- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 片渕茜 菅井友香 船越英一郎 吉川美代子 ニシダ(ラランド) サーヤ(ラランド)
依頼品は「山下清が絵付した焼物5点」、5点で150万円。放浪の天才画家・山下清は貼り絵「長岡の花火」、ペン画「東海道五十三次」などを生み出した。18歳から放浪を繰り返し、行方知らずとなっていた山下清の名前が「日本のゴッホいまいずこ?」という新聞記事をきっかけに全国に知れ渡った。4日後鹿児島で発見されると話題となり、山下清ブームが巻き起こった。展覧会が全国で開かれ、画家としての全国行脚が始まった。陶磁器の絵付をはじめたきっかけは島根・湯町での絵付体験。陶磁器への絵付は曲面に描くため難しいが山下清は下絵もなく、いきなり描いた。展覧会で全国をまわりながら、窯元があると聞けば訪れ、絵付した。2年間で絵付した陶磁器は約600点。
お宝の入手経緯は様々である。しかしタダで手に入れたものに高値がついたときほど驚くことはない。そこで第1回 タダで手に入れたお宝鑑定大会。鑑定士は増田孝・山村浩一・北原照久。ゲストコメンテーターは船越英一郎。
藤原さんのお宝はブリキの鉄腕アトムとスーパージェッターであった。10数年前古い物小屋の建て替え工事を請け負った際中からこの人形を発見したという。依頼主に子供のおもちゃとしてタダで譲って頂いたという。本人評価額は28万円で鑑定結果は9万円であった。スーパージェッターが5万円で鉄腕アトムが4万円であった。
堀さんのお宝は藤原定家の書であった。堀さんは「もしかしたらって思って応募した」などと話した。本人評価額は30万円で鑑定結果は1000円であった。寺子屋の習字の手本の字だという。
福岡さんのお宝は棟方志功の肉筆画であった。福岡さんは「親戚から新築祝いにタダで頂いた」などと話した。本人評価額は額縁代の20万円で150万円であった。山村氏は「本物で間違いありません」などと話した。
田沼さんのお宝はグランプリ野郎の未組立プラモデルであった。このプラモデルは1967年から68年に今井科学が発売したものである。この車は田沼さんがデザインしたという。プラモデル化した際出版社からタダで10台送られてきたという。本人評価額は2万円であった。
薬師寺さんのお宝は西郷隆盛の書であった。2年前遺品整理の手伝いにいったところ娘が掛け軸をほめたところ友人が取っていっていいよなどと言ったという。本人評価額は150万円で鑑定結果は1万円であった。西郷隆盛の書は偽物だという。
続いての依頼人はさいたま市の佐橋さん(79)。柔道歴67年・六段で小学生に柔道を教えているという。佐橋さんのお宝は、40年ほど前に滋賀の寺で住職をしていた父が亡くなった際に受け取った骨董の1つだという。
佐橋さんのお宝は徳川慶喜の書。1867年、徳川幕府は約260年にわたって掌握してきた政権を朝廷に返上。これにより慶喜は31歳の若さにして政治の表舞台から去り、静岡に移住。外部との接触を避け、家族や使用人とともに表向きはひっそりと暮らした。生来新しい物好きで、その後の人生は趣味に没頭。とりわけ熱中したのが写真であった。油絵にも情熱を注ぎ、中島鍬次郎を静岡に呼びよせて手ほどきを受けた。そして生涯にわたって研鑽を積んだのが書。亡くなる2年前には東京・日本橋の親柱の題字を手掛けている。依頼品は徳川慶喜の書2幅。隷書体による五言絶句。慶喜の書は任期が高く、偽物も多いというが果たして鑑定やいかに。
依頼品は「徳川慶喜の書」。本人評価額は100万円だが、鑑定の結果は2万円だった。徳川慶喜の書ではなく、印がおしてあるので偽物だという。
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