- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 松下賢次
オープニング映像が流れた。
今田さんは「こないだはりけ~んずをご飯に連れて行ってきた。2人が俺の目の前で『兄さん美味しいです!こんなん初めてです!』というが、あの2人のビジュアルで全然かわいくない。」などと話した。
本日のゲストは“世界のマツシタ”こと元TBSアナウンサーの松下賢次さん。1953年、東京都の生まれ。幼いことから人前で話すことが大好きで、小学生のときにはテレビで覚えた落語を近所の人に披露していたほど。1975年、アナウンサーとしてTBSに入社。30代のころ夕方のニュース番組でスポーツを担当していた際、コーナーの〆のコメントで「甲子園はきょうどれくらい入っているでしょうか?アルプス一万弱!」、「アメリカンフットボールの選手はもめてもすぐ仲直りする。雨降っと地固まる!」といった寒いダジャレを連発していたところ、そのユニークなキャラクターをいかさない手はないと1986年、国民的歌番組「ザ・ベストテン」の司会に抜擢された。共に司会をつとめた黒柳徹子さんのトーク力に圧倒されぱなしだったそうだが、ここでも持ち前のダジャレでなんとか暗いつていった。しかし松下さんといえばやはりスポーツの実況。2001年の第1回WBCでは準決勝の韓国戦、0-0の7回、大スランプにあえいでいた福留孝介選手が代打で登場したときに松下さんが思わず「生き返れ福留!」ち叫んだところ、その直後福留がホームラン。勢いそのままに日本は初代王者になった。そしてゴルフの祭典「マスターズ」は現地リポーターのころを含めると23回担当。まさにライフワークとなった。2013年、定年退職を機にフリーランスに。モットーは「生涯実況」だそう。
依頼品は「故・星野仙一さんから頂いたウブロの腕時計」。本人評価額は20万円。鑑定結果は100万円。鑑定人は「“闘将”と言われた星野仙一さんが長年愛用していた貴重なウブロの時計。しかし依頼品は2003年の優勝記念のときの時計ではない。デザインが異なっている。時計自体は市販品。2003~2004年ごろの星野さんの動画などを見ると依頼品と同じ時計を着用しているのが確認できる。星野さんの腕で時を刻んでいたこの時計が松下さんのもとで今も変わらずに動き続けているということが素敵なことだと思う。ぜひ末永く大切になさってください。」などと話した。松下さんは「これからも家宝にする」という。
長野県佐久市から。依頼人は大きな絵を制作中の清水文彦さん(78)。油絵歴は60年以上、全国規模の展覧会「一水会」で入選したこともあり、いま描いている絵は日本の美術展の最高峰・日展に出展しようと考えているそう。お宝は「地元・長野県出身の知られざる彫刻家の大作」だそう。20年ほど前、知人から電話があり「あるものをぜひ買って欲しい」とお願いされたという。言われた倉庫に向かうと高さ2メートルを超える巨大な彫刻があった。断るつもりだったが、お世話になっていたこともあり、言い値の30万円で購入したという。しかも「自分で持って帰って欲しい」と言われ、乗っていっていた軽自動車に乗せて持って帰った。以来置きっぱなしで、家族からは「なんでこんなものが玄関に?」と邪魔者扱いされているという。しかし毎日眺めていると「ひょっとするとすごいものなのかも」と思うようになったという。依頼品は清水芳仙の木彫。年老いた鵜匠が寄り添う子どもに話しかけている作品「鵜飼」は牙彫=象牙彫刻。2人の表情はもちろん、腕の血管。脚の爪などいずれも緻密でさらにカゴ・網など素材の質感までも見事に彫り分けている。作者は清水芳仙。明治~昭和前期にかけ活躍した彫刻家だが、現存する作品は極めて少ない。1877年、長野県川辺村の生まれ、20歳の頃に彫刻家を志して上京。名工・吉田芳明に師事し、牙彫を学んだ。28歳のときに父の死によりやむなく帰郷。その後は農業をしながら黙々と創作に励んだ。「花の日」は芳仙の牙彫における代表作。しかしその後、牙彫は急速に衰退。替わって彫刻界のは木彫だった。芳仙は木彫においても類稀な才能を発揮する。第11回文展に入選した「山国の女」は台座を含めると高さ170センチの大作。続く第12回文展に「霧窪の伝説によりて」を出品するとまたも入選。一本の木から掘り上げた「一木造り」で、女の顔・体は写実的に彫られているが、背もたれにはあえて荒々しいノミ跡を残している。その後は町から頼まれ、浅間山の溶岩を彫り上げた「小諸城址模型」などを手掛けたが、次第に彫刻界からは身を引いていった。依頼品を確認。高さ210センチ、重さ120キロ。不思議なポーズで斜め上を向いた裸婦が右手で布を持ち上げている。驚くべきはこの大きさながら「一木造り」であること。鑑定は?
「清水芳仙の木彫」、本人評価額は300万円。結果は350万円だった。大熊氏は「非常に素晴らしい作品。構図もよく出来ているし、全体のプロポーション。ここまで一木から彫り出してできるのかというほど。おそらく牙彫の技術が生きていたんだと思う。作品としては『第12回文展』入選作品の『霧窪の伝説によりて』出品に前後して作ったのではないか。古い文献に『蚊帳』という作品名が残っている。この作品が女性が蚊帳を吊るすような仕草なので、作品のタイトルとするとピッタリではないかと思う」などと評価した。
今宵の出張鑑定は特別コラボ企画。舞台は去年12月 幕張メッセで開催されたポップカルチャーの祭典「東京コミックコンベンション(通称:東京コミコン)」。2016年、「マーベルコミックス」の編集長、スタン・リーとAppleの共同創業者、スティーヴ・ウォズニアックが最新のテクノロジーとポップカルチャーを融合させたイベントを発足。グローバルな展開に日本は欠かせないと同年、東京コミコンが始動した。そんなコミコンにゲストとして招かれた国内外の有名人が鑑定団に特別参戦。東京コミコン2025 2025年12月5日(金)~12月7日(日)開催!7月28日より前売り券&3DAY PASS発売開始!
まずは漫画家の桂正和さん。「ウイングマン」の連載開始は1983年。変身ヒーローに憧れる中学生が異次元から来た美少女と出会い、夢を叶えるSF漫画で、ヒロインが可愛すぎると大人気になった。去年実写化されファンを大いに喜ばせた。お宝は映画「バットマン」の実使用マスク4点。実は大のバットマンファンで35年ほど前からグッズを収集。その数5000点。今回中でも選りすぐりの大珍品、初代から4代目までのマスクを持参した。演じた俳優やシリーズの作品によって造りが違うのが面白い。すべてロンドンの映画小道具専門店で手に入れた。購入金額は1点80万~100万円くらいとのこと。本人評価額は360万円。バットマンはコスチュームのかっこよさはもちろんヒーローものには珍しいダークな世界観が魅力的。結果は1650万円。
続いては去年アメリカ進出を発表したお笑いタレントのゆりやんレトリィバァさん。悪役レスラー・ダンプ松本の半生を見事に演じきった。お宝は「Guns N’ Rosesのデビューアルバム」。実は今回鑑定団に出たいがあまり東京コミコン主催の方のものを貸してもらってきたという。持ち主によるとこちらは1987年にアメリカで発表されたものの程なく発売禁止になったいわくつきの1枚とのこと。本人評価額は100万円。結果は1万5000円。「GUNS N’ ROSES」は80年後半~90年代にかけて世界的人気を誇ったアメリカのロックンロールバンドで、ファーストアルバム「アペタイト・フォー・ディストラクション」のオリジナルだと一時期10~15万円で取引されていた。ただし今回持参したものは翌1988年に発売された日本版の6曲入りのライブアルバムとのこと。
映画「スター・ウォーズ」に出演した俳優のダニエル・ローガンさんは、エピソード1で実際に使用した「ブラスター銃」を持ってきた。本人評価額は35万円。
ダニエル・ローガンさんが持ってきた「実使用ブラスター銃」の値段は、130万円。この銃はエキストラが実際に持っていたものだという。
大人気コスプレイヤーの伊織もえさんが登場。伊織さんは、「ライカのレンズ」を持ってきた。購入金額はそれぞれ50万円・30万円だという。本人評価額は100万円で、評価額は270万円。
愛知・豊橋市の朝倉義夫さんが依頼するのは1枚の絵。小学校教員の傍ら趣味で絵を描いていた父が、東京の画材店で「あんたが買った絵の具と俺の絵を交換してくれ」と頼まれ、もらったものだという。後に、その人物は名を成したという。
お宝鑑定の依頼を募集している。宛先は106-8007 テレビ東京 開運!なんでも鑑定団係へ、住所や氏名などとともにお宝の写真・エピソードを添えて応募することで可能となる。詳しくはテレビ東京 鑑定団で検索。
「開運!なんでも鑑定団」はTVer・U-NEXTでも配信される。
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