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(オープニング)
オープニング
オープニング映像が流れた。
(有吉のお金発見 突撃!カネオくん)
今 注目の段ボールを調査!
埼玉県八潮市にある工場を訪ねると段ボールのもとになる色んなところから回収された段ボールがあった。リサイクルの原料はほとんどがリサイクルに出された段ボールでリサイクル率は約94%。SDGsが叫ばれるなか改めて注目されている。回収された段ボールは巨大なミキサー・パルパーで繊維の状態になるまでほぐされる。溶かした古紙を網に吹き付けローラーの圧力と熱風で水分を抜くと原紙が完成。この原紙を別の工場で加工する。段ボールの需要は日本経済の発展と大きく関わっている。段ボール需要は伸びに伸び毎年のように成長。高度経済成長期には強度1.8倍の折れない段ボールが作られた。乳酸菌飲料の容器で思いついたという。今では総重量300キロ以上のピアノも段ボールで運べるようになった。貨物の重量が減少し輸送コストは3分の1になった。さらに直火でも燃え広がらない段ボールは防腐剤をコーティングすることで生まれ、水に濡れても大丈夫な段ボールも活躍している。
段ボールで荷持が届いた時に発泡スチロールなどで包まれているのがおなじみだったが、最近は段ボールだけの包装が増えている。今環境負荷を減らすべく多くの企業で研究が進められている。北九州にある大手住宅設備機器メーカーを訪ねると段ボールの魔術師佐藤さんがいた。日本パッケージングコンテストではこれまで何度も賞に輝いている。便座では包装する段ボール自体に切り込みを入れ緩衝剤に。結果的に10億円以上のコストが削減された。こういったムダのない段ボール包装は様々な業界で注目されている。トラックなどの省スペース化が実現し配送費の削減にも貢献。