- 出演者
- 鈴木紗理奈 高橋英樹 川田裕美
オープニング映像。
税関・国境取締局の職員は、メキシコ・モンテレイから来た女性の車を止めた。女性はアメリカのラレドにあるメキシコ料理店に勤務し、毎日のように検問所を通っているという。アメリカとメキシコを行き来する人物は、運び屋として利用される可能性がある。女性が乗っている車をX線検査したところ不審なモノを発見。後部座席のドアとトランクの間から長方形の包みが出てきた。また、別の車からもX線検査で不審なシルエットが映り、調べたところ12個の黒い包みが出てきた。包みは、女性の車から発見した包みと酷似していた。
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- X線検査
大量の古着に紛れさせて違法なブツを密輸する手口が増えている。この日、職員は男性2人が乗るバンに目をつけた。積荷は大量の古着だったが、中からイグアナなどの生き物が見つかった。珍しいペットの密輸で、瀕死の状態の生き物もいた。メキシコのギャングたちは、アメリカから珍しい爬虫類などを密輸し、ペットとして飼ったり高値で売買しているという。その後、生き物たちは爬虫類センターに引き取られ、運転手2人と密輸組織の関わりについて捜査が開始された。
検問所の職員が不審な女性を発見し、身柄を拘束。アメリカでは鎮痛剤の乱用が社会問題になっている。女性の荷物から2000錠以上の鎮痛剤や、薬の種類や利益率が分かるリストが出てきた。女性は密輸を認めた。しばらくすると、女性の叔母キャシーと名乗る人物が現れた。実は先週、キャシーの娘が申告をせずに薬の密輸を企て拘束されていた。職員は、親族がグルで薬の密輸や違法な販売を行っている可能性を疑い、国土安全保障省本部に報告。テキサス州コーパスクリスティに3つの密輸組織が存在し、密輸組織と繋がりがある可能性があるという。
職員は釈放と引き換えに捜査への協力を持ちかけることにした。国土安全保障省の捜査官が女性と交渉。その後、密輸組織摘発の捜査に協力すると約束して、女性は罰金500ドルを支払ったことで釈放された。しかし、女性は姿を消したという。
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- アメリカ合衆国国土安全保障省
2018年5月14日、四川航空8633便が高度約1万mを飛んでいた。機長はリュウ・チュワンジエン。副操縦士はシュウ・ルイチェン。補助要員はリアン・ポン。他に128人が搭乗していた。旅客機は重慶江北国際空港を離陸し、ラサ・クンガ国際空港に向かっていた。ラサ・クンガ国際空港は山間部にあり地形も複雑で着陸が難しいため、補助要員のリアンが搭乗していた。旅客機は途中、チベット高原の上を通過し、そこにはヒマラヤ山脈が広がっていた。
旅客機がチベット高原の上空へ接近。その時、コックピットの窓ガラスに亀裂が入り、副操縦士シュウがマニュアルを確認。コックピットの正面の窓ガラスは3層構造で一番内側の窓だけに亀裂が入った。機長は管制官に連絡し、成都双流国際空港への緊急事態を要請。その後、コックピットの窓ガラスが割れ、副操縦士シュウの上半身が窓の外へ押し出された。空気は気圧の高い場所から低い場所へ流れる。一番内側の亀裂が入った窓が割れ、残りの2枚も吹き飛んだため、空気が一気に外へ流れ、副操縦士シュウが押し出されたという。高度1万m上空の酸素量は地上の約1/4。また、副操縦士の足が操縦桿に引っかかり、前に倒れたまま固定され、機体が急降下した。
機長が操縦桿を操作して機体を安定させた。副操縦士シュウはシートベルトの一部と操縦桿に足が引っかかり懸命に耐えており、コックピット内と外の気圧の差が縮んだところ、自力で機内に戻ることができた。この時、4000mを超える山々の上空を飛んでいた。8633便はチベット高原を抜けたところで、自動ブレーキやスポイラーなど着陸に必要な装置が正常に作動しない可能性が出てきた。さらに500kg以上の燃料が残っており、重量オーバーでもあった。重量オーバーでは着陸時に車輪が損傷する危険が増すという。
機長は着陸を決断。しかし、着陸時に逆噴射装置が作動しないトラブルが発生。着陸時に逆噴射装置が作動しないトラブルが発生するも、機体は無事に停車。乗客乗員128人は全員生還した。その後、事故調査官が原因究明に乗り出した。その結果、窓ガラスの曇りや凍結などを防止するためのケーブルが焦げていることが判明。湿気によってケーブルの内部が腐食し放電が発生。ケーブルが400℃以上の高温となり、窓ガラスに亀裂が入ったという。その後、この事故の教訓を活かして、湿気が浸透しにくい窓ガラスへ改良された。
アメリカ・テキサス州とメキシコの国境にある検問所で税関・国境取締局の職員たちが1台の車に目を止めた。車は赤いトラックで、X線検査装置で車内に違法な物がないかをチェックしたところ、怪しげな影が映っていた。
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- X線検査テキサス州(アメリカ)メキシコ
赤いトラックを調べたところ、黒い包みが見つかった。黒い包みにはマスタードの粉とコカインが入っていた。マスタードの粉は密輸組織が麻薬のニオイを誤魔化すために使っている。麻薬密輸組織がトラック運転手を利用して密輸させるケースが後を絶たないという。なお、コカインの総重量は約13kg(日本での末端価格は約2億6000万円)だった。運転手は違法薬物の密輸容疑で逮捕された。
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- コカイン
妻とメキシコへ旅行していた男性が詳しく検査を受けることになった。職員は荷物にあったプロテインの容器に注目。男性によると、メキシコの雑貨店でプロテインを2つ購入したという。容器の中を調べたところ、大量の錠剤が出てきた。男性のポケットからも同じ錠剤が見つかった。錠剤を調べたところ鎮痛剤だと判明。アメリカでは鎮痛剤の乱用が社会問題になっている。男性が大量の鎮痛剤を販売目的でアメリカに持ち込もうとしていた可能性がある。鎮痛剤は没収され、男性には500ドルの罰金が課せられた。
アメリカ国境で、国境の街で生まれ育ったカップルの結婚式が行われた。橋の真ん中で、アメリカ国民とメキシコ国民が結婚式を挙げることはよくあるという。国境は愛やドラマが生まれる場所でもある。
アメリカ・テキサス州の検問所で、職員たちが1台の車両を誘導。申告書類には荷物はプラスチック製の家具と記載されていたが、X線検査を行ったところ束になった謎の物体が映し出された。
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- テキサス州(アメリカ)
荷物を調べたところ、大麻樹脂が出てきた。押収した大麻樹脂は約500kg(日本での末端価格30億円以上)だった。
カリフォルニア州アップルバレーで女性が何者かに命を狙われた。女性は銃撃された後、病院へ搬送。頭部と首を負傷しており、緊急手術を受けるも死亡した。捜査員は女性の所持品や犯人の痕跡を捜索した。このあと、事件について紹介する。
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- アップルバレー(アメリカ)
検視結果によると、ラケルの顔に殴られたようなアザが複数確認され、銃撃された時刻は午前8時頃とみられ、2発正面から撃たれていた。殺害現場から3種類の靴跡が見つかった。1つはラケルの靴跡で、他の2つは男性と女性の靴跡だと思われた。警察はラケルの母マデリン、姉アリーナ、姉ジェシカにラケルの死を伝えた。家族から話を聞いたところ、ラケルとジョセフは最近まで交際していたという。
3週間前、川遊びをしていたところ、ラケルはダスティンとジョセフと出会った。その後、ラケルはジョセフと交際するも突然、破局した。また、ラケル殺害の数時間前、ラケルは友人のサイラスたちと外出した。この時、サイラスは麻薬売買で逮捕され、仮釈放中だった。サイラスによると、ラケルと24時間営業のレストランで食事した後、ラケルを残して店を出たという。
警察はレストランの防犯カメラの入手。匿名の情報提供もあった。怪しい人物はラケルの元交際相手スティーブンとスティーブンの現在の恋人クリスティーナで、ラケルは3人で同居生活を送っていた。しかし、ラケルは仕事をせずに家でだらだらと過ごす2人に苛立ち、同居生活を解消し実家に戻ったという。なお、警察が2人を調べたところ、事件の2日前から家に帰っておらず、行方が分からなかった。
警察はスティーブンとクリスティーナの居場所を突き止めた。2人はラケル殺害の関与を否定するも、ラケルの身分証が2人の居場所から見つかった。