- 出演者
- 古田新太 大倉忠義(SUPER EIGHT) 村上信五(SUPER EIGHT) 横山裕(SUPER EIGHT) 丸山隆平(SUPER EIGHT) 安田章大(SUPER EIGHT) 山崎弘也(アンタッチャブル) 桜井和寿(Mr.Children) 清塚信也 mabanua 堀田茜 せとゆいか(Saucy Dog) オーイシマサヨシ
オープニング映像が流れた。
先日放送し大きな話題を呼んでいるMr.Children・桜井和寿のロングインタビュー。ニューアルバム「産声」も大ヒット中のMr.Childrenだが、これまで数々の名曲を世に送り出してきた。今回は2回に渡って放送された桜井和寿のインタビュー完全版となる。知られざる作詞作曲術や大ヒットの裏の苦悩・3人のメンバーについて超貴重インタビューとなっている。スタジオにはミスチルを愛する4人のプロが集結。さらにアンケートでミスチルファンの3人も参加。
まずは川谷絵音から「作曲する時は歌詞とメロディーは同時に出てくるパターンが多いですか?それとも詩先、メロ先?」について。桜井和寿は「メロ先だと思います。メロ先というか声先」だと答えた。
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川谷絵音から「作曲する時は歌詞とメロディーは同時に出てくるパターンが多いですか?それとも詩先、メロ先でしょうか?」の質問。桜井和寿は「メロ先だと思います。メロ先というか声先」だと答えた。「曲のテーマを作るタイミングは?」については「最後の最後まで分からない時もある。全く別のことが出てくることも…」などと話した。「歌詞を書くタイミングは?」については「デモを作る時。「ラララ」で歌っても感情が乗らないのと歌いたいメロディー、発したい声みたいなものが「ラララ」では伝わらない」などと話した。
Saucy Dog・せとゆいかが注目したのはアルバム「シフクノオト」(’04)収録「タガタメ」。歌詞の視点の移り変わりに注目。桜井は「身近なテーマから始まって、そこから広いところまで発想や視点を広げていく…そういうことをするのがスゴく好き。それが僕が日本の中の音楽で出来ること。どこまでリスナーのイメージを引っ張って巻き込んで連れていくかというのが歌詞を作る作家としては楽しい」等と話した。
緑黄色社会・小林壱誓は桜井の歌詞について「日本において“内省的な言葉”がこれだけ多くの人に届くのだ、という前例を作ったのはMr.Childrenだと思っています」とコメント。また、ゆず・北川悠仁も「相反する気持ちや情景、重なる矛盾の中から浮かび上がってくるような、真実。もうこれは、桜井さんが編み出した特許と言っても良いのでは、と思います」とコメント。歌詞の作り方について「僕は洋楽をほぼ聴かなかった。日本語で話して日本語で生活しているから、日本語の言葉で歌われる音楽にこそ共感できるし、共感する。どこか内省的なところを含んでいるのは僕が聴いていた音楽の影響は多分にある。同時に、今でもとても大事にしていのは、生きてることは苦しみだという仏教に近いベースの考え方」と明かした。デビューから約20年に渡りバンドを支えた言わばMr.Childrenの盟友である音楽プロデューサー小林武史。小林がMr.Childrenのデビューと同時期に手掛けていたのがサザンオールスターズ。Mr.Childrenがデビューした1922年には「涙のキッス」などを収録し、4週連続1位を獲得したサザンオールスターズのアルバム「世に万葉の花が咲くなり」をプロデュース。桜井は「本当に比べられて…悔しいから桑田さんの音楽を聴くとやっぱりスゴい。浜田さんの誠実さと内省的なものと桑田さんの言葉の洋楽的な詰め込み方という2つが合わさって生まれている僕だと思う」と話した。言葉の詰め込み方について清塚信也は「名もなき詩」を挙げ「一音につき一語ではなく、沢山の言葉を当てはめることでリズムが出来ている。この曲がJ-POPの流れを変えたと思う」とコメント。桜井へ「同世代や後輩のバンド、ミュージシャンで「この人はいい歌詞を書くな」という人はいますか?」と質問。桜井は「BUMP OF CHICKEN、RADWIMPS、amazarashi、スガシカオ」の名前を挙げた。
プロが選ぶMr.Childrenの名曲を紹介。川谷絵音が選んだのは2002年のアルバム「IT’S A WONDERFUL WORLD」に収録されている「ファスナー」。「ウルトラマン」という固有名詞を使ってここまで切ないサビにしてしまう才能に感服した。このサビを聴いてdimコードをよく使うようになった。米津玄師とミスチルで何が好きか話した時にお互い即答で「ファスナー」と答えたなどとコメント。オーイシマサヨシ&mabanuaが選んだのは「Tomorrow never knows」(1994年)。Mr.Children最大売上276万枚超えの大ヒット曲。オーイシマサヨシはラスサビ転調でJ-POPの黄金の構成を決定づけた、mabanuaは3連キメからの転調の高揚感がたまらないなどとコメント。VTRの後、スタジオでオーイシマサヨシがJ-POP黄金期を支えた曲の構成を解説した。Mr.Childrenがこの曲でその様式美を整えたという。川谷&緑黄色社会・小林が選んだのは「Sign」(2004年)。ドラマ「オレンジデイズ」の主題歌で日本レコード大賞を受賞した。小林はルート音のわずかな上昇が言葉の情景と完全にシンクロしているなどとコメント。
Mr.Children・桜井和寿にインタビュー。スタジオゲスト・オーイシマサヨシの質問「コード進行と言葉のシンクロ、組み合わせはどのくらい考えていますか?」に答えてもらった。音の流れと言葉は無意識にシンクロさせるようにしていると答えた。2004年の曲「Sign」は「サイン」の音が高いので、「い」母音では無理で、「あ」母音の「サイン」という歌詞が浮かんだという。ニューアルバムのタイトルにもなった楽曲「産声」の声が1番響くのは「え」母音だった。最初は「はしくれ」だったが広がっていかないので、「え」母音の言葉を考え続けた結果「うぶごえ」が出たという。
Mr.Childrenはほぼ毎年ツアーを開催。今年も全国14会場28公演を行う。ライブで大切にしていることを質問すると、桜井和寿は「全力でやります。それしかできない」と答えた。川谷絵音は桜井と一緒にフットサルをやって体力に驚いたというが、桜井はサッカーで体力作りをしていて、最近はSUPER EIGHT・村上とよくやっていると語った。初日からチームに馴染んだコミュ力に驚いたという。Mr.Childrenの魅力の一つが桜井和寿の「歌声」。「Door」のようなしゃがれ声が1番好きとコメントした川谷は「日々やっている声のケア、ボイトレ」を質問。桜井は毎朝起きたら「G線上のアリア」を鼻歌で歌い、低い声で歌って鼻のところで響かせた後、中域、ファルセットの高音を歌うと答えた。サックス・トランペットも演奏する。演奏映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネが好きで、「ニュー・シネマ・パラダイス」愛のテーマを演奏したくて子どものサックスを借りて吹いた。息をコントロールすることだから繋がっていくだろうと思ったという。ボーカルの面で影響を受けた人を質問すると、浜田省吾さんと答えた。去年の終わりにライブへ行って号泣したという。
質問「ボーカルで影響を受けた人は?」について桜井は、浜田省吾から影響されており、ステージパフォーマンスでは甲斐よしひろに影響を受けたなどと語った。歌唱について桜井は、歌うことが好きであり、最近音楽を聴くことはなく聴いているより歌っていたいなどと明かした。
Mr.Children桜井和寿にインタビュー。ターニングポイントになった曲は94年の「innocent world」。当時はヒットするにはタイアップが必要で、15秒で良いメロディーを作ることだけを考えてきた。今作は 小林武史プロデューサーからの助言もあり、それを辞めて自分の表現したい歌にした。 これが評価され自信につながった。グループは92年デビュー、翌年の「CROSS ROAD」がドラマ主題歌に起用されヒット。「innocent world」は初のオリコン1位、年間ランキングでも1位。直後の4thアルバムは当時の国内歴代アルバム最高売上。当時の悩みは「売れた人間が歌う歌の説得力」。5thアルバム「深海」にはその間の大ヒット曲が含まれていない。
Mr.Children桜井和寿にインタビュー。96年の5thアルバム「深海」にはその間の大ヒット曲が含まれていない。それまで少年性を持って歌ってきたが、ヒット曲の連発で成功者となり「一体誰が共感するんだ」と悩んだのが理由。97年には活動休止。再開後に発表した「終わりなき旅」でも当時の心境を表現している。
Mr.Children桜井和寿にインタビュー。2010年代中頃からは徐々にセルフプロデュースに移行し小林武史プロデューサーが関わることは減っていったが、新作アルバム「産声」では3曲に演奏で参加。どれもピアノが大事な曲であることや信頼感を持っていることが理由。グループにとって小林は鬼のような存在。当初はダメ出しを多く受け、曲作りの全てを教わった。
清塚信也が選ぶMr.Childrenの名曲はくるみ。理由について「同時に歌詞・音楽・コード全部構成できているところが桜井さんの強み」などと話した。Saucy Dogせとゆいかが選ぶMr.Childrenの名曲は箒星。理由について「シンプルな16分音符の連打で成し遂げている」などと話した。
Mr.Children桜井和寿にインタビュー。ドラム鈴木英哉(愛称:JEN)の魅力について「歌に寄り添っている」「ライブではJENに歌わされている」「レコーディングでは自分のきれいなじゃないところをうまく包みこんでくれている」とコメント。ベース中川敬輔については「一番冷静にバンドの音を俯瞰で見ている」「ベーシストに適したベーシスト」と、ギター田原健一について「職人のようにコツコツやっていて頭が下がる」と話した。グループについて「俺しか歌えない場所」「あのメンバーは僕が歌うことしか想定していない」と話した。
Mr.Children桜井和寿にインタビュー。話題はニューアルバム「産声」について。22年に行った30周年ツアーで代表曲を多く披露し、その反動で23年には内省的なアルバム「miss you」をリリース。今回のアルバムはまたその反動で、客とのコミュニケーションを重視した楽曲を多く収録。
桜井和寿が話題のニューアルバム「産声」を本人の解説とともに公開。「miss you」はスゴく閉じたアルバム。次に何を作ろうかというとき、メロディー、アイデアとして歌っている自分とお客さんはどういうリアクションをしているのかというイメージと一緒に曲が出来てきたのが「キングスネークの憂鬱」。ボン・ジョヴィのイメージもあった。「Again」は日曜劇場「リブート」主題歌。この楽曲で約4年ぶりにミュージックステーションに出演。「Saturday」なChicagoの「Saturday in the Park」はを彷彿とさせるイントロからはじまる軽快なポップソング。自分の中で遊び心で曲を作っていたそう。「産声」はアルバム「重力と呼吸」に参加した世武裕子がピアノを演奏している。ギター・田原健一がアルバムの選曲をメインでしており、「家族」がアルバムの最後の曲に入ったとき、大事な曲として理解してくれていたと桜井は感じたという。アルバムタイトルも田原が提案したもの。オーイシマサヨシは、Mr.Childrenが「深海」などコンセプトアルバムを世の中に浸透させたと語る。
Mr.Children桜井和寿にインタビュー。グループはデビュー以来30年以上同じメンバーで活動。長続きの秘訣について「ぶつかることがない」「飲み込んだりおもんばかったりする」「そんなに嫌なやつもいない」とコメント。幸せを感じる瞬間はツアー最終日の公演が終わった後の乾杯。普段はメンバー同士で仲良くするのが恥ずかしいという。「桜井にとってMr.Childrenとは?」との質問に、「変身してなるやつ」「虚像やイメージ」と話した。今後の目標はこれからも音楽を続けること。グループをやめようと思ったことは何度かあるが、音楽をやめようと思ったことは一度もない。
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