2024年8月25日放送 18:00 - 18:55 日本テレビ

真相報道バンキシャ!
桝太一&後呂有紗が1週間の出来事を詳しく

出演者
後呂有紗 伊藤遼 桝太一 宮田裕章 古市憲寿 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と挨拶。

(ニュース)
「小石河」バラバラに…水面下では

自民党総裁選で10人以上の名前が挙がるポスト岸田候補の中から今回バンキシャが注目したのは、3年前の総裁選で連携した小石河連合こと小泉進次郎と石破茂、河野太郎。鳥取県八頭町にある神社境内には大勢の報道陣が集まっていた。中心にいたのは鳥取が地元の自民党・石破元幹事長。思い出の地でまずはお参りし、改めて総裁選出馬を明言した。小泉、河野両氏について「一回、一緒にやったんだもん。そんなに思いがばらばらのはずはない」と話していた。前回の総裁選では河野氏が出馬し、小泉氏と石破は支援に回った。しかし今回は3人それぞれが出馬へ。関係は一転、ライバルとなる。

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今回は“ライバル” 3人の思惑は

石破氏の最大の課題は国会議員票だ。これまで4回挑んだ総裁選では多くの党員票を集めたこともあったが、同僚である国会議員から支持を得られず涙をのんできた。今回もすでに党内からは「石破は後ろから鉄砲を撃つ人だ。いざというときに守ってくれないだろう」という声も上がっている。小泉元環境大臣はおととい石川県輪島市の能登半島地震の被災地を視察したが、2人のライバルについては語らなかった。しかし、水面下では菅前首相が動き始めていた。同じ神奈川県が地元で、いわば師弟関係。菅前首相は複数の国会議員に電話をかけ「進次郎をやっていくから、よろしく頼む」と伝えており、周辺議員は小泉氏支持で固まりつつある。党の重鎮を味方につけ、5日後の金曜日に出馬を正式表明する見通しの小泉氏。しかし、党内では力量を懸念する声も根強い。河野デジタル大臣はきのう、地元のバスケットボールチームの激励に訪れた。数時間後にはアフリカ3か国の閣僚と会談に臨んだ。外務大臣や防衛大臣を歴任し外交力が強み。自らが所属する麻生派を中心に支持拡大を狙う河野氏。54人を擁する麻生派は裏金事件後も唯一解散を決めていない。しかし、刷新感が求められる選挙だけに党内からは「今回支持するには麻生派を離脱することが条件」という声が上がっている。多くの派閥が解散を決めてから初めての総裁選。安倍派所属・山田美樹議員は「以前は派閥でどうこうというだったのだろうけど、今回はそういうのではないので、皆さんどうするのかなと。お互い色々意見交換したりしている」と話していた。山田氏は小泉氏を支持することを決めたが、これまでの選挙とは違いを感じているという。

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新たな“党の顔”脱派閥で混戦へ

自民党総裁選の候補者の中で出馬を表明している人などを紹介。古市憲寿は「国民に嫌がられることをできるかじゃないかなって、僕は思う。例えば減税は誰でもできる。でもそうじゃなくて、やっぱり今の日本の一番の問題って社会保障だと思う。現在も後期高齢者、団塊の世代がどんどん後期高齢者になっていて、2040年には団塊ジュニアも高齢者になり、医療費、年金とかの社会保障費がばく大に膨らんでいく。今の日本の社会保障の仕組みというのは若者が多かった時代、1960年代、70年代に作られたものなので、その仕組みはもはやもつわけはない。だからそこに手を突っ込めるかどうかだと思う。これまでの政権は正直、全部逃げてきたと思うから、そこにちゃんと手を突っ込めるぐらい圧倒的な人気を得て、国民と、ちゃんと理解を得ながら、社会保障改革をちゃんと進めていけるようなトップになってくれたらいい」と語った。宮田裕章は「そう、本来の総裁選の主旨は、国民によって選ばれた議員が、日本に対して適切なリーダーを選んでいく、そのプロセスを見せていくということ。現在、やはり話題になったポスターも内向きなんじゃないかという批判もあるが、やはりこの、次の選挙に勝てる顔を選ぼう、刷新感を出す、刷新ではなくて、刷新感って言葉も飛び交ってしまっているが、今、世界自体がもう難局、いわゆる為替の問題もあったり、戦争の問題もあったりする中で、どういうリーダーであれば、リーダーシップを執っていけるのか、日本を変えていけるのかということだったり、そういうことを見ていかなくてはいけないし、さらには、自分のこの選挙区の議員が、じゃあ、総裁選の中においてどうふるまったかというところも含めて、やっぱりこのプロセスの中で、何が変わるのか、変わらないのか、これ、やはり見極めていくことが、有権者にとっても非常に大切なんじゃないか」とコメントした。

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自由民主党総裁選挙
(最新ニュース)
きのう40HR40盗塁 大谷翔平 2戦連続41号HR

ドジャースの大谷翔平選手が2試合連続となる第41号ホームランを放った。史上最速での40本塁打、40盗塁到達から一夜明けたきょう、試合前には、右ひじの手術後初となるブルペンでの投球練習を行った。そして試合ではきょうも5回の第3打席。2試合連続となる第41号ツーランホームラン。体勢を崩されながらも、最後は右手1本で振り抜き、スタンドへ放った。

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タンパベイ・レイズマーセル・オズナロサンゼルス・ドジャース大谷翔平
(ニュース)
「iPS細胞」世界初の治験に密着

日本人の死因について、多いものから並べたものの紹介。一番多いのはがんで、去年は38万2492人が亡くなった。そして次に多い23万人以上の方が亡くなったのが、心疾患。バンキシャは、この心臓の治療に関する画期的な技術を取材した。iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を集めたものを重度の心不全の患者に移植する、世界初の治験が行われた。今月18日。バンキシャは、群馬県で行われた祭りへ。先頭でみこしを担ぐ岡村勇さん、68歳。以前は重い心不全に苦しんでいた。今回世界初の心臓治療の治験に参加。体のさまざまな細胞に変化できる、iPS細胞を使った心臓治療の治験。バンキシャが再生医療の最前線を取材した。

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おうら祭り人工多能性幹細胞厚生労働省邑楽町(群馬)

木曜日、バンキシャは岡村勇さんの自宅へ。およそ2年前、血管に複数の詰まりが見つかり重度の心不全と診断された。「大きな手術を受けなければ命が危ない」と、医師に告げられた。心不全は、心臓を動かす筋肉細胞、心筋細胞が減少し、収縮する力が弱まることで起きる。若い世代でも発症することがある。そんなとき医師からすすめられたのが、治験への参加。およそ1年半前、手術を受けた。この手術は心臓にiPS細胞から作った心筋細胞を注入し、収縮する力を高め、改善させるというもの。この治療法の研究を続けているのが、慶応大学の福田恵一名誉教授。心臓の再生医療研究をけん引してきた科学者の1人。治験5例目の手術の映像の紹介。心筋球5万個を特注の3本の針を使って心臓に移植する。針の先端には、特別な工夫が施されていて針を抜いたあと、出血や心筋球が流れ出るのを防止することができる。この針は9年ほど前からメーカーと研究チームで何度も話し合い、試行錯誤の末、完成したという。

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スズキプレシオン人工多能性幹細胞慶應義塾大学東京女子医科大学病院鹿沼市(栃木)
iPSで「再生医療」実用化へ一歩

実用化へ向け前進する心臓の再生医療。今後の課題はiPS細胞から作った心筋細胞の固まり、心筋球が、長距離の運搬に耐えられるか。この日は心筋球をクーラーボックスに入れ、450キロを運搬し、品質が変わらないことを確認。ここまでテストを何度も行っている。慶応大学・福田恵一名誉教授は「一歩一歩問題を見つけながら、それをこつこつと解決していくことで、最終的には世界の人たちが喜んでもらえるような治療になっていけばと考えている」と述べた。研究チームはこの治験が、独立した安全性評価委員会から承認されたとして、心筋球をこれまでの3倍、15万個注入する治験に進むと先月発表した。3年後の2027年、国からの承認を目指している。

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人工多能性幹細胞

宮田教授は「医学部の同僚としても大変お世話になってるが、今回、福田先生のこの治療はこの治験に至るまでの成績も非常にいいという。非常に期待を持って見守りたいなと思ってる」とコメント。古市憲寿は「いつか本当に、皮膚細胞からあらゆる臓器が作れて、病気がどんどんオーダーメードみたいに治せる時代がくればいいと思う。ただ、やっぱり治験を重ねて、安全性を確かめてるということを考えると、本当に夢みるようなことっていうのは、10年、20年でも進まないかもしれない。やっぱり過度に夢を見過ぎるんじゃなくて、期待もしつつも、そこはちゃんと冷静に見守っていきたいなということは思う。」とコメントした。

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福田恵一
(エンディング)
エンディング

来週は24時間テレビのためお休み。

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