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襖を製造する菊池襖紙工場は創業100年で時代とともに様々な製造方法を確立してきたと紹介。中でも砂子師は襖紙等の装飾和紙を加工する仕事を担う職人で、焼き銀箔を用いて模様を描き室内装飾用のアートパネルを作っていると紹介。印刷工場では1日に7500枚を刷っており、塗料を判子と呼ばれる回転する型につけて印刷している。最新のUV印刷機では印刷と同時に紫外線で塗料を定着させる技術が用いられ、画像データから巨大な印刷が可能になっている。印刷した物に砂子師が手を加えることで襖は1枚の作品となる。
DXと伝統の職人技の装飾で源氏物語絵巻のようなデザインの襖が出来上がると紹介。源氏物語絵巻は4枚セットで50万円で販売されているが、職人が全て作業していた場合100万を超える価格になると紹介。
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- 源氏物語絵巻
創業70年の弦楽器専門店の文京楽器では高級楽器が販売されており、2階の工房では数百年前の楽器の修復などを行っている。100年以上前に作られたバイオリンは古い木材であり乾燥状態が良く楽器としていい音が鳴ると紹介。工房の1角にはストラディヴァリウスの形をデータ化し、木材をストラディヴァリウスと同じ形に削り出す技術が用いられており、木材の自然な膨らみを再現しストラディヴァリウスに近い形状のバイオリンが作られていると紹介。数十億の価値があるストラディヴァリウスを横において作業することは不可能であるが、デジタル技術により近く良いレベルのものづくりに繋がっているという。
ストラディヴァリウスの形を再現したバイオリンと通常のバイオリンの音は、プロの演奏家が同じ音を出して楽器ごとの音色の違いをデジタルデータで研究している。今までバイオリンは熟練工の感覚で作られてきたが、データを用いる事で良いものがいち早く作れるようになると紹介。文京楽器ではいずれ日本から世界に通用するバイオリンの製造を目指している。
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- ストラディヴァリウス文京楽器
今回の取材を終えて山根涼羽はDXを取り入れることにより時間を短縮したり、労働者への負担が減る等とした。
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