2023年8月29日放送 18:10 - 18:30 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
井上裕貴 上原光紀 片山美紀 
関東大震災100年
当時の被害の写真など展示

9月1日は関東大震災から100年になる。東京・江東区の中川船番所資料館では関東大震災で甚大な被害を受けた当時の写真などを紹介する展示会が開かれている。「深川区役所の焼跡と浸水惨状」という写真。火災の延焼のほか、地盤沈下によって浸水被害を受けた様子が記録され人々が水浸しになって歩いている様子が映されている。

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中川船番所資料館江東区(東京)関東大震災
どんな津波が襲ったのか 最新技術で明らかに

関東大震災といえば火災被害が知られている。関東の沿岸には津波も押し寄せ被害が出ていた。その被災地の1つが神奈川・鎌倉市だった。鎌倉市にある由比ヶ浜から中継。由比ヶ浜の地震があったあとの写真を紹介した。関東大震災から間もなく100年というタイミングで当時の津波の状況を明らかにしようという取り組が動いている。研修者が関東一体の津波の動きを最新技術で解析しCGのシミュレーションを完成させた。由比ヶ浜あたりはわずか10分で4mの津波が何度も押し寄せていたことがわかった。鎌倉市は今後の地震で想定している津波は最短8分で沿岸に到達。最大の高さは14.5mにものぼる。鎌倉市は高いビルが少ないため、高台への避難に加え沿岸部にある30の建物を津波避難ビルにしている。津波からの避難を研究している成田嵯之輔さんは、土地勘がない人には避難先が分かりづらいと考えている。僅かな時間で避難するにはどうすればいいのか、注目したのはバルーンだった。津波避難ビルの屋上に上げることで遠くからでも目立つようになると考えた。今年1月、仙台の大学でバルーンの実証実験を行った。1人でも多くの人が無事に避難できるよう成田さんは研究を続けていきたいと考えている。

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中川船番所資料館東北大学江東区(東京)由比ヶ浜鎌倉市(神奈川)関東大震災
被災の現実 伝える 当時の貴重な写真

首都圏ネットワークでは当時の様子を伝えるものや、街の災害対策について募集している。川崎市在住の新田純子さんから送られてきた写真を紹介した。自宅が全焼したが全員無事でその後、家の再建を果たしたという。

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新田純子関東大震災
(ニュース)
大地震 ”あなたのまち” は? 中央区のポイント紹介

東京・ 中央区では大地震が起きた際、帰宅困難者は最大で約34万人。二次被害の恐れがあるため、会社や学校など安全な場所にとどまるのがよい。中央区の多くは避難場所に向かう必要がない地区。自宅が安全なら在宅避難が基本。ビルの多い中央区では約1000台のエレベーターが停止するおそれがある。中で揺れを感じたらすべてのボタンを押す。周りが安全ならその場にとどまることが重要だという。

青森県・関係閣僚 核燃料サイクル政策推進など確認

国の核燃料サイクル政策について、中核となる施設がある青森県の知事と関係閣僚などが意見を交わす協議会が開かれ、今後も核燃料サイクルを推進していくことや、地域振興などについて話し合う会議体の設置などが確認された。宮下知事は「地域の理解なくしてこの事業は進まない」などと述べた。

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六ケ所村(青森)宮下宗一郎松野博一西村康稔
”NHK 番組などのネット提供 必須業務に”

インターネットを通じたNHKの放送番組などの提供について総務省の作業部会は、コンテンツの視聴スタイルが急速に変化する中、必須業務に位置づけるべきだとする報告書をまとめた。費用負担は、公平負担の観点から、テレビを持たずにインターネットを通じて視聴する人についても、相応の負担を求めることが適当だとしている。ただ、スマートフォンやパソコンの保有だけでの負担は適当ではなくIDの取得など、視聴する積極的な行為が要件となることを明確化すべきだとしている。

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日本放送協会日本新聞協会日本民間放送連盟松本剛明総務省
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報を伝えた。

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