2023年9月21日放送 4:00 - 4:10 NHK総合

視点・論点
認知症診療の新時代を迎えて

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オープニング

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(視点・論点)
認知症診療の新時代を迎えて

山田正仁院長によると、2025年には約700万人が認知症になると推計されている。認知症となると出来事自体を忘れたり、日常生活に支障を来す。脳内で神経細胞の障害が起きたり、減少するのがアルツハイマー病で、進行とともに認知症の症状も出てくる。新薬は神経細胞の障害、減少を惹起する原因物質に直接働きかけるという。脳の変化そのものに影響を及ぼすため、病気の進行が緩やかになる。また、治療開始が早ければ早いほど、より病気の進行を抑制できる。新薬「レカネマブ」を使用する前、脳の画像診断、脳脊髄液による検査が必要で、治療中は医療機関への通院頻度が高くなる。専門的な検査のための機材、副作用を監視する人材、病院へのアクセスの他、価格も課題がある。アメリカでは年間約390万円にのぼる。日本の場合、高額医療費制度により一定の上限がある他、早期に治療を開始して症状の進行を遅らせることができれば、自立した生活を送る期間を伸ばせる。家族の介護負担、介護費用を減らすことができるなど、社会的にプラスとなる面もある。

キーワード
アルツハイマー病レカネマブ九段坂病院認知症軽度認知障害
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