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(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
(視点・論点)
老いの心構え
老いについて、山極さんが解説。繁殖能力がなくなれば寿命を終える動物とは異なり、老いと長く向き合えるのは人間だけ。これまで人間は「多子高齢化」という社会モデルで進化してきた。ゴリラは高齢でも生活や育児においてコミュニティーの中で活躍していて、高齢者の知恵で子どもの喧嘩を和解などすることも。
進化の過程で人間の脳が大きくなったのは、集団の規模が大きくなって仲間の特徴や社会環境をよく記憶する必要が生じたためという仮説がある。これで考えると現代人の脳の大きさで対応できるのは約150人で、「信頼できる仲間」の数の上限ともいえる。現代にあるべき老い方は、知識ではなく知恵を活かすこと。老いにふさわしい居住まいをするには、オススメは地方暮らし。山極さんは「若い世代のマネをするのではなく 相応の装いを心がけるべき」とし、「 老いでなければ気づかないことに興じる楽しさを味わうべき」など訴えた。
(エンディング)
エンディング
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