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おばあちゃんの1日はテレビ体操から始まる。おばあちゃんが芸人になってから新吾さんが食事の支度をしている。おばあちゃんは都内の劇場へ2時間近くかけ向かっている。おばあちゃんは去年6月1000人以上の中からレギュラーメンバーに選ばれ神保町よしもと漫才劇場の舞台にあがっている。おばあちゃんは「お客さんがいらっしゃって聞いてくださるということがすごく醍醐味」などと話した。おばあちゃんは2月に大切な舞台を控えていた。劇場のレギュラーメンバーの座をかけて70人あまりが競う入れ替え戦であった。ネタ作りに時間がかかっていた。おばあちゃんは「ネタを頑張んなきゃいけないしネタも考えなきゃいけないっていう焦りもある」などと話した。
おばあちゃんは小学校3年のときに母が倒れ高校への進学を諦め15歳で就職した。拠り所になったのはお笑いであった。親の紹介で出会った新吾さんと24歳で結婚し38歳のとき乳がんと診断され左胸を全摘出するなどした。おばあちゃんは71歳でお笑いの世界に飛び込んだ。おばあちゃんはセレモニーホールのPRイベントに呼ばれた。ネタを披露し客は「すごく楽しかったし明るくなった」などと話した。1月末入れ替え戦が迫る中おばあちゃんは連日のハードスケジュールで疲れがたまっていた。ネタに取り組む時間が足りていなかった。
おばあちゃんは特別養護老人ホームで暮らす兄のもとへ面会しに行った。兄は施設に入るまでおばあちゃんの舞台に頻繁に駆け付けていた。兄は「ああでもないこうでもないってやってうれしいんだよ」などと話した。入れ替え戦当日おばあちゃんは明け方までネタの準備に追われ2時間しか寝ていなかった。審査員と客の投票で結果が決まる。おばあちゃんは残留が決定となった。おばあちゃんのもとに手紙が届いた。手紙には「年齢に関係なく様々なことにチャレンジする姿勢をとても尊敬しています」などと書かれていた。おばあちゃんは「70代になっても自分の好きなことをやっている人がいるんだな世の中にはってじゃあ自分もできるんじゃないかなって思って元気になってくれるそういう人生もありって考えてくれる人がいればいいなって」などと話した。
エンディング映像。