- 出演者
- 古田新太 大倉忠義(SUPER EIGHT) 村上信五(SUPER EIGHT) 横山裕(SUPER EIGHT) 丸山隆平(SUPER EIGHT) 安田章大(SUPER EIGHT) 山崎弘也(アンタッチャブル) 清塚信也 もふくちゃん NAOTO 中川安奈
オープニング映像。
今回は清塚の実演解説!! クラシックの偉人たち。ベートーヴェン 100年分音楽を進化させた!?。モーツァルト J-POPにも繋がる技法!!。バッハ 音楽の父と言われる理由。古田は映画「ベートーヴェン捏造」でベートーヴェンを演じたなどと語った。今回でプロが語りたいクラシックの偉人を紹介した。
ベートーヴェンは「運命」「エリーゼのために」でおなじみ。清塚は「音楽の進歩を1人で100年分進めた天才」だとし、バッハは神に捧げるような音楽を生み出し、モーツァルトは音楽を娯楽に変化させたと説明。清塚はピアノフォルテは1700年代にイタリアで発明され、強弱が表現できなかったチェンバロから表現豊かな音楽が可能となったなどと解説。清塚はモーツァルトの音楽は一定の音色と音量を楽しむもので、そこにベートーヴェンが音楽に強弱をつけ劇的な音楽を生み出し、音楽を進化させ、フランス革命を背景に民衆のための音楽を誕生させたなどと実演しながら伝えた。清塚はベートーヴェンは初めて生涯を通じてフリーランスとして生きた人物でもあり、他の楽器の個性を引き出し調和させることを重視していたなどとして「ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」(スプリング・ソナタ)」を紹介し、NAOTOと実演して披露した。
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- G線上のアリアエリーゼのためにゲッティイメージズチェンバロピアノピアノソナタ第14番ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 第1楽章フランス革命ヨハン・ゼバスティアン・バッハルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンヴァイオリン・ソナタヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト悲愴運命
清塚はベートーヴェンが残した功績は沢山あるとし、交響曲 第5番「運命」でトロンボーンを初めて交響曲に取り入れ、交響曲 第9番で合唱を初めて交響曲に取り入れなど、音楽史において初めてやることをこんなにやった人物は他にいないなどと伝えた。
NAOTOらはモーツァルトがいなければベートーヴェンは出てこなかったとし、「トルコ行進曲」や交響曲 第25番など世に残し神童と呼ばれたなどと伝えた。NAOTOは「現在のJ-POPにも繋がるソナタ形式を極めた」とし、ソナタ形式は提示部(第1主題・第2主題)→展開部→再現部の構成で、現在で言えばAメロ・Bメロ→サビ→Aメロ・Bメロで、ソナタ形式を確立させたのがハイドンであり、ソナタ形式を完全なものにしたのがモーツァルトであったなどと解説し、代表曲としてアイネ・クライネ・ナハトムジークを実演して紹介した。
NAOTOはモーツァルトが普通であれば自分の楽曲と似たものを作ることは避けるが貴族の発注に応じながら自分の色を出し、発注されてから驚異的な速さで曲を完成させていたなどと伝えた。もふくちゃんらはモーツァルトは一晩で書き上げた曲もあり、そうした偉業の話はモーツァルトが7歳や8歳の頃の出来事で音楽的にも脳の作り的にも天才・神童であったなどと解説した。
もふくちゃんらはバッハがいなければモーツァルトとベートーヴェンもいなかったと語った。もふくちゃんは「楽譜から曲の作り方まで… 今にも繋がるルールを作った音楽の父」とし、楽譜は紀元前から存在してきたがバッハ以前まではいい加減なところがあり即興性が強かったがバッハは音楽にルールを設けてある到達点に押し上げた人物などと解説した。バッハは生涯を通じて1000曲以上を作曲してきた。もふくちゃんは「ループ音楽を構築」とし、バッハは同じメロディーを繰り返したり追いかけたりする数学的でパズルのような展開を作曲したなどと伝えた。清塚は音楽史に残る作曲技法「カノン」はどこでもメロディーとなっているとしNAOTOと実演して説明した。清塚らはバッハは「あなたがそばにいてくだされば」などでは右手・左手だけではなく3つ目のパートも取り入れて作曲し、左右の手を等しく動かすようにしているとし、「春よ、来い/松任谷由実」のメロディー・伴奏・ベースを一人で奏でるようなことで、通常好き勝手に各パートを作ってもぶつかる音の時に合わせても綺麗にならないが、バッハはこれを即興でできてしまっていた天才などと伝えた。
イギリスの国民的作曲家であるエドワード・エルガーは「威風堂々」を生み出した人物である。清塚はエドワードの「エニグマ変奏曲」は14の変奏曲であり、第9変奏 ニムロッドは親友のイェーガーをテーマにしており、イェーガーはドイツ語で狩人であり旧約聖書に登場する偉大な狩人・ニムロッドにかけていたなどと解説した。清塚は「エニグマ変奏曲」には今尚謎が残されているとし、第13変奏は未だに誰をテーマにした曲か判明していないと明かした。
清塚は「エニグマ変奏曲」には今尚謎が残されているとし、第13変奏は未だに誰をテーマにした曲か判明していないが、ドイツの作曲家であるメンデルスゾーンの「静かな海と楽しい航海」を引用したフレーズがあり、エドワードの周囲の人物で海を渡った人物は元カノであり、元カノをテーマにしている説が有力視されているなどと伝えた。
NAOTOは「史上最も偉大なヴァイオリニストの一人」としてフリッツ・クライスラーを紹介。NAOTOはフリッツの「愛の喜び」「愛の悲しみ」を実演し、弓の向きを変えずに一弓の中で複数の音を短く区切って演奏する技法であるスラースタッカートや同じ音でもあえて複雑に弦を移動させる構成にして難しい楽曲となっているなどと伝えた。
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- フリッツ・クライスラー愛の喜び愛の悲しみ
もふくちゃんは「8人の子供と夫を支えたグレートマザー作曲家」としてクララ・シューマンを紹介。クララの夫は作曲家のロベルト・シューマン。クララは14歳にして大規模なオーケストラ構成と高度なテクニックを両立させてピアノ協奏曲 イ短調を作曲し、女性が音楽家として活躍する道を切り拓いたパイオニアなどと解説した。クララは21歳でロベルトと結婚すると、8人の子供を授かり、また精神的に弱かった夫ロベルトの楽曲を世に広めるためにロベルトの楽曲を自分が弾いて世界中を周り売り込んでおり、マネージャ兼プロデューサーてきな役割も行っていたなどともふくちゃんが説明した。もふくちゃんらはクララとヨハネス・ブラームスは三角関係にあったと言われており、ブラームスはクララに資金援助を行っていたが音楽界ではこの話はロマンチックなミステリーとして盛り上がる話題にもなっているなどと紹介した。
EIGHT-JAMの次回予告。
ちょっとだけエスパーの番組宣伝。