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長野県を代表するリゾート地の1つである蓼科エリアを、今回の旅人の斎藤恭代が訪れた。斎藤恭代は立ち寄り入浴施設「蓼科温泉 小斉の湯」へ。男性専用の露天風呂「見晴らしの湯」。標高1275mに作られた露天風呂。天気が良ければ下には蓼科湖、遠くには南アルプスを望める。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。
斎藤恭代は奥蓼科温泉の旅館「信玄の薬湯 渋・辰野館」を訪れた。スタンダードな落ち着いた雰囲気の和室。全8部屋。「信玄の薬湯」では、開湯は奈良時代の末期と伝わる歴史あるお湯が注がれる。武田信玄の家来の傷などを癒やしたと伝わる。湯船は90cmと深め。乳白色のお湯。温泉成分が濃く、湯あたりしやすいため、長湯しないように中腰で浸かる。泉質は単純酸性冷鉱泉。1.6mほどの豪快な打たせ湯もある。
「信玄の薬湯 渋・辰野館」の食事処でいただく夕食。彩り豊かなプレート「森のたからものづくし」や、「信州産豚の鍋」などで構成されている。素材の味を楽しんでもらうため味付けは控えめにしている。
続いて、「信玄の薬湯 渋・辰野館」からバスと徒歩で15分ほどの場所にある「山の宿 明治温泉」へ。江戸時代から農家の湯治場として親しまれてきた場所にある。男女別の内湯。温泉成分に鉄が含まれるため、浴槽が茶褐色に染まっている。泉質はメタケイ酸などによる温泉法2条に規定する温泉。源泉は近くで自然湧出したものを、傾斜を利用して浴室まで運んでいる。24度の源泉そのままの湯船と、加温された湯船がある。
続いて「横谷温泉旅館」へ。81の客室がある大型旅館。露天風呂付特別室は、6畳の和室に12畳のベッドルーム、さらに温泉の露天風呂を備えた贅沢なつくりとなっている。宿の代名詞と言えるのが、渓流沿いにある巨石露天風呂。泉質は単純鉄冷鉱泉。鉄分に加え、二酸化炭素を含む茶褐色のお湯をかけ流しで楽しめる。
「横谷温泉旅館」には2種類の貸切風呂が隣り合わせにある。4畳を超える湯船には42度に調整されたお湯が流されている。鉄分に加え、天然の保湿成分と言われるメタケイ酸が豊富に含まれている。夕食は大きな氷の器に入った「旬の魚介盛込み」や、「蓼科牛のステーキ」などで構成されている。