- 出演者
- 関雄二 斎藤希実子
オープニングでは斎藤希実子が、今回のテーマは「古代中国」だと語った。
- キーワード
- 黄河文明
古代中国の幻の王朝「夏」を特集。今回のゲスト考古学者は金沢大学の中村慎一。中村慎一は3800年から3500年前の二里頭遺跡に注目しているという。発掘調査をすると、宮殿が見つかり、その構造は紫禁城のような特徴があったという。様々な発見から二里頭遺跡が中国王朝の出発点である幻の王朝「夏」の可能性が高いと考えられるという。
二里頭文化が古代中国の中心だったのではないかという根拠の一つが広大な範囲への強い影響力だ。それが青銅の酒器だという。これは大甸子遺跡でも発見されているが、大甸子遺跡では土器として見つかっており、二里頭の影響を受けていることがわかるという。
二里頭文化は他の色々な地方文化を取り込んで発展してき、そこで二里頭文化が大きな影響を受けたのが、良渚文化ではないかと言われているという。良渚遺跡からは権力者とみらえる墓も見つかっており、米も発見されている。他にも王が身につけていたと思われる玉器や玉そうなども見つかっている。
二里頭文化と良渚文化の関係について話題になった。専門家は2つの文化は時間的に大きな隔たりがあるが、王と都市が存在するという意味では近い関係にあると解説した。
良渚文化で形作られた王権の考え方は周辺各地に広がっていった。良渚文化が滅びると少し離れた中原で玉そうなどが発見されており、そこから二里頭文化が誕生したのではないかと考えられるという。今から4200年前に乾燥化と寒冷化が数百年に渡って続き、その事によって各地から農産物が中原に集まるようになりそれが多様性につながり、それが環境変化への柔軟な対応へとつながり、二里頭文化が誕生した。中村慎一は「考古学は人の多様な生活のあり方を解き明かしてくれる」と最後に語った。
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