ロシアによる侵攻が続く中、ウクライナが提唱する和平案を話し合う国際会議「平和サミット」がスイスで開幕し、ゼレンスキー大統領は演説で「ロシアによる戦争に終止符を打つための第一歩となる」と訴えた。「平和サミット」には約100の国と機関の代表が出席し、ウクライナが提唱する和平案のうち、「核の安全」や「食料安全保障」など3項目について議論される。ゼレンスキー大統領は和平プロセスに全ての人々が合意するなどすれば「次回は戦争終結を確定できる」と期待感を示した。また、米国のハリス副大統領は、プーチン大統領が和平交渉の条件として、一方的に併合したウクライナの4つの州からのウクライナ軍の完全撤退などを挙げたことを批判した。