- 出演者
- 首藤奈知子 石井しこう
大型連休明けは不登校になり始める子どもが多い時期。きょうは子どもたちや親、当事者の悩みに耳を傾ける。最新の国の調査では小・中学校の不登校は約35万人。26人に1人と過去最多になっている。特に問題となっているのは小学1・2年生で10年で約7倍に増え低年齢化が進んでいる。不登校を防ごうと変わり始めた学校も。
オープニング映像。
小学校低学年から不登校になり悩んできた親子がいる。小学4年生の琉詩さんは1年生の終わり頃に学校に行くのを嫌がるようになり2年生で不登校になった。保育園には楽しく通うことができていたが小学1年生になると園とは違ってみんなと同じように行動することが求められ塞ぎ込むことが多くなった。さらに先生や同級生とも馴染めず徐々に通えなくなったという。琉詩さんは不登校になってから外出を怖がるように。母・智子さんが勉強を教えているが智子さんの不安は尽きない。
都内に住む小川さんは約20年、正社員として勤務してきたが去年退職した。息子のそうたさんは小学2年生の時に友人関係のトラブルをきっかけに不登校に。娘のここなさんも学校に行きたがらなくなった。小川さんが退職した理由は子どもたちを一人にしておけないことに加え送迎が必要になったため。午前中、ここなさんは遅れて学校に行くことが多く親の付き添いが求められた。そうたさんは不登校の支援施設に通うようになり自転車で片道25分かけて送迎することになった。夫とも相談の上、働き方を短時間勤務などにしてきたが限界があったという。
民間のフリースクールの調査では不登校の子を持つ保護者187人のうち5人に1人が離職せざるを得なかったと回答している。子どもの不登校を理由に介護休業制度を利用できる場合もある。低学年の不登校の子を育てる保護者の悩みは「どこに行くにも付き添いが必要で大変」など。不登校の低年齢化の背景にはコロナ禍の影響、学校の変化、親の意識がある。
3月下旬、横浜市の幼稚園を訪ねたのは近くにある小学校の先生たち。春から新1年生の担任になる。子どもたちがどのような環境で過ごしてきたのかを知りたいと訪れた。この取り組みは4年前から国が始めた幼保小が連携するモデル事業。5歳児~小学1年生の2年間を架け橋期とし一緒にカリキュラムを作ることで子どもたちの入学後の不安を和らげるのが狙い。先月、112人の1年生が入学した。園の保育士から体を動かすのが好きな子どもが多いと聞いていた担任の先生は校庭をかけまわりながら数の数え方を学んでほしいと考えた。遊びの延長に自ら学びに向かう力を育てようとしている。連携する保育園の保育士も4月に2日間授業に参加し見守る。取り組みが始まる前の年には不登校や休みがちだった1年生が5人いたが昨年度は1人もいなかった。
幼保小の架け橋プログラムは全国19の地域がモデル自治体に指定されていて半数以上で登校したがらない児童が減少したという。
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学校を休ませたほうがいいのか心配な親のためのチェックリストを紹介。回答するとLINEでアドバイスをもらえる。国は学校への復帰だけを目標とせず多様な学びの機会を用意するとを掲げている。多様な学びの場はフリースクール・教育支援センター・学びの多様化学校がある。学びの多様化学校は不登校の子のために設計された学校。
