- 出演者
- 大久保佳代子 高橋英樹 庭木櫻子
オープニング映像。
今回は能登半島地震で被災した御陣乗太鼓を取材した。御陣乗太鼓について大久保佳代子は「見たことはない。大迫力でちょっと怖い感じがする」などと話した。
- キーワード
- 令和6年 能登半島地震御陣乗太鼓
石川・輪島市名舟町にいた住民186人は能登半島地震で集団非難を余儀なくされ御陣乗太鼓の打ち手たちも離れ離れになった。4月半ば、石川・金沢市。避難生活を送るメンバーに復興支援のための出演依頼が少しずつ来るようになっていた。御陣乗太鼓は能登を代表する芸能として全国のファンから愛されてきた。
代々受け継がれてきた御陣乗太鼓を守っている御陣乗太鼓保存会 代表・槌谷さん。太鼓と面は奇跡的に無事だった。槌谷さんは新たな演奏活動の交渉やメンバーへの連絡など、震災後の雑務を一手に引き受けてきた。御陣乗太鼓の立て直しに道筋がつくまでは責任を持って役割を果たしたい。槌谷さんは勤めていた会社に退職願いを出した。
名舟大祭は町総出で取り組む一年で最大の行事。クライマックスは御陣乗太鼓。勇壮な響きを奉納する。しかし、祭りが行われる白山神社は全壊した。名舟大祭の奉納をすべきなのか、槌谷さんは答えを出せずにいた。
御陣乗太鼓保存会のメンバーがリモート出演。リモート先の石川・白山市の浅野太鼓楽器店では震災直後から太鼓や面を預かってくれているという。被災したことについて野口成二さんは「命があるだけでもありがたい。前を向いて頑張っていきたい」などと話した。
伊藤くん(9)には自閉スペクトラム症の傾向がある。集中力が優れている一方、人との交流が苦手で、ゲームの正解に閉じこもりがちだった。そんな伊藤くんを変えたのが御陣乗太鼓だった。幼稚園の時、石川県のショッピングセンターで、偶然、御陣乗太鼓を見たことがきっかけ。小学生になり、学校に行くのが辛いと感じるように。勇気をもらいたくて御陣乗太鼓の公演に通った。伊藤くんの存在は保存会のメンバーにとっても大きな励みになっている。
8月1日、輪島市名舟町の稽古場。御陣乗太鼓の打ち手6人が集まった。名舟大祭の神事が始まった。例年は2000人以上の観光客で埋め尽くされるが、今回は戻ってこられた住民だけ。
収録から2週間後、輪島市名舟町は記録的豪雨に見舞われ、再び孤立。さらなる試練にショックを受けながらも、御陣乗太鼓の打ち手たちは必死に前を向こうとしている。
エンディング映像。
次回予告が流れた。
NHKスペシャルの番組宣伝。
Dearにっぽんの番組宣伝。