- 出演者
- 南原清隆 三上大樹 前沢賢 小林至 岡田敏郎 伊藤拓摩
4月21日、渡邊雄太選手が記者会見を行いNBAへの挑戦に終止符を打つことを発表。日本人で2人目のNBAプレーヤーとなった渡邊選手。昨年迎えたFIBAバスケットボールワールドカップ2023で日本代表の成長を感じた渡邊選手。自身の挑戦をNBAである必要はないと感じ、日本でのプレー、さらなる成長を決断した。
オープニング映像。
今回の放送内容「スポーツ経営ってナンだ!?後編」「入江陵介 日本代表18年の葛藤」「世界ラリー第4戦クロアチア」を紹介。まずは先週に続いて「スポーツ経営ってナンだ!?」でJ1に今年初挑戦する町田ゼルビアの集客方法などを紹介する。
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南原が話を聞いたのは町田ゼルビアの経営責任者でもあるサイバーエージェントの藤田晋社長。実は藤田氏は20年ほど前に東京ヴェルディの副社長を務めていた経験があり、その際には芳しい結果が得られず、いつか再挑戦したいと考えていたという。現在運営に携わる町田ゼルビアは1989年の創設以来親会社なしでの運営を行なってきた。地元企業が支えてくれたものの、懐事情は厳しく、選手によっては大学の方が環境は良かったと口にするほど。そんな中、2018年にサイバーエージェントが経営に参画、天然芝のグラウンドにクラブハウスができるなど、環境は改善された。さらに藤田氏はオーナーから社長になり、より直接的に経営に参加するようになった。そんな藤田氏の経営戦略の中には「強い町田ゼルビア」という言葉がある。サッカーのクラブ運営においてはJ1に上がらなくては黒字経営というのは厳しいものがあり、J1昇格を目標とした。J1とJ2では入場収入・グッズ売上・スポンサーや分配金など大きく変わってくる。今年からJ1に参入した町田、新たなスポンサーもついて収益も増加、スタジアムには試合前から長蛇の列となり、観客数は1.6倍に増えた。昨年はJ1昇格のために19人の新加入選手を迎え、最後に獲得したエリキ選手に関しては予算もオーバーしたうえでの獲得だったという。また監督には高校サッカーで7度の日本一を経験した黒田剛監督を招聘。高校サッカーの監督から直接Jクラブの監督になるのは初のことだった。ここにも藤田氏の視点があり、マネジメントは人それぞれで判断材料は「結果を出しているか否か」だという。そこにプロ・アマは関係ないのだと藤田氏は語った。そういった意味で黒田監督は毎年結果を出しており、未知数ではあるが期待する価値はあるのだという。その結果、現在町田ゼルビアはJ1で上位争いを展開している。藤田氏は今後のビジョンに関して放映権を海外に売りたい、そのために海外から見ても魅力的なサッカーをしたいのだと話してくれた。
町田ゼルビアの岡田敏郎さんはチームの強化は注目度や観客数の増加につながり収益を上げる。そこからさらに良い選手を獲得する好循環が必要だと語る。長崎ヴェルカの伊藤拓摩さんはチームがB3から始まりバスケットが盛んではない地域からのスタートだったこともあり「魅せる」こと、エンターテイメント性を意識したという。また環境などの違いはあれど、町田ゼルビアの事例は参考にすべき点があるという。またチーム運営に関して大切な継続をともすれば重要視していない町田ゼルビアに関して関心を持ったという。小林至は巨額の投資で選手を大量補強することは「禁じ手、禁断の果実」だと語る。選手の大量補強はチーム強化による収益の増加もあるが、支出が増加し経営破綻のリスクも抱えることになる。大量補強の成功例として具体例としてマンチェスター・シティを挙げた。シティは2008年にアブダビの王族がチームを買収、200億円の 大補強を行なったが、250億円もの赤字を作ることになった。しかしそれは4年で黒字化し、収益面では世界一のクラブとなった。また失敗例としてフロリダ・マーリンズを挙げた。マーリンズは1997年に大補強を行いその年にワールドシリーズ制覇、しかしその際に50億円の赤字を出し主力選手を放出せざるをえない状況となり、結果身売りすることとなった。町田ゼルビアの大胆な経営は人材面にも及ぶ。学生スタッフとしてインターンを採用、将来的にスポーツ業界で働く人材を育成しているという。インターンの学生はSNS企画を立ち上げ、若い女性に話題となった。町田ゼルビアはこうした若い人材の育成と活用を行なっている。一方長崎ヴェルカは「バスケ好きの人材」を求めているという。逆に日ハムでは野球好きなどは採用しないという前沢賢さん。事業面では別の視点を持っている法が良いのだと語った。そのため中途採用が多く様々な業種からの転職が多いという。前沢さんは「そもそも野球が好きなのは前提であり、視野の広がりがなくてはならない」と語った。
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FC町田ゼルビアはより多くの人に試合を見てもらうため、画期的な取り組みをしている。町田ゼルビアのスタジアムの最寄り駅からは徒歩1時間以上。ホームスタジアムの立地の悪さに悩まされてきた。都心から離れた地にあるスタジアムを、ゲームの世界の“城”に見立てて「天空の城」と名付けた。アクセスの悪さを冒険感覚で楽しんで貰おうと、逆手に取ったアイデア。スタジアムの入場ゲートはスモークを焚いて上空をイメージ。グッズは武器に見立て、「トレジャーハンター」の服を着たスタッフ。樽の上で販売。試合前に観客の士気を高めるのは「兵士」。スタジアムの至る所で様々な工夫をし、世界観を作り上げている。FC町田ゼルビア・岡田敏郎は「サポーターから(スタジアムは)“天空の城”と揶揄されていた」と話す。ただ、アクセスの悪さに関しても対策がないわけではなく、自治体が最寄り駅から無料シャトルバスを出している。また関東圏の他のクラブに比べ、後発になるため違うアプローチも必要だという。エスコンフィールドHOKKAIDOは現在も最寄り駅から徒歩20分。2028年に施設直結の駅が完成予定。長崎スタジアムシティは2024年10月に長崎駅から徒歩10分の好立地にアリーナ、スタジアム、ホテルなどを含む複合商業施設が完成予定。最後に岡田敏郎さんは「地域に認めてもらうことがスポーツ経営にとっては大切だ」と語った。伊藤拓摩さんは「なくてはならない存在になりたい」と将来の展望を語った。前沢賢さんはチーム医将来に関して若い人たちが描くものだと語った。また前沢さんは自身にとっても人生を懸ける価値のある仕事なのだと話してくれた。
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今月3日、日本競泳界のスターが長きにわたった競技生活にピリオドを打った。入江陵介は日本代表として18年間、世界と闘い続けた。松岡修造が入江にインタビュー。入江は16歳で日本代表に。2009年の世界水泳ローマ・200m背泳ぎで銀メダルを獲得。3年後のロンドン五輪・100m背泳ぎで銅メダル、200m背泳ぎで銀メダルを獲得。2013年世界水泳バルセロナではメダルから遠ざかった。入江は自身のSNSに「本当に弱い自分が辛い」と綴った。自らを責める入江に対し、大先輩の北島康介は「弱いから辛いんじゃなくて強いから辛いんだ」と返した。その後もメダルには届かず、昨年の世界水泳福岡100m背泳ぎは自身初の予選落ち。パリ五輪代表に挑戦したが出場は叶わなかった。
入江陵介はパリ五輪代表選考会直後に見せたのは笑顔だった。笑顔の理由について「竹原がパリ五輪出場を決めて嬉しかった」と話した。嬉しかった理由について「ようやく超えてくれたから」と話した。
世界ラリー選手権第3戦ケニアで勝田貴元が2位に入った。第4戦クロアチアはスペシャルステージ20本の総距離1429.34km。道幅が狭くステージによって路面状況が様々なのが特徴で今シーズン最高難度。1日目ヒョンデのディエリー・ヌービルとトヨタのエルフィン・エバンスが同タイム。2日目1位はヌービルで2位のエバンスと4.9秒差3位のオジエとは11.6秒差。最終日オジエが2人を逆転し優勝した。唯一の日本人ドライバーである勝田貴元は最終日のみの順位で1位となり最大ポイントを獲得した。
巨人坂本勇人は巨人一筋18年中心選手として活躍。今季クリーンナップを担うも打てない。25日の中日戦2点ビハインドで逆転の3ランホームランを打った。
ラグビー元日本代表田中史朗が引退した。2019年W杯史上初のベスト8に貢献した。
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- ラグビーワールドカップ2019田中史朗
サッカーU23日本代表細谷真大パリ五輪出場をかけた戦いでエースとして期待を背負うもグループステージノーゴール。しかし、負けたら五輪行きが断たれる準々決勝でゴールを決めた。
次回予告。