- 出演者
- 小峠英二(バイきんぐ) 熊崎俊太郎
今回、紅茶の魅力を徹底解明。
オープニング映像。謎解き戦士!ガリベンガーV~フェニックスVer~.が流れた。
熊崎俊太郎氏は数百種類のお茶をブレンドし、新たな味を生み出したり、同じ味を守ることに努めている。同氏がブレンドした紅茶は有名ホテルも取り扱うほど。さらに熊崎氏は茶葉に含まれる消化酵素が空気に触れると、酸化が進むなどと説明。ただ、収穫してすぐに高温の熱を加えると酸化がストップする。茶葉がある程度、酸化した段階で熱を加えると烏龍茶、より酸化が進んだところで熱を加えると紅茶となるという。
熊崎氏はインド産、スリランカ産など14種類の茶葉を用意した。なお、アールグレイはチャールズ・グレイ伯爵の残したレシピをもとにした紅茶で、ベルガモットオレンジなどの柑橘系果実の香りがついている。小峠英二は茶葉の匂いを1種類ずつ嗅ぎ、アールグレイ、ケニア産を気に入っていた。
ダージリン、セイロン、アッサムの3種類の紅茶が用意され、熊崎氏は「まず香りを感じ、次に味を堪能していただく」などと説明。茶葉それぞれに色があり、見た目は違えど、3種類とも濃さ、量は均一にしている。熊崎氏によると、お湯の温度が80℃以下だとえぐみが出てしまうといい、茶器も温めておく必要がある。小峠はボロアパートに住んでいた下積み時代、住人だったベトナム人に茶を振る舞ってもらった。片言の日本語だったのに「お湯は100℃」の部分だけはよほど大事なことだったのか、流暢だったという。
熊崎氏はポットにお湯を注いだとき、茶葉の上下運動「ジャンピング」が見られると紅茶が美味しくなると説明した。
ティーバッグで紅茶を淹れる時、お湯の中で振ってしまうのは好ましくない。えぐみ成分が溶けだしてしまう。また、ティーバッグにスプーンを押し当てて紅茶を出そうとすると、渋みが出てしまうという。
熊崎氏はティーバッグでの紅茶の淹れ方を紹介。ティーバッグを逆さにして袋の中に膨らみを作り、沸騰したお湯をカップに注ぐ。そこにティーバッグを入れると、袋の中で茶葉が上下運動する。ティーバッグは振らず、40~2分蒸らすこと。好ましい淹れ方と好ましくない淹れ方でそれぞれ用意された紅茶を試飲し、小峠は「全然違う」と吐露した。熊崎氏は「紅茶は茶葉の良いところをお湯に移す料理」と表現した。
「謎解き戦士!ガリベンガーV」の次回予告。