- 出演者
- 渡辺和洋 斉藤舞子 前田有一 新谷里映 赤ペン瀧川
オープニング映像。
オープニングの挨拶。今回は2025年下半期イチオシ邦画座談会。
1月7日放送「超ホンマでっか!?TV」、1月8日スタートのドラマ「プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮」、1月10日放送「土曜プレミアム 逃走中 ~トリプルミッションインポッシブル~」に届いた視聴者の声を紹介した。
フジテレビ社外モニター会議が開かれ、「Live News イット!」について、視聴者から選ばれた社外モニターと番組担当者が意見を交換した。
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- Live News イット!渡邊貴
昨年は「国宝」が実写邦画歴代興行収入1位の記録を更新。米アカデミー賞の国際長編映画部門でノミネート候補作に選ばれた。日本映画のトレンドに詳しい映画評論家・前田有一さん、映画ライター・新谷里映さん、映画プレゼンター・赤ペン瀧川さんをスタジオに招き、去年7月~12月の下半期に公開された邦画の中からイチオシを紹介しながら最新トレンドに迫る。昨年は「国宝」が大ヒット。前田有一は日本のヒット作が世界でも認められるようになってきて日本映画全体がレベルアップしていると語った。去年12月にはトム・クルーズが米ロサンゼルスで「国宝」の上映会を主催して作品を絶賛した。「国宝」は6月公開なので今回は除外。3人がイチオシ作品を発表。前田は「爆弾」、新谷里映は「宝島」、赤ペン瀧川は「栄光のバックホーム」だった。
映画評論家・前田有一さんが選んだ2025年下半期イチオシ邦画は「爆弾」。去年10月に公開され、興行収入30億円を突破。東京のどこかに爆弾が仕掛けられた中、爆弾の存在を予告する中年男と刑事による取調室での攻防が描かれるサスペンス作品。前田は日本の実写映画が今まで苦手にしていた実在の街でテロや大規模犯罪が起きるリアルなパニック映画で観てて嬉しくなったと語った。赤ペン瀧川は「観客がこれくらいで何とかしてくれるんじゃないかの上をいくことが起き続けるのが興奮する」と評価した。「爆弾」を観た後に「沈黙たちの沈黙」を見返したという新谷里映は「アンソニー・ホプキンスの出番は思った以上に少ない」と紹介し、佐藤二朗の「ここがベスト」みたいところを絞って欲しかったと語った。
映画ライター・新谷里映さんが選んだ2025年下半期イチオシ邦画は「宝島」。去年9月公開。アメリカ統治下の沖縄を舞台に米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アキヤー”と呼ばれる若者たちが懸命に生きる姿を描く。妻夫木聡が演じるグスクが未来について希望を語るシーンを観たとき、今の日本社会でその希望を叶えられていない現実を感じ、考えることを諦めてはいけないというメッセージを強く受け取ったという。前田はセットのこだわり、光の当て方など計算して頑張っているが、楽しむには沖縄の歴史など基礎教養が必要と語った。
赤ペン瀧川さんが選んだ2025年下半期イチオシ邦画は「栄光のバックホーム」。去年11月公開。阪神タイガースに入団し、将来を期待されながらも21歳で脳腫瘍を発症し、引退を余儀なくされた元プロ野球選手・横田慎太郎の軌跡を描く。自分も何かできることがあるかもしれないと感じる作品。主演したのは新人俳優の松谷鷹也。ひたすら一生懸命に演じる姿が横田の人生を体現していたという。前田は松谷のバッティングフォームが完全にプロで見応えが出たと語った。
ゲスト3人が2025年下半期に公開された実写邦画の中からサプライズ作品を発表。前田は「この夏の星を見る」、新谷は「次元を超える」、瀧川は「揺さぶられる正義」を選んだ。「この夏の星を見る」は去年7月公開。コロナ禍により部活動が制限される中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」をオンライン開催する高校生たちを描く。
「次元を超える」は去年10月公開。行方不明になった修行者とその捜索を依頼された暗殺者が繰り広げる壮大な追跡劇を描く。「こんなSFあったんですか」というぐらいすごい世界観で描かれているという。瀧川は圧倒的なセンスを感じると評価した。
「揺さぶられる正義」は去年9月に公開。乳児を激しく揺さぶったとして親などが逮捕起訴されるも次々と無罪判決が出された「揺さぶられっ子症候群」事件を検証したドキュメンタリー映画。関西テレビの報道記者・上田大輔氏が監督を務めた。虐待をなくしたい検察側の医師、冤罪をなくしたい被告側の弁護士、2つの正義の闘いを描いている。虐待であることを強く報道してしまったマスコミ「報道側の正義」も揺さぶられる。前田は映画一本が世の中を変えた稀有な例と評価した。
最後に2026年の日本映画界に期待することを聞いた。前田はアメリカでワーナーが買収されるニュースがあり、日本の映画界も配信という大きな流通網を考えないといけない。新谷はオリジナルの作品で映画を観たい。瀧川は「日本アカデミー賞を受賞した侍タイムスリッパー」のような面白い自主映画が次々に出てくれると宣伝のしがいがあると語った。
