- 出演者
- 石橋亜紗 関雄二
オープニング映像。
オープニングでは石橋亜紗が、今回はメソポタミア文明を特集すると語った。関雄二はメソポタミア文明について、「人類の歴史の中で都市が最初に出てきた場所として知られている」と解説した。
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- メソポタミア文明
最初はこれまで語られてきた都市が生まれるまでの流れと、その特徴を南メソポタミアから見ていく。当時は農耕を行うようになり、灌漑農耕が始まり、人口が増えて集落は大きくなっていった。そして富を蓄積する人が増えて、社会に階層が生まれて、大きな集落は都市になっていった。
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専門家の常木晃は北メソポタミアに注目しており、都市遺跡のテル・ブラクを調査しているという。テル・ブラクは南メソポタミアで都市が誕生する500年以上前にできたという。そんな世界最古の都市遺跡が考古学の常識を変えようとしているという。そこでスタジオで常木晃からテル・ブラクに関する詳しい説明を受けた。テル・ブラクの周辺にも遺跡はあり、そこから多くの骨が発見されているという。都市化の過程の中で虐殺があったのではないかと解説された。また封泥というものがったことから、当時から私有財産を守ろうとした遺物もでてきていると伝えた。
これまで一般的に考えられてきた都市の成立過程とはことなり、自分たちの安全を守るために誕生したとみられるテル・ブラクは、目が特徴的な遺物が見つかっている。一方で巨大な権力を象徴するようなものは見つかってないという。
北メソポタミアが誕生した頃は権力者はおらず、ボトムアップ式の社会だが、南メソポタミアには権力者がおりトップダウンの社会。南メソポタミアに都市が生まれた背景には厳しい自然環境がある。 灌漑事業などを行うためにリーダーが必要だったためトップダウン社会組織が成立した。常木晃は「社会が組織化されて権力者による分配が始まっているのがわかる」と解説した。
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南メソポタミアでは麦が都市の外にも運ばれたという。南メソポタミアでは交易によって、地元では手に入らない金属や木材など都市に必要なものを次々に手に入れていった。そして職業が誕生して分業化が進んでいった。物資を管理するために文字も誕生し、そこから法律も生まれた。
人々が生み出した都市は、人類が農耕や牧畜を始めたことによって行き着いた姿だと常木晃は語っている。南メソポタミア型の社会構造が広がり、そこから強い権力同士が争い、トップに立とうとする社会になっていったと解説した。
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エンディング映像。
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2025年10月7日(1:20)