2024年12月8日放送 14:30 - 15:00 TBS

稲垣吾郎とベートーヴェン

出演者
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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。初演から9年、観客からの熱烈な支持を受け、まもなく4回目の公演を迎える舞台『No.9 -不滅の旋律-』。主役のベートーヴェンを演じるのは稲垣吾郎。2024年11月のリハーサルに参加したのはピアニスト・石井琢磨。ウィーン国立音楽大学の修士課程を満場一致の最優秀で卒業し、現在もウィーンを拠点に世界で活躍する音楽家。今回は稲垣吾郎と石井琢磨が語り合う。

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(稲垣吾郎とベートーヴェン)
舞台『No.9 -不滅の旋律-』

ベートーヴェンについて、稲垣吾郎は最初は厳格で頑固なイメージがあったが、実際は繊細で感受性が豊かな人。チャーミングな人のイメージに変わったと話した。ベートーヴェンは2人の弟と一緒にウィーンで暮らし、彼らの面倒を見ていた。生涯を通じて数人の恋人がいたとされるベートーヴェン。その1人が貴族の女性・ヨゼフィーネ。心は通じ合っていたが、貴族と平民。2人は身分違いの恋にもがき苦しんでいた。ベートーヴェンには長きに渡って親交を深めた友人・シュトライヒャー夫妻(ピアノ職人)がいた。妻・ナネッテはベートーヴェン愛用のピアノを作っており、音色を変えられるピアノを製作するなど良き理解者であり、ベートーヴェンを支え続けた。そして、舞台のキーパーソンとなるのが、物語のオリジナルキャラクターでナネッテの妹・マリア。彼女はベートーヴェン家のメイドとなり、のちに秘書としてベートーヴェンの生涯を支えていく。石井琢磨はベートーヴェンが今生きていたら、間違いなく最先端の音楽を作っている人物だと思うと話した。舞台上では世界的に活躍する2人のピアニストが物語に合わせて名曲を奏でている。ベートーヴェンについて、梅田智也は生涯をかけて挑戦し続けた人物だと話した。末永匡は楽曲を破壊して新しいものを作った人物だと話した。交響曲に合唱を取り入れたのもベートーヴェンが最初。さらに王族や貴族に雇われず、自分が作りたい音楽を自由に作り続けた。彼はフリーランスを貫きながら、スーパースターとなった史上初の作曲家。ベートーヴェンが壊したのは“常識”。音楽という芸術を権力者から解放し、音楽の力で民衆を熱狂させた。発明家・メルツェルは実在した人物でメトロノームも彼の発明品。ベートーヴェンは音楽史上初めてメトロノームを本格的に使った作曲家としても知られている。さらにベートーヴェンは楽譜を印刷し、世界に自らの音楽を広めた先駆者。舞台でそのパートナーとして登場するのが実業家・ヴィクトル。ベートーヴェンは短気で横暴な性格、すぐに怒鳴り散らし、周りの人を困らせていた。役作りについて、稲垣吾郎は自分の中で鮮度を保ち、マンネリ化しないようにしていたなどと話した。

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No.9 -不滅の旋律-ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン東京国際フォーラム

4回も再演を続いた舞台の最大の魅力について、稲垣吾郎はベートーヴェンが生み出した音楽の力だと思うと話した。石井琢磨は作曲家は楽譜を書いて創作活動が終わりじゃない。その楽譜は誰かが演奏してこそ作品に昇華される。難しいのはベートーヴェンの曲を演奏するにあたって、1滴のエッセンスも必要。ドビュッシーは指示が細かいが、ベートーヴェンは奏者に預けている部分が多いと話した。舞台もベートーヴェンの作品の一つと言える。舞台の最大の魅力について、石井琢磨はピアニストの生演奏。コーラスも生なのはびっくりだと話した。舞台ではオペラの世界でも高い評価を得ている声楽家たち20人がキャストとして登場し、歌声を響かせている。石井琢磨はメジャーな作品だけじゃないところも魅力だと話した。4回目となる公演だが、そこにおごりや慢心は一切ない。物語はベートーヴェンを苦しめる父・ヨハンの幻影など様々な試練と感情が錯綜し、名曲“第九”の誕生へと向かっていく。聴覚を失う絶望の中、ベートーヴェンはどのようにして交響曲第九番を生み出したのか。

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No.9 -不滅の旋律-クロード・ドビュッシーピアノソナタ第12番ピアノソナタ第30番ピアノソナタ第32番ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン交響曲第9番東京国際フォーラム白井晃

ベートーヴェンは耳がほとんど聞こえない状態で作曲していた。石井琢磨は耳が聞こえない状態での作曲は不可能だと話した。どのようにして作曲したのかは舞台を見れば分かるという。舞台「No.9 -不滅の旋律-」は12月21日(土)に開幕。

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No.9 -不滅の旋律-ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン久留米シティプラザ東京国際フォーラム

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