- 出演者
- 勝村政信 冨田有紀
パリ五輪で活躍した加納虹輝、宮脇花綸が登場。今夜はフェンシングを特集。大躍進の秘密に迫る。
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オープニング映像。
パリ五輪を振り返り、加納虹輝は「金メダルを取る自信があった。若干不安はあったが言った方がいいと思った」、宮脇花綸は「絶対パリで初めてのメダルを取る気持ちで臨んだ。素晴らしい会場でできたので一生に一度の思い出に残る大会になった」などと話した。
フェンシングは3つの種目からなる。駆け引きのエペは全身が的。精密のフルーレは先に攻撃した方が優先権を獲得。ターゲットは銅。スピードのサーブルは突きに加えて斬りもあり、狙うは上半身。
フェンシングを始めたキッカケについてトーク。宮脇花綸は姉が剣道を始めようとしたが家の近くに剣道場がなかったためフェンシングを始めたこと、加納虹輝は北京五輪で太田雄貴さんを見たことがキッカケだと明かした。
フェンシングはアテネで開かれた第1回オリンピックの9つの競技の一つ。日本は1952年ヘルシンキ五輪から参加し本格的な強化のきっかけとなったのは2000年シドニー五輪。すべての種目で初戦・2回戦敗退すると協会は危機感を募らせ大胆な強化策を打ち出す。男子フルーレ日本代表ヘッドコーチにオレグ・マツェイチュクを招聘。練習拠点近くに7人の特別強化選手を下宿させるなど家賃・食費などを協会が負担し異例の500日合宿を敢行。成果が出たのは2008年北京五輪。太田雄貴は男子フルーレで日本史上初の銀メダルを獲得。フェンシングの認知度アップに繋がった。北京五輪でのメダルを機に練習環境は大きく改善。2012年ロンドン五輪では男子フルーレ団体が銀メダルを獲得。その強さは別種目の選手たちを刺激し、2021年東京五輪では男子エペ団体が金メダルに輝いた。2024年パリ五輪では5つのメダルを獲得。
外国人コーチを招聘して強化を図ったのはサッカーも同じ。しかしサッカーは未だワールドカップベスト16止まり。一方、フェンシングは20年で8つのメダルを獲得。
加納虹輝は練習が好きで休みの日も趣味のフェンシングをしていたと明かした。対戦相手の情報は最初の5本で相手の特徴を見極めるという。一方、宮脇花綸はとにかく研究を重ねて対戦相手の情報は手の甲にメモして臨んだ。しかしイタリア人カメラマンに撮影されて翻訳されてイタリア人に全部バレたという。
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外国人コーチの指導法も迫る。加納虹輝を金メダリストへと成長させたのはオレクサンドル・ゴルバチェク。1点でもリードしていたらディフェンスをメインに戦っていくという戦術を教わったという。一方、女子フルーレのコーチはフランク・ボアダン。宮脇花綸は自分の考えを伝えるというメンタルの部分を変えてもらったと明かした。加納の意識を変えたマジックワードは「鍵を開けてからドアを開けろ」、宮脇の意識を変えたマジックワードは「パンダから虎になれ!」。指揮官の言葉が選手・チームの意識を格段に上げる。
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