- 出演者
- 山里亮太(南海キャンディーズ) 日比麻音子 松村沙友理 原田曜平
高校生がビジネスアイデアで競う「マイナビキャリア甲子園」。高校生1万人以上が青春をかけた大会であり、涙のドラマや未来を変えるビジネスアイデアがあった。この番組は1万人の頂点に立った高校生がスタジオで生プレゼンを行う。未来を変える高校生が続々登場となる。
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- マイナビキャリア甲子園
まずプレゼンするのは芝浦効果大学教授マーケティングアナリストの原田曜平の推薦高校生から。北海道ニセコにある「ニセコ高等学校」から大会にエントリーした高校生4人を紹介していった。マイナビキャリア甲子園では10企業のテーマにビジネスアイデアを考えるのだが、ニセコ高校は街の特徴を活かすため「ファミリーマート」を選択。お題は「デジタル化が進んだ10年後を定義し地域社会や文化と共創し社会問題を解決するコンビニの新規事業を提案せよ」というもの。このテーマで考えたビジネスアイデアはコンビニのイートインスペースを手軽に町民がビジネスをできる場にするということだった。
他の参加者の中には盆栽とかでよく見るトゲトゲの葉っぱを加工して販売するビジネスで年商数千万稼いでいるという。その「渋谷教育学園渋谷高等学校」の偏差値は一般的に70ぐらいで東大に毎年40名も合格する名門校である。彼らがよくやる遊びは「模擬国連」であり、高校生が各国の大使になって各国の立場からお題を議論するという。全国から高校生が参加したビジネスアイデアコンテスト「マイナビキャリア甲子園」は11,595名がエントリーした中、準決勝に進めたのは60チーム192人となった。会場を見渡すとニセコ高等学校のメンバーたちがいて渋谷教育学園渋谷高等学校は5チームが準決勝に進出していた。準決勝では参加企業の前でビジネスアイデアを生プレゼンとなる。残った60チームのうち決勝に残れるのは10チームとなる。ファミリーマートでは吉祥女子高等学校のチームが決勝進出となり、ニセコ高等学校は敗退となってしまった。セコムの決勝進出チームは早稲田大学高等学院のチームとなった。そしてニセコ高等学校も渋谷教育学園渋谷高等学校の5チームも決勝進出にはならなかった。
決勝進出チームには原田曜平がすごいと語る高校生がおり、それは早稲田大学高等学院の北西くんと濱田くん。すでに早稲田大学の最高偏差値である政治経済学部に進学も決まっており、高校生活の最後にマイナビキャリア甲子園に臨んでいた。2人は2024年1月1日に起きた能登半島地震を受けて盗難事故など色んな課題があると知ったことから、未来の安全を守るビジネスアイデアを考案。この後スタジオで生プレゼンとなる。
きっかけは被災地での防犯問題だが、防犯する規模を日常に広げたというのが注目すべき点だという。早稲田大学高等学院の2人は「未来の安全を守るビジネス」をプレゼンしていった。それは「空間と人」を見守る360°AIカメラサービス「GUARDIAN」であると話していった。
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- セコム早稲田大学高等学院・中学部
続いてはマイナビキャリア甲子園の優勝チームがプレゼンとなり、2部門のうちDiscovery部門の優勝チーム・芝浦工業大学柏高等学校の2人となる。その芝浦工業大学柏高等学校はSSHと呼ばれる文部科学省が制定するハイレベルな理数系のカリキュラムを実施する高校である。未来のエリート科学者を育成する学校であり、2人は科学部に所属している。
スーパーサイエンスハイスクールの授業ではルミノール反応を行ったりしていた。その科学の最先端を学ぶ高校生のビジネスアイデアは「AIを使った働き方改革」である。AIが顔の疲労度を測定し業務時間を管理するというもの。2人は高校生でありながらシステムの開発に自ら着手しているという恐るべき頭脳と好奇心であった。
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- ルミノール反応
続いての高校は帝塚山高等学校の女子4人組。その帝塚山高等学校は広大な敷地に幼稚園から大学院までが併設し、全校生徒2,000人のマンモス校となっている。校内には大量のトロフィーがあり、理科ロボット班は世界大会優勝していた。マイナビキャリア甲子園の成績を聞いたところ、去年は書類審査落ちで惨敗していた。ラストチャンスと心に決め挑み、ようやく決勝進出となった。そのアイデアは被災地を助けるオンラインショッピングサービス「被災地援助ECサイト」である。被災地で廃棄されてしまう新品同様の商品をオンライン販売し、その売上を寄付金にあてることで被災地を助けるというプラン。ちなみにこの帝塚山高等学校は今大会では2部門で3チームが決勝に進出しており、大会最高記録となっていた。
そしてもう1チーム帝塚山の生徒がおり、それは高校1年生チームである。ビジネスアイデアは廃校を活用して第2の家となる令和の町家を作りたいというものだった。
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- アート引越センター帝塚山中学校・高等学校
他にもハートフルだったのは大阪連合チーム。中学校の同級生で高校は違うが、チームを組んだ理由はマイナビキャリア甲子園に出場したいと思った時にそれぞれに足りないスキルを補えるチームができたらと思って思い浮かんだのがこの3人だったからだという。
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- マイナビキャリア甲子園ミツカン
そして並々ならぬ熱い思いで大会に参加していたのが関東学院六浦高等学校の3人。彼らの通う学校は女子ラグビーで全国大会2連覇やオリンピック日本代表を排出するなど運動設備充実のスポーツ有名校である。そんな中真逆のパソコンに向かい闘志を燃やす彼らは今年で出場は3回目となっていた。おととしは書類審査落ちで昨年は準決勝敗退となっていたがラストイヤーの今年は悲願の決勝進出を果たした。ビジネスアイデアは日本の教育を投資を使って変えていくというもの。
それぞれの思いを胸に繰り広げられた5校による決勝戦で熱き激闘を制したチームは帝塚山高等学校2年生の女子チームとなった。
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- 帝塚山中学校・高等学校
マイナビキャリア甲子園優勝・帝塚山高等学校のビジネスアイデアをプレゼンとなる。テーマは「被災地支援の新しいアプリサービス」であり、オンラインショッピングサービス「BUYBYE」を提案。プレゼンが終了し原田曜平はふるさと納税とメルカリのすきまを狙ったものであるようでなかったものなどと話した。
続いては松村沙友理が激推しする高校・大阪星光学院高等学校の4人。実は大阪でトップクラスの中高一貫進学校なのだが最近までテレビの取材もほとんどやってないという。授業中には京都大学の今年の入試問題が配られており、東大・京大現役合格者数は50名以上となっていた。高い合格率の秘密としては勉強合宿が沢山あり、校内に合宿所を併設していた。さらには長野県・和歌山県にも合宿所があるとのこと。ちなみに合宿中が体育の授業では背中には謎のアルファベットが貼っており、残った内野の子たちがゼッケンで英単語を作るという。膨大なAIの情報にもない全く新しいビジネスアイデアがこの後スタジオで生プレゼンとなる。
大阪星光学院のテーマ「未来の技術を使った観光ビジネス」についてプレゼン。「EXPEASY」という日本各地の魅力を五感デバイスを通して疑似体験するためのプラットフォームの提案について話していった。
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- 大阪星光学院中学・高等学校
最後のプレゼンは大阪星光学院・早稲田大学高等学院も抑えて優勝した高校のチームとなる。残す3つの高校はまず「東京都北区 聖学院高等学校」から。ここはキリスト教の学校であり、毎朝全校生徒1,014人が15分の礼拝をする119年の歴史ある男子校となっている。バレンタインにチョコがもらえない悩みがあるが、主張は「悪いのは俺らじゃなくて チョコが少ないから」とのこと。この学校は海外で仕事をする人の悩みや問題を聞く授業があるが、本当にチョコの生産量が激減しているという問題があった。これを解決するビジネスアイデアで世界も悩む男子高生も救うつもりである。
続いては「東京都武蔵野市 吉祥女子高等学校」の4人。受験最難関の一つである医学部に40人以上の合格者を出し、東京新女子御三家と言われる学校である。進路指導室には過去の大学入試の赤本が並んでおり、学校主催で7つの大学授業が受けられるという。その4人はコンビニのアプリを使ったアイデアを考案。「ファミペイ」を使って値下げされた商品を提示し、アプリを見て寄ってくれるというもの。このアイデアが受け入れられるかお店に出向き聞き込みも行っていた。
最後は帝塚山高等学校の最終兵器4人となる。タッグを組んだ企業は「たかの友梨 ビューティクリニック」だという。ビューティ感のない素朴な4人だがいいビジネスアイデアを考えた様子である。男子高校生にエステを体験してもらうこととなっていたが、そのビジネスアイデアは指につけるだけで全ての美と健康が管理できる「指輪型ウェアラブルデバイス」の開発だった。決勝前日までアイデアをブラッシュアップするため本社でミーティングしていた。
そこへ突然、たかの友梨さんが訪れた。4人は決勝直前にカリスマサロンでヘアカットをすることとなり、素敵な激励の結果富永くんは「現代的になった!」と話した。
優勝チームは世界のチョコを救うアイデアを考えた「聖学院高等学校」の3人となった。この後スタジオで生プレゼンとなる。
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- 聖学院中学校・高等学校