FC町田ゼルビアはより多くの人に試合を見てもらうため、画期的な取り組みをしている。町田ゼルビアのスタジアムの最寄り駅からは徒歩1時間以上。ホームスタジアムの立地の悪さに悩まされてきた。都心から離れた地にあるスタジアムを、ゲームの世界の“城”に見立てて「天空の城」と名付けた。アクセスの悪さを冒険感覚で楽しんで貰おうと、逆手に取ったアイデア。スタジアムの入場ゲートはスモークを焚いて上空をイメージ。グッズは武器に見立て、「トレジャーハンター」の服を着たスタッフ。樽の上で販売。試合前に観客の士気を高めるのは「兵士」。スタジアムの至る所で様々な工夫をし、世界観を作り上げている。FC町田ゼルビア・岡田敏郎は「サポーターから(スタジアムは)“天空の城”と揶揄されていた」と話す。ただ、アクセスの悪さに関しても対策がないわけではなく、自治体が最寄り駅から無料シャトルバスを出している。また関東圏の他のクラブに比べ、後発になるため違うアプローチも必要だという。エスコンフィールドHOKKAIDOは現在も最寄り駅から徒歩20分。2028年に施設直結の駅が完成予定。長崎スタジアムシティは2024年10月に長崎駅から徒歩10分の好立地にアリーナ、スタジアム、ホテルなどを含む複合商業施設が完成予定。最後に岡田敏郎さんは「地域に認めてもらうことがスポーツ経営にとっては大切だ」と語った。伊藤拓摩さんは「なくてはならない存在になりたい」と将来の展望を語った。前沢賢さんはチーム医将来に関して若い人たちが描くものだと語った。また前沢さんは自身にとっても人生を懸ける価値のある仕事なのだと話してくれた。