- 出演者
- 高山一実 嶋佐和也(ニューヨーク) 屋敷裕政(ニューヨーク) 大和奈央 坂本彩 岸本小雪 和多田萌衣 菜月チョビ
人生初ドラマ撮影を終えたファイナリスト4人が女優として成長するための特別講義を受ける。今回の講師は劇団鹿殺し座長で演出家・俳優の菜月チョビ。劇団鹿殺しはオリジナル劇中歌やダンスを取り入れたエンターテインメント性の高い舞台で人気。身体を使った表現の素晴らしさを学ぶ。
収録終わりにMC3人がトーク。人間的に魅力のある先生でもっと話を聞きたかったなどと語り合った。ニューヨーク嶋佐は劇団鹿殺しを間違えて「鬼ごろし」と言ってしまい、屋敷に「シュッ」だよとツッコまれた。「シュッ」が何を意味するかは来週のお楽しみ。先生が教えてくれる疲れない呼吸法は必見だという。
今回の講師は劇団鹿殺し座長で演出家・俳優の菜月チョビ。大学在学中の2000年に丸尾丸一郎と劇団鹿殺しを旗揚げ。オリジナル楽曲・ダンスなど独自の音楽劇スタイルで観客を魅了。2010年には岸田國士戯曲賞の最終候補に選出された。
菜月チョビの特別講義のテーマは「身体を使った表現法」。菜月が芝居の中で身体表現が大事だと思ったきっかけはラスベガスで観たシルク・ドゥ・ソレイユ。「ザ・ビートルズ・ラブ」はサーカス仕立ての芸術的セットとアクロバットなパフォーマンスがアルバム「LOVE」の楽曲に合わせ繰り広げられる。お金を払うならこういうものが観たい。ありがたいものを舞台として作りたいと思ったという。
劇団鹿殺しの舞台を映像で紹介。1つ目は2018年の舞台「俺の骨をあげる」。覆面レスラーと元宝塚女優の間に生まれた少女タエが全力で生き抜く。出会った全ての人が少女タエの骨となり三途の川でライブをする。演奏は全編生バンド。覆面レスラーは高嶋政宏が演じた。当時の52歳の高嶋も劇団の若手と一緒にハードなトレーニングをこなしたという。鹿殺しは関西で旗揚げして上京したが、上京直後は劇場を借りることができなかったので、ライブハウスでバンドとバンドの間に芝居をしていた。2つ目は2015年の舞台「彼女の起源」を映像で紹介。父親に監禁されてきた姉と隣の部屋に住む弟が壁に隔てられながら支え合い生きていく物語。姉を菜月、弟を石崎ひゅーいが演じた。3つ目は代表作「ザ・ショルダーパッズ」。肩パッドを2枚張り合わせて股間の前貼りにしたという。
劇団鹿殺しの代表作「ザ・ショルダーパッズ」を映像で紹介。演劇の一番かっこいい部分を詰め込んだ作品だという。ライブハウスでバンド演奏の合間に演劇を披露していた鹿殺しは身体一つでどんな景色も観せられることを目指した。「ザ・ショルダーパッズ 銀河鉄道の夜」は気弱で孤独な少年・ジョバンニと親友のカムパネルラが銀河鉄道の旅をする物語。
菜月チョビが「チョビ」と名乗った理由を明かした。大学時代に好きだったネプチューンの堀内健が歌った「星の子チョビン」が由来。関西時代は星の子チョビンと名乗っていたが、上京する時に恥ずかしかったので「チョビ」だけを残した。劇団名も含めて全部変えたいと語った。
「私が女優になる日_」の次回予告。
エンディング映像。