- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 中畑清 ハシヤスメ・アツコ
オープニング映像。
今回は、ボブ・ディランにまつわるすごいギター、1700年前の中国で作られた摩訶不思議な壷、名画鑑定大会にはビッグネームのお宝が続出。
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- ボブ・ディラン
今田耕司はコンタクトレンズがズレてしまって左の菅井友香ははっきり見えるが、右の福澤朗はぼーっと見えると話した。
ゲストは元プロ野球選手の中畑清。駒澤大学在学中に東都大学野球リーグで5度の優勝、学生日本一を2回達成。1975年のドラフト会議当日の新聞では巨人が1位指名確実と報じられたが、3位で指名され入団。入団4年目に一軍に定着し“絶好調男”と呼ばれるようになり球界きっての人気者に。引退を決めていた1989年の日本シリーズでは第7戦で代打で登場しホームランを放った。その後は2012年から4年間、横浜DeNAベイスターズの初代監督を務め、現在は野球解説者として活躍している。2016年に番組に出演した際には宮本武蔵の掛軸を持ち込んだが偽物だった。
中畑清のお宝は富岡鉄斎の巻物2点。本人評価額は240万円、鑑定結果は2000円だった。富岡鉄斎の作品ではないということだった。田中大は「鉄斎の贋作の中でもひどいもの」と評価した。
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- 富岡鉄斎
依頼人は柏市公設市場内の食堂「どんぶり市場いそぎや」の店主・野口さん。フォークソング好きの野口さんは全国各地のフォーク酒場をめぐっているという。お宝は10年ほど前に楽器店の主から「世界に175台しかない」と言われて衝動買いしたギター。
依頼人の野口さんがスタジオに登場。依頼品は「ギブソン SJ-200 ボブ・ディランモデル」。10年前に95万円で購入したものだという。
ボブ・ディランは歌手として史上始めてノーベル文学賞を受賞したアメリカのミュージシャン。1941年にミネソタ州でユダヤ系の両親のもとに生まれ、幼い頃から音楽に興味を持ち、独学でピアノやギターを習得。20歳のときにニューヨークで弾き語りをしていたところ、独特の歌い方がレコード会社のプロデューサーの耳にとまりデビュー。「風に吹かれて」で一躍注目され、社会派のフォークシンガーとして認められたが、ひとつのイメージに縛られるのを嫌い、1965年にまったく異なるロックナンバー「ライク・ア・ローリング・ストーン」を発表。その後もジャンルにとらわれることなく精力的に作品を発表。2016年にミュージシャン史上初のノーベル文学賞を受賞。83歳の現在もライブ活動を続けている。
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- いつまでも若くウディに捧げる歌ソニー・ミュージックレーベルズダルース(アメリカ)ニューポート・フォーク・フェスティバル 1963~1965フリーホイーリンボブ・ディランポール・マッカートニーミスター・タンブリン・マンライク・ア・ローリング・ストーン天国への扉戦争の親玉見張塔からずっと
依頼品は2014年に発売された「ギブソン SJ-200 ボブ・ディラン コレクターズ・エディション」。限定175本。形状はディラン愛用のSJ-200の完全レプリカだが、素材や装飾はオリジナル。ボディの中のラベルには直筆サインも。果たして鑑定やいかに?
依頼品「ギブソン SJ-200 ボブ・ディランモデル」。本人評価額は150万円、鑑定結果は300万円だった。本物で間違いなく、限定175本のうち日本発売は40本で当時すぐに完売になったものだという。
ゲストコメンテーターは元BiSHのハシヤスメ・アツコ。絵を見るのもの好きだが、粘土で指輪などを作るのが好きだという。
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- BiSH
依頼者はテニスに熱中しているという大山さん。依頼品は鈴木信太郎の油絵。鈴木信太郎は人形や花など身近なものをモチーフに素朴で色彩豊かな作品を描き“カラリスト”と呼ばれた。大山さんは去年、よく行くテニスコートで試合をした見知らぬ男性から聞いてネットオークションで購入したという。本人評価額は150万円、鑑定結果は3000円。贋作だということだった。
続いての依頼人は5年前から独学で油絵を描き始めたという松本さん。依頼品はキース・ヘリングのシルクスクリーン。キースは1980年代にアメリカンポップアートの旗手として活躍。31歳の若さで夭折した天才アーティスト。松本さんは若い頃に即売会で10万円で購入したという。本人評価額は1000万円、鑑定結果は400万円。本物だということだった。
続いての依頼者は岐阜県で農業をしている片岡さん。依頼品は 岡田三郎助の油絵。岡田三郎助は明治から昭和にかけて活躍した美人画の大家。もともとは片岡さんの知人の母が所有していたものだという。本人評価額は2000万円、鑑定結果は1000円だった。画風やタッチを見ても岡田三郎助のものではないということだった。
続いての依頼者は松戸で喫茶店「すてんどぐらするーむ かめや」を経営する秦さん。依頼品はレオナール・フジタの水彩画。フジタはパリで認められた世界的な画家。依頼品に描かれているのはイカ。額の裏には1948年と記されている。祖父が友人からもらったものだという。本人評価額は100万円、鑑定結果は?
祖父が遺したレオナール・フジタの水彩画。鑑定結果は1000円で偽物ということだった。
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- レオナール・フジタ
続いての依頼者は犬と猫を飼っているという藤さん。依頼品は佐野繁次郎の水彩画。佐野繁次郎は独特の色彩感覚でユーモアあふれる作品を制作。書籍の装丁や挿絵も数多く手掛け、人気を博した。藤さんの父が佐野の主治医をしておりもらった絵だという。本人評価額は30万円、鑑定結果は200万円。本物で間違いないという。
次の依頼人は千葉・四街道市の大熊さん。骨董収集歴30年以上、玄関前の鑑賞室には焼き物や石、絵などを飾っている。依頼品は1700年前に中国でつくられた珍しい形の壺。20年程前に馴染みの骨董商から勧められて購入したものだという。
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- 四街道市(千葉)
スタジオに依頼人の大熊さんが登場。依頼品は中国の副葬品である神亭壺。大熊さんは70万円で購入したという。
古代中国の権力者の墓には財宝と共に生きた馬や家畜、生身の奴隷までもが服装された。しかし、戦国時代になると戦に大量の人馬を要したため、墓には人間や動物を模した焼き物が副葬されるようになった。三国~西晋時代にかけて青磁の制作が盛んになると一風変わった明器・神亭壺が登場。制作された期間が100年足らずで、細かなつくりの上部が壊れやすいため完全な形で残っているものは極めて少ない。依頼品は5層の楼閣がついた神亭壺で高さは50cm。果たして鑑定やいかに?