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- 御手洗菜々
オープニング映像。
ロシアによる侵攻が続く中、ウクライナが提唱する和平案を話し合う国際会議「平和サミット」がスイスで開幕し、ゼレンスキー大統領は演説で「ロシアによる戦争に終止符を打つための第一歩となる」と訴えた。「平和サミット」には約100の国と機関の代表が出席し、ウクライナが提唱する和平案のうち、「核の安全」や「食料安全保障」など3項目について議論される。ゼレンスキー大統領は和平プロセスに全ての人々が合意するなどすれば「次回は戦争終結を確定できる」と期待感を示した。また、米国のハリス副大統領は、プーチン大統領が和平交渉の条件として、一方的に併合したウクライナの4つの州からのウクライナ軍の完全撤退などを挙げたことを批判した。
G7サミット(主要7か国首脳会議)などを終え、岸田総理大臣は帰国の途に就いた。政治部・官邸キャップ・川西記者のリポート。G7サミットの成果を問われた岸田総理が特に強調したのが、経済安全保障をめぐり対中国で一致できたことだった。政府関係者は、去年の広島サミットで主要テーマだった経済安全保障の議論が、「しっかり進化して、G7の中で問題意識が明確化されてきている」と胸を張っていて、実際、出席者からも評価する声が出た。また、岸田総理大臣は期間中、「G7首脳全員と個別に言葉を交わし、相当突っ込んだ話が出来たようだ」としている。ただ、今回の成果が、低迷する内閣支持率の回復にどの程度つながるかは見通せない。岸田総理大臣は事態打開のため、解散総選挙や改造人事の可能性を問われると、「今は考えていない」と従来の答えを繰り返した。憲法改正も今の国会での実現は事実上断念に追い込まれ、9月の自民党総裁選での再選に向けて、総理の手持ちのカードはどんどん少なくなっているのが現状。
ミャンマー軍のトップはクーデター以降、先送りにされてきた総選挙について、来年に実施する方針だと明らかにした。ミャンマー軍は、民主派政党が圧勝した総選挙で不正があったとして3年前にクーデターを強行。抵抗勢力との戦闘の激化で選挙が実施される見通しは立っていなかった。こうしたなか、ミャンマー軍のミンアウンフライン総司令官は「今年10月に国勢調査を行い、複数政党による民主的な総選挙を来年に実施する」と述べ、選挙の実施時期について初めて言及した。選挙の実施によって自らの統治を正当化するとともに、混乱の収束を図る狙いがあるとみられるが、実現できるかは不透明な情勢。
15日、ロンドンでチャールズ国王の誕生日を祝う行事が行われ、がんの治療を続けているキャサリン妃が、約半年ぶりに公の場に姿を見せた。去年は馬に乗ってパレードに参加したチャールズ国王もがんの治療中であることから、今年は馬車に乗っての参加。現在75歳のチャールズ国王は、本来11月生まれだが、英国王室では伝統的に好天に恵まれやすい6月に公式の祝賀行事を行う。
世界遺産の番組宣伝。
エンディング映像。