- 出演者
- 高瀬耕造 嶋田ココ
オープニング映像。自作パスタアマチュア頂上決戦を開催。
全国のアマチュアを対象に一番自信のあるパスタを募集した。書類審査で3名を選出し、決戦を行い王者を決定する。審査員は日高良実と野崎翠。評価の基準はレシピ、見た目、オリジナリティー。
1人目、大島龍汰は3月まで高校の調理科に所属していた18歳。そのパスタ愛は異常。得意技は手打ち麺。開発した自作レシピは500以上。
2人目はパスタと家具の二刀流・浅間一元。料理をはじめたのは5年前、動画を手本にパスタを作りはじめドハマりした。今では3日に1度は本格パスタを作る。
- キーワード
- スパゲッティ家具職人風三条(新潟)
3人目は小麦に抱かれて眠りたい上坂学。フルート奏者でありながら、小麦ラバー。
頂上決戦のテーマはトマトを使ったあなただけのおもてなしパスタ。ルールは制限時間90分、1人前の食材費は1000円以内。大島はパスタマシンで麺を作る。高校時代のバイト代をつぎ込んで名店を食べ歩き研究したという。大島は高校を卒業し、4月からイタリア料理店に就職することが決まっている。大島はトマトが苦手だという。500の自作パスタの中にトマトを使ったレシピはない。テーマ発表から4日後、手打ち麺でトマトに対抗しようと考えた。大島は麺にクセのある食材を練り込みはじめた。トマトの酸味を打ち消そうとしたが、トマトの酸味にはかなわなかった。トマトと正面から向き合うしかないと考え、トマトを潰しはじめた。トマトウォーターを作り鯛と合わせる。方向性が決まってきたと思ったが、その後レシピが迷走し考えすぎて発熱してしまった。トマトが不得意な大島が見出したアイデアはトマトウォーターに昆布だしを入れるというもの。
浅間はドライトマト水を取り出す。浅間がパスタにハマったのには理由がある。決戦の3週間前、家具店に務める浅間は悩んでいた。実家は明治35年創業の老舗家具店。5代目の浅間は幼い頃から家業を継ぐことに何の疑問も持っていなかった。しかし、はじめて味わったパスタを作る喜び、プロの料理人になりたいと思うようになった。諦めきれない浅間は自分の思いを父に伝え、30歳にして料理人を目指すことを決意した。山形県のイタリア料理店で修行をはじめることにした。浅間の夢は家具とイタリア料理の融合。
フルート奏者の上坂は色の違う2枚の生地を伸ばしていた。うどんのようなパスタ麺を作っていた。決戦1か月前、上坂はやる気に満ち溢れていた。自作パスタにドはまり中の上坂はとことん追求する性分。ソースはザアルークのようなものにする。ザアルークはモロッコの家庭料理、トマトと焼いたナスをペースト状にしたもの。うどんパスタとモロッコ料理のハーモニーを導き出した。番組史上最速がレシピを完成させたと思ったが、麺がくっついてしまう。4日後、上坂は生地を踏みはじめた。すると狙いは当たり麺はくっつかなくなった。
残り40分。浅間はふきのとうを茹で、トマトウォーターを取り出した。大島と同じトマトウォーターだが、違う使い方を考えいた。決戦3週間目前、浅間は地元・新潟の直売所にやってきた。糖度8倍以上のフルーツトマトを入手して冷たいパスタを作ることにした。合わせるのはまぐろの赤身。麺はカッペリーニで安定して乾麺を選んだ。乾麺に魔法をかけるのがトマトウォーター。パスタの表面にトマトの香りと風味を絡める。
18歳の大島は詰め物パスタを作っていた。3月1日、大島は卒業式に臨んでいた。クラスメイトの前で決戦に向けた意気込みを話した。大島は小学生で料理をはじめた。きっかけは祖母の手伝いだった。中学生で自作パスタにハマり、高校では調理科を専攻した。大島がもてなしたい相手は将来料理人になっている自分。詰め物の餡はトマト・たまねぎ・大葉・ココアパウダー。
残り10分。上坂が作ったうどんパスタが茹で上がった。それぞれのパスタが完成した。
試食審査。フルート奏者・上坂が作ったのは「2色の手打ちパスタ モロッコ風」。浅間が作ったのは「トマトを“使った”スパゲティ~まぐろとトマトの宝石仕立て~」。大島が作ったのは「デクリネゾン 大島風」。評価の基準は味、オリジナリティー、トマトの使い方。
結果発表。優勝したのは浅間の「トマトを“使った”スパゲティ~まぐろとトマトの宝石仕立て~」に決定した。浅間は美味しいと言ってもらえたのがいちばんの願いだったので嬉しいと話した。審査員の評価は全部の食材をうまくつかっていいハーモニーになっていた、個性の強い食材もトマトでまとめてうまく表現できていたとした。
エンディング映像。
出演者大募集の告知。
次回予告が流れた。