- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ ビビる大木 磯野貴理子
オープニング映像。
池上彰さんは、「きょうは外国の方に大勢来ていただいて、日本の魅力、日本のダメなところなどを聞いてみようと思う」とコメントした。
日本のどんなところが好きで来たのか。アメリカ出身のマットさんは、「小学生のときに一番好きだったものがポケモン、遊戯王、ベイブレードだった。高校生になって子どものとき好きだったものは全部日本のものだと気づいて、日本の行ったら異世界に行けるんじゃないかと思った」とコメントした。映画やアニメのゆかりの地を訪問した訪日外国人は、2016年およそ115万人、2025年およそ354万人。いまや日本に住む外国人の数は過去最高。外国人人口増加率トップ5は、1位茨城県利根町、2位熊本県大津町、3位北海道苫小牧市、4位熊本県菊陽町、5位北海道恵庭市。熊本や北海道に半導体工場ができ、その周辺に外国人技術者などが移住してきている。茨城県利根町は、日本語学校や大学を作り、留学生を積極的に受け入れている。
日本のどんなところが好きになったのか。イギリス出身のジョージさんは、「日本の食べ物が美味しすぎる」とコメントした。いまや和食は、無形文化遺産になるほど海外でも人気。ジョージさんは、「イギリスにランチ文化がなくて、日本のランチ文化はお得感があって最高。日替わりメニューもあって飽きない」とコメントした。
なぜ日本を好きになったかについて、イタリア出身のテシさんは、「日本人から俳句のことを教わって日本語に興味を持った。日本語の音が素晴らしいと思って学びたいと思った」とコメントした。
なぜ日本に来たかについて、インド出身のシワニさんは、「ITの仕事がしたくて日本に来た」とコメントした。インドの学生はITと製造業を組み合わせて開発をしたいと思っている人が多く、製造業が強い日本で経験を積みたいと考えている。さらに、日本は海外と比べて少人数でプロジェクトを進めることが多いため、日本のほうが活躍できるチャンスがあると考える人もいる。インドの工科系大学26校で調査した結果、「海外で働きたい」と答えた人のおよそ95%が日本で働きたいと回答。
なぜ日本に来たかについて、中国出身のしおうさんは、「日本の教育のほうが合っていた。中国は勉強が唯一のエリートになる道。日本は、一つの分野を極めている職人みたいな方々が成功されていて、進学先が大学だけじゃなくて専門学校や芸術の学校だったりいろいろあって道が広がるかなと思った」とコメントした。中国では中学1年生でも早朝から深夜まで勉強するのが当たり前になっている。
なぜ日本を好きになったのかについて、韓国出身のキムさんは、「『とりあえず生ビール』という文化がすごく好きで、ビールそのものの味もいい」とコメントした。日本と韓国を行ったり来たりしているキムさんは、日本の生ビールにハマりすぎて空港についたらすぐ飲むという。
外国人に聞いた日本のいいところ「治安がいい」。イギリス出身のジョージさんは、「日本の小学生って普通に1人で登下校するじゃないですか、、ロンドンでは考えられない」とコメントした。海外では夜に赤信号で止まると、スリや強盗に狙われる場合もある。日本の治安がいいのは交番がたくさんあるから。警察官が常駐する交番は、日本発祥。今では世界で日本の交番システムを導入し、「KOBAN」は世界で通用する言葉になっている。
日本のいいところ「とにかく便利」。イタリア出身のテシさんは、「コンビニで何でもできちゃう。荷物を送りたいときに深夜でも行って送るだけ。イタリアだったら日曜日は全部閉まっている」とコメントした。例えばドイツでは日曜日や祝日の閉店が定められている。祝祭日がG7で一番多いのは日本。有給休暇の日数は、ドイツ30日、フランス25日、日本18.1日。有給休暇の取得率は、ドイツ約93%、フランス約94%、日本約63%。日本の有給休暇取得率は最下位。休まない日本人について、イギリス出身のジョージさんは、「休む=会社に迷惑をかけるというのが日本人の感覚。休むと申し訳ないという気持ちがあるから休めない」とコメントした。
日本のいいところについて、アメリカ出身・マットさんは、「店員さんを呼べるのがいい。アメリカでは店員さんを呼ぶのが失礼とされていて、気づいてもらうまで待つしかない」とコメントした。韓国のキムさんは、「酒の種類が多くて選ぶのも楽しみ」とコメントした。最近では日本のウイスキーが世界で人気。
日本のいいところは?。とても活気がある。お互いに敬意を払い合っている。街の人もみんなが笑顔。目上の人を敬う心もある。先祖を敬う文化。イルミネーションがきれいで街全体が美しく飾られている。神社などの建物が今もなお街や文化に取り入れられている。歴史的な建物と高層ビルが見事にまとまっている。若い世代でも浴衣や着物を着ている。パイロットの文房具、蛍光ペンや無印良品など日本の文房具が人気。
日本の手帳も海外で人気。「ほぼ日手帳」は2026年版だけで100万部を突破。売上の半分以上が海外で、100を超える国や地域に愛用者がいる。紙の品質がよく薄くて軽い、書き心地がいい。手で押さえなくても180度フラットに開くものが多い。海外で「TECHO」と呼ばれている。
ドン・キホーテには夜10時くらいになるとスーツケースなどを買いに来る外国人でにぎわう。スーツケースの売り上げはコロナ前と比べて倍増。自分の国に帰る時、どんなお土産を買うか?。中国・しおうは「のど飴と湿布」だという。
いま日本でメガネを購入する外国人が急増中。日本のメガネはすごく早く作れると評判。
メガネを作るためには医者の処方箋が必要な国が結構ある。日本は処方箋が必須ではない。メガネを作るための視力検査は医者じゃなくても良いとなり、20年ほど前に処方箋が必要なくなった。海外だとメガネのレンズは取り寄せが多いが、日本は店内にレンズの在庫がある。
日本が大好きな外国人が思う、日本のここが不思議。擬音で会話。物事の音や声、様子や状態を音で表す言葉を「オトマトペ」といい、日本人はよく使うが欧米ではあまり使うことがないため、とても難しいという。オノマトペを使った会話での失敗談を紹介。同じ擬音語・擬態語で色々な意味がある。無音の状況も音で表現。なぜ動詞が少ないとオノマトペが多くなるのか、日本語と英語を比べると分かる。日本語には複合動詞も多いため、動詞が少なくなったのではと考えられている。それぞれの国の犬、ニワトリ、ライオンの鳴き声を比べる。日本語では感じを変えると意味も変わるというのがあある。泣く(人)、鳴く(動物)、啼く(鳥)。
日本のここが不思議「曖昧な言い方」。中国のしおうさんは中国ははっきり言う文化。オブラートに包んで曖昧な言い方をする方が多い。空気を察しないといけない。イギリスのジョージさんはちょっと厳しいかもしれないと言われると、外国人は厳しいけどもしかしたらできると思ってしまう。その可能性を探る。日本人はきっぱり断らない。そこが外国人との違い。日本のここが不思議「最後まで言わない」。アメリカのマットさんは、金曜はちょっと…で終わる。どっち?大丈夫かもしれないけど…とかで終わる。「…」で終わる会話はアメリカではないという。日本のここが不思議「助詞の使い方が分かりづらい」。ちょっとニュアンスが違う。中国では同じ助詞なので難しいなどと話した。
日本の不思議で多かった意見はゴミ箱がほとんどないこと。観光庁の調査によると、訪日外国人の困りごとランキングで常に1位になっているのがゴミ箱の少なさ。日本大好きな外国人からはそこも日本の素晴らしいところと感じているという。
ジョージさんは少ないのにゴミが散らかっていない。そこが素晴らしいところ。テシさんは海外は掃除の教育がない。教育が海外では足りないと述べる。学校の掃除はアジアで多い習慣。欧米は清掃員が担当するため生徒が掃除をする習慣がない。首都美化運動では1964年の東京オリンピックに向けて「ゴミはゴミ箱」へというマナー徹底を呼びかけた。1995年に地下鉄サリン事件が起きる。通勤ラッシュ時を狙った犯行で多くの死傷者を出し日本中に衝撃を与えた。この事件後、テロ対策のためにゴミ箱を撤去。家庭ごみの廃棄防止のためにもゴミ箱がなくなる。
