2026年5月18日放送 23:50 - 0:35 NHK総合

歴史探偵
サグラダ・ファミリア

出演者
佐藤二朗 片山千恵子 
(オープニング)
今回は...

今回、スペイン・バルセロナにあるサグラダ・ファミリアを特集。未完の世界遺産で、144年間も建設が続く。

キーワード
アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
オープニング

オープニング映像。

(歴史探偵)
スタジオトーク

今も建設が続くサグラダ・ファミリアではイエスの塔が6月に完成予定。完成すると、世界一高い教会建築になる。

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アントニ・ガウディイエスの塔サグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
サグラダ・ファミリア 未完の世界遺産の謎

サグラダ・ファミリアの入口部分には膨大で緻密な教会建築がある。聖堂内のステンドグラスの色は太陽の動きを計算して配置されていて、ガイドを務めるカルロスさんは「ほぼ毎日来てるんですが、同じサグラダ・ファミリアを見たことがない」と語る。柱の形状はアントニ・ガウディが自然の樹木を参考にしたといい、天井部分には小さな窓がある。そこから陽光が差し込み、森の木漏れ日を想起させる。キリスト教において、神が万物の創造主で自然もその1つとされる。ガウディは31歳の時、サグラダ・ファミリアの建築家に就任。無神論者だったが、教会の建築に際してキリスト教を学んだ。サグラダ・ファミリアを神と繋がれる聖堂にしたいと考えたという。番組では世界最先端の高精細カメラを搭載したドローンを飛ばし、ガウディが手掛けた降誕のファサードを撮影した。

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アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)

鳥居徳敏名誉教授はアントニ・ガウディが手掛けた降誕のファサードについて説明。いずれも聖書に由来し、イエス・キリストの誕生と成長の物語を表現している。文字が読めない人でも理解できるよう、視覚化にこだわったという。イエスの貧しい生活、王の命令のもと、イエスと同年代の赤子が虐殺された場面すらも描かれている。一方、幼いイエスが逃げ延びた姿もあり、困難を乗り越えた先に明るい未来が待っているというメッセージが込められているという。

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アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
スタジオトーク

鳥居名誉教授は「徹底したリアリズムをガウディは貫いた」などと話す。

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アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
サグラダ・ファミリア 未完の世界遺産の謎

19世紀に建てられたリセウ大劇場では無政府主義者による爆弾テロが起きた。貧しくとも救われたいと神に祈願する目的でサグラダ・ファミリアの建築が始まったといい、人々はタバコや酒を減らして浮いたお金を建築に充てたという。ガウディは聖書の物語だけでなく、変わりゆく時代のなかで迷いながら生きる人々も彫刻した。そんなガウディは郊外にコロニア・グエル教会を設計。重い塔を支える安定した構造を編み出すため、実験を重ねた結果、同教会の全体像をデザインしたという。番組ではガウディと同じ規模で実験の再現を試みた。安定した構造と、ガウディにとっての理想美を一致させる作業は膨大な時間にのぼった。現代社会ならコンピューターで計算できるが、100年前、ガウディは手作業で行っていた。

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アントニ・ガウディイエスの塔コロニア・グエル教会サグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)リセウ大劇場
スタジオトーク

鳥居名誉教授は「自然は神が創造したもので、そこに完璧なものがある。ガウディが自然を師としたことは神を師とするのと同じ」と話す。ガウディは31歳でサグラダ・ファミリアの建築家に就任し、晩年には報酬のすべてを建築に充てた。

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アントニ・ガウディサグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
サグラダ・ファミリア 未完の世界遺産の謎

晩年、ガウディはサグラダ・ファミリアでの作業を終えると、教会に通っていた。だが、1926年6月7日、路面電車に轢かれてしまった。報酬のほぼ全てを建設に充てていたため、粗末な身なりから偉大な建築家とは思われず、タクシーに乗車を拒否されたという。ガウディの死後、スペイン内戦下では、工房が放火された。複雑な石膏模型も破壊されてしまったという。だが、職人たちは模型の欠片を集め、修復にあたった。複雑な形状のなかに法則性があることが分かったという。建築家たちは聖堂の全体図、古い文献、コンピューターなどを駆使し、「イエスの塔」の構造を計算した。

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アントニ・ガウディイエスの塔サグラダ・ファミリアサン・フェリペ・ネリ教会バルセロナ(スペイン)
スタジオトーク

佐藤二朗はガウディの言葉「諸君、明日はもっといいものを作ろう」に感銘を受け、俳優としてかくありたいと思ったという。また、サグラダ・ファミリアの建設が続くなか、佐藤はガウディの込めた希望、救いが後世の建築家たちに受け継がれていると考える。

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アントニ・ガウディイエスの塔サグラダ・ファミリアバルセロナ(スペイン)
(エンディング)
次回予告

「歴史探偵」の次回予告。

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