中東・パレスチナに建設された700kmに及ぶ分離壁は、アラブ人とユダヤ人の対立と分断の象徴だ。2つの民族は連鎖する憎悪の最中で現在も互いの命を奪い合っている。対立の始まりは今から100年前、第一次世界大戦にまで遡る。戦火の中、1人のイギリス人将校が中東のアラブ人とユダヤ人双方に独立国家建設の夢を焚き付け、2つの民族の間に対立を生みだしたのである。全ての始まりとなった火種を残した将校の名はトーマス・エドワード・ロレンス…砂漠の英雄「アラビアのロレンス」と呼ばれた男だった。

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映像の世紀 バタフライエフェクトの次回予告。