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オープニング映像。
世界各地の家庭で一緒に料理を行なう活動をする岡根谷実里さんが食から社会をみている。アボカドの世界一の生産地はメキシコだが、2021年にメキシコ郊外の家庭を訪れたとき、アボカドは高くて小さいものしか手に入りにくいという状況出会った。世界的に需要が高まる中で、メキシコ政府が輸出を増やし地元への供給が不安定になっている。また、生産拡大のため森林破壊が深刻化しているなどの課題がある。特に岡根谷さんが特に考えさせられたのは2025年にエジプトに住むスーダン人親子と過ごした時のこと。元はスーダンに住んでいたが内戦の激化で1年前にエジプトに避難してきた。隣り合う国なので似ている料理も多くある。スーダンにいた時はバミヤに牛肉を入れていたが、エジプトでは高いので肉無しのバミヤ。
アラブ諸国では低所得者でもパンだけは安く買えるよう補助金や配給によって供給されることが多い。エジプトで最も一般的なパンは丸くて平たいアエーシ・バラディ。スーダン人の母親はスーダンのものに味と食感が近いパンを購入している。パン一つとっても文化や歴史、経済、人々の暮らしが映されている。エジプトのこの地区にはスーダン人と同じくらい多くのリビア人が住んでいる。近隣国はそれぞれ争いを抱えていてエジプトの大都市郊外のこの地域は多国籍な難民地区になっている。エジプトには食料配給カードのようなものがあって低所得者はパンや油などを安く買えるようになっているはずだが、移民・難民には適用されない。世界には長期化した戦争や紛争が多くある。見えていなかった現実に気づかせてくれたのが料理を通じての経験だった。知ることは選択を見直し世界を変える一歩。
エンディング映像。
