- 出演者
- 寺門亜衣子 中村雅俊 富田望生
東日本大震災に関する記憶についてアンケートをとり部分的に覚えていると答えた人が40.3%と最多。地震や災害が起きた場合対策や備えについてあまりできていないと答えた人が48.9%と最多。お客さんに震災伝承施設に行ったことがあるか聞いた。
宮城・石巻市の石巻市震災遺構 大川小学校。津波で児童74人、教職員10人が犠牲になった。先月、東北大学のボランティアサークルの学生が集まり、3年前から行う語り部活動をした。東日本大震災をきっかけに結成し、瓦礫の撤去や支援物資を届ける活動をしてきた。毎年この時期になると、大川小学校の追悼行事の準備を遺族と一緒に行う中で関係が深まり、3年前に語り部の大役を依頼された。学生たちを語り部に誘った大川伝承の会・佐藤敏郎さんは、割と誘ったと明かす。佐藤さんは小学6年生だった次女を亡くし、当時中学校教師として中学校避難者を支えていた。3月13日、駆けつけた妻から次女の遺体があがったと知らされた。佐藤さんには、参加者に自分ごととして伝わっているのか迷いがあった。サークルの鈴木絢子さんは津波被害は免れ、4歳当時から両親に津波のことを度々聞かされ、ボランティアに興味を持つようになった。しかし、被害を経験していない自分が語り部になることにはためらいがあった。学生だから聞いている方と同じ目線にある人たちだからできる語り部があるという言葉にハッとして引き受けることにした。どうすれば自分ごととして聞いてもらえるか考え、鈴木さんは家族の話をした。
鈴木絢子さんがスタジオに登場。当事者でない葛藤を抱える中で語り部をすることにした理由について、自分より下の世代が将来大きな災害が起きたときに自分の身を守ることができるか考えたときに怖くなり、知る世代と知らない世代の合間にいる自分だからできることがあると考えて挑戦していると話した。進学まで東北にゆかりのなかった吉田帆貴さんは、語り部の活動を始めて、日常の普通の生活の有り難さ、大切さを感じられたと話した。
最後は会場の方に話を伺い、マイクを向けられた女性は「私も娘が皆さんと同じ世代なのでぜひ家庭でも話を続けていきたい」などと話した。中村雅俊は「防災することの大切さをわかってないとえらい目にあう 」などとコメントした。
震災の記憶をつなぐ、いろんな工夫が各地で。岩手県陸前高田市では震災遺構が5箇所ありそれぞれが遠く離れているため、市が電動カートを導入し長時間歩くことが困難な高齢者などが利用している。宮城県名取市にある伝承館では去年VRを導入し、映像を通じて日々の備えや避難の大切さを伝えている。気仙沼市では中高生による語り部が月に1度無料で行われている。震災の記憶を未来へ。
