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NPO法人「キープ・ママ・スマイリング」の光原ゆきが「病気の子どもや家族に必要な支援」について解説。「キープ・ママ・スマイリング」は2014年に設立されたNPO法人で活動を通じて病気の子どもを育てる母親・家族全体への支援を行っている。入院中の子どもに付き添う家族の生活実態調査によると子どもの看病をする親は寝食をとることがままならず、経済的な不安などにも襲われている。また、付き添い中の子どものケアに費やした時間は1日あたり「6時間以上」と答えた人が8割にのぼった。光原は「そもそも親が安心して付き添える環境に置かれていないことは病気の子どもの権利を侵害していることに直結します」と指摘。病院のこども憲章では親に宿泊設備が提供されることや付き添いのために経済的損失を被るべきではないことが明記されている。欧米では医療機関だけにとどまらず社会全体で親が安心して付き添える環境が整備されており、「この視点が日本社会に欠けていることが問題で医療者・医療機関のみならず社会全体で共有・認識し親が安心して付き添える環境や制度を社会的に整備していくことが重要です」と提言した。

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