- 出演者
- 児嶋一哉(アンジャッシュ) ウエンツ瑛士 田辺誠一 趣里
関西国際空港の税関職員に密着。出入国者の荷物を検査して密輸を取り締まる旅具通関に従事している大阪税関の大西さんは、10時15分に入国審査後の税関検査場で業務開始。ヨーロッパからの便に乗っていた男性の荷物を白い布で拭き、不正薬物や爆発物の痕跡を探知する検査機器TDSにかけた。不正薬物の探知はなかったが、ボディチェックまでしてから通過させた。男性が下剤を持っていたことから体内に隠匿している可能性も考慮していた。不正薬物を体内に飲み込んで密輸しようとする事例が近年多発しており、下剤を持っていたりゲップを繰り返す人は注視している。中東からの入国者は、海外の渡航歴が多かったことから荷物を開けてもらって確認した。リスクのある国に渡航歴があると注意をしている。ベテラン検査官の戸田さんは昼12時に業務開始。ラップでぐるぐる巻きになっていた入国者の荷物を検査した。作業中も会話をしながら仕事や住所などをすぐに答えられるかをさりげなく確認した。不正薬物や爆発物も非探知で無事入国となった。戸田さんは様々な言語で入国者に対応していた。
大西さんが働き始めて8時間。バッグに大量の食品を入れていた男性のTDS検査を実施し、非探知だった。大西さんは、価格の高騰で金の密輸が増えていると話した。香港などは金を購入しても非課税なため、様々な方法で密輸しようとする事例がある。夕方6時半、南米から入国した男性から不正薬物を探知した。第2検査上で荷物を隅々までチェックし、不正薬物を所持していないと判断し入国を許可した。TDSは不正薬物を使用した人の近くを通っただけでも反応する。
空港では麻薬探知犬も活躍。ハンドラーが常に声を掛けることでやる気と集中力をアップさせている。訓練中は麻薬のニオイが付いたダミーで遊び、次第にダミーのニオイを嗅ぐと遊んでもらえると学習して積極的に不正薬物のニオイを探すようになる。
麻薬探知犬は不正薬物のニオイを探知し、旅具通関部門で詳しく検査したがTDS非探知で無事入国となった。この日は2件の不正薬物の反応があったが、どちらも検査の結果異常はなかった。関西国際空港全体を見回り不審物などがないかチェックする取締部門の杉橋さん、明渡さんに密着。午前10時半に税関までの入国動線を中心に取り締まり。入国審査場の直前の消火器の裏から向精神薬が見つかった。成分量や持ち込み数が多い場合は規制対象だが、今回は成分量が規制対象外だった。入国審査場までの通路では、旅客に不審人物がいないかを監視した。大西さんのいる旅具通関部門では、入国者の荷物から大量の糖尿病治療薬が見つかった。入国者いわく友人が日本で購入したもので、帰国後母校の税関で引っかかり空港で一時保管し、中身を知らない入国者が回収したという。一時保管にかかる料金を嫌がった入国者は、治療薬を放棄して入国した。夜11時にすべての便が終了し、大西さんは明日の入国情報を事前に確認した。
早朝のマレーシア便には出発した国から別の国を経由する第三国からの入国者がいるため、その人を重点的に見ることにした。乗り換え時に薬物を受け取るなど密輸の事例が多い傾向にある。午前9時に23時間の勤務を終えた大西さんの朝メシは午前6時。最初の到着便から入国者が入ってくるまでの時間でコーヒーとパンを食べた。
