- 出演者
- 劇団ひとり 野口聡一 王林
オープニング映像。
ゲストの王林は「(宇宙に)行ってみたい気持ちはあるが、リアルにはまだ思えない」などと話した。
計画では、2025年に宇宙飛行士が月を周回、2026年に宇宙飛行士が月面着陸、2030年代に月面基地完成予定となっている。
野口聡一がNASA ジョンソン宇宙センターに潜入取材。ここには月面を再現した施設があるという。案内された場所は巨大なプール。無重量環境訓練施設といい、プールの底には国際宇宙ステーション実物大模型があり、月面が再現されている。宇宙空間は無重力。水の浮力を利用して宇宙飛行士たちが訓練している。また、野口は月面探査車を見学。実際に試験走行もさせてもらった。
王林からの質問で「月にはどうやって行く?」。宇宙飛行士を月に運ぶのはオリオンという名前の宇宙船。オリオンはロケットと合体して地球を飛び立つ。炎やガスを噴射してエンジンの役割を果たすのがロケット。オリオンがあるのはその先端部分。ロケットの推進力で宇宙に到達したらオリオンだけで月に向かう。月の周りにはゲートウェイと呼ばれる中継基地が建設される予定。オリオンはゲートウェイにドッキング。宇宙飛行士が着陸船に乗り換え、月面に降り立つ。
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- オリオン
野口聡一がNASA ジョンソン宇宙センターに潜入取材。オリオンは来年4人の宇宙飛行士を乗せて月に飛び立つ。高さ約3m。船内はかなり狭い。操作は寝転がりながら行う。月までは往復10日間の道のり。
オリオンでの生活はさまざまな制限があり、その一つが水。野口聡一は「水は貴重。場合によっては歯磨きはうがいもせずに飲み込む人もいる」と解説した。ことし7月、日本は無人機の月面着陸を成功させた。世界で5番目。しかし、野口は「順番の問題ではない」と話した。
海外メディアが”ジャパニーズ・ムーンスナイパー”と表現したSLIM。世界初のピンポイント月面着陸を目指した。これまでの月面探査は無事に着陸することが最優先とされた。SLIMには日本が開発した特別な技術が使われた。それは画像照合航法。SLIMが月を撮影し、月の画像と照らし合わせて自分の位置を確認する方法。エンジンを1つ失いながらもSLIMはピンポイント着陸を成功させた。目標陳点からわずか55mの誤差だった。
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- SLIM國中均宇宙航空研究開発機構
SLIMについて野口聡一は「降りたい所に降りれるっていうのは本当にすごい」などと絶賛した。SLIMが写った写真を撮ったのは超小型探査ロボットLEV-2。JAXAがおもちゃメーカーと共同で開発した。このLEV-2は自分でSLIMを探し出して写真を撮るよう設定されている。
宇宙飛行士を月面に運ぼうと開発中のスターシップ。4600億円以上をかけた巨大プロジェクト。ミッションを託されたのはイーロン・マスク。野口聡一は開発現場へ向かった。開発拠点はスペースX社のスターベース。メキシコ湾に面した広大な敷地に約2000人の技術者が集まっている。イーロン・マスクを追い続けている宇宙系YouTuberのティム・ドッドさんは開発初期からスターシップを取材。失敗の様子も余すところなく発信してきた。その情熱がイーロン・マスクの目に留まり、スターベースの取材を許されるようになった人物。そんなティム・ドッドさんから野口は話を聞いた。
イーロン・マスクについて野口聡一は「失敗してもへこたれずに、そこまでで学んだことをすぐに吸収して次のトライに使っていく」と解説した。「地球が滅びそうなときに人類を救うとしたらどんなアイデアがある?」という質問に、王林は「地球をロケットにしちゃう」と回答した。
地球から400km上空にある国際宇宙ステーション。去年8月から人類が月面生活を送るための研究を日本人が続けている。それが、JAXA宇宙飛行士の古川聡。古川は医者でもある。宇宙への生活が古川の身体に及ぼす影響を研究している。古川は「人間が月や火星に永住するようになれば筋肉が萎縮したり骨が弱くなったりする」「火星人に近い形に変化していくかもしれない」などと話した。
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- 国際宇宙ステーション大谷翔平
劇団ひとりは「こういうVTR見てると、自分もそのうち行けるんじゃないかって気になっちゃう」などと話した。
エンディング映像。
- 過去の放送
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2024年2月11日(15:55)