事にしている。休む間もなく訪問診療へ向かう。特別支援学校に通う引持朋希さん。母・久美子さんは「大きい病院に行っても待合室で待てる子じゃない。自宅で診療してもらえると本当に助かる」と話した。

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ごちゃまるクリニックわじまティーンラボ令和6年 能登半島地震輪島市(石川)

小児科医・小浦詩さんはクリニックを開院して1年ほどで被災。地震直後から夫で内科医の友行さんと車やコンテナで診療を続けた。その後、9月の豪雨で再び被災。院内にも水・泥が流れ込み、医療機器も全て壊れてしまった。一時は閉めることも考えていたが、ティーンラボに来ていた高校生たちが自主的に復旧作業を手伝ってくれた。林家三平は「大都市では考えられない子どもたちとのつながり。絆という言葉が本当に現れている」等とコメント。輪島市の子ども支援「わじまティーンラボ」の仕組みを紹介。10代の居場所支援と相談支援を軸に学校・地域・行政・医療機関が連携し、みんなで子どもたちを孤立させない態勢をつくる。田中純一氏は「人口減少社会の一つのモデルになり得るような取り組み」とコメントした。

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わじまティーンラボ小浦詩輪島市(石川)
1分 防災の知恵

自宅のトイレに取り付けられる袋式の携帯トイレの使い方を紹介。大きめの袋を便器の上からかぶせる。45リットルの袋が使いやすい。便座を下ろし、携帯トイレの袋をかぶせる。日本トイレ研究所・加藤さんは「災害時もいつもと同じスタイルで使えるのが安心につながる」と話した。排泄後は固めるための凝固剤を入れる。最後は袋の口をしばって捨てるだけ。すぐに捨てられない場合はふた付きの用器へ。

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日本トイレ研究所
能登半島地震2年 人口減少の中での復興

関係人口について。交流人口は短期的に訪問する人で、観光や食の消費を促進してくれる人たち。関係人口というのは住民の皆さんと顔が見える仲間としてつながりを持ち、お祭りやイベントの運営に参加する。ひとりが複数の地域と関わることができるので、地域間で人口の取り合いにならない。

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交流人口珠洲市(石川)関係人口

珠洲市・飯田町では損傷した港の復旧がまだ完了しておらず、今は災害廃棄物を運び出す拠点となっている。この近くで関係人口の拠点となっているゲストハウスがあり、自分の家のようにくつろいでほしいという想いから長期間泊まると1泊あたりの料金が安くなるプランを設定している。このゲストハウスのオーナーの楓大海さんは暮らしを体験してもらうために珠洲の文化を巡るツアーを開催したりしている。津波の被害を受けたものの今年6月に営業を再開し、ゲストハウスで滞在者や移住者仲間らと交流しながらとる食事が楽しみだという。

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令和6年 能登半島地震蛸島キリコ祭り蛸島町(石川)金沢大学飯田町(石川)

スタジオからは「こうしたコミュニティは今都会には無く、こうしたコミュニティビレッジが復興には大切だと感じた」などの感想が出た。

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令和6年 能登半島地震珠洲(石川)

珠洲市・野々江町にある銭湯 あみだ湯は地震直後から営業を続けてきていて、営業開始前から休憩スペースには多くの常連客が集まっている。1988年に現在の場所で営業を開始し、海が見える銭湯として営業を続けてきた。オーナーの新谷健太さんは高齢となった先代オーナーから事業承継を受け、2023年から運営責任者となった。あみだ湯では廃材を燃料にしてボイラーを燃やしていて、値上げを避けて営業している。地震をきっかけに多くのボランティアと共に営業をし、こうした取り組みで移住した人もいる。

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海浜あみだ湯神奈川県野々江町(石川)

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