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11月、香港で行われたイベントで「SHOGUN 将軍」シーズン2の始動が発表された。時代劇は100年以上の歴史の中で数々の傑作が生み出され、世界中の人に愛され続けてきた。しかし今日本での制作本数は激減し、伝統は失われつつある。海外の人を魅了する時代劇の魅力に迫る。
オープニング映像。
パリでは60年以上前に公開された座頭市物語が映画館で上映され、平日昼間から行列ができていた。日本映画に特化して作品を配給してきたアートハウス・フィルムズは、今時代劇に注目されている。映画「碁盤斬り」の公開に向けて大規模な広報活動を展開し、吹替版の予告では誠実や誇りといった価値観を強調した。ニュース番組でも取り上げられるほど話題となり、週間トップ10入りを果たす大ヒットとなった。アジア地域雑誌の編集長は、すべてをネガティブに捉える現代社会において時代劇はなにかポジティブな展望を与えてくれると話した。
ニューヨークでも時代劇が影響力を強めている。夢を追いかける役者2人は、時代劇を見て演技の参考にしていた。俳優仲間たちの間でトレンドになっているこの学びは、2024年に公開された「SHOGUN 将軍」がきっかけになっている。リアルな表現を突き詰めるため、日本から専門のスタッフを呼び寄せて長期にわたる指導を受けた。日本映画研究者のデヴィッド・デッサー氏は、美的と呼ぶ完成は時代劇にこそ見出される美意識で、絵画的な美しさや優雅さがあると話した。
時代劇の表現を追求してきた京都の太秦では、6月に新作の時代劇映画「木挽町のあだ討ち」の撮影が行われていた。父の仇を討つため江戸にやってきた侍と彼を見守る歌舞伎座の人々の物語。企画を立ち上げた須藤泰司プロデューサーは、この作品を時代劇復活の第一歩と考えていた。最盛期には年間150本以上の時代劇映画が制作され、世界中の映画に影響を与えた。その後テレビへと主戦場を移したが、1970年代以降制作本数は減少。水戸黄門を最後に民放地上波から姿を消した。須藤プロデューサーは仇討ちに謎解きの要素を加えることで観客の間口を広げようと考えた。60年以上太秦で時代劇を作り続けてきた峰蘭太郎氏が所作指導を行った。
太秦は100年の歴史の中で装飾の技も磨いてきた。再現するのは映像や写真などがなかった江戸時代以前で、浮世絵や歴史書を参考に一点ものの装飾品を作り出す。結髪・床山は、現代人を過去の人間へと生まれ変わらせる。鬘と地肌の境界を隠すつぶしの作り方は門外不出で、太秦にだけ伝わっている。衣装は、何万通りもの組み合わせからキャラクターを彩る。「SHOGUN 将軍」の演出を担ったエマニュエル・オセイ=クフォー監督は、大学生だった21歳のときに太秦のワークショップに参加した。熟練のスタッフに支えられて監督した作品「手抜かり」で殺陣を学び、日本映画が持つ独特の感触を理解できたと語った。エマニュエル監督は「SHOGUN 将軍」第8話の監督に抜擢された。脚本を読んでページに書かれていないことが重要と気づいた、静けさに重みと意味をもたせるよう意識したと語った。
6月末、現場を視察に来た映画館の関係者を前に須藤プロデューサーは「日本映画の中に人気のあるジャンルとして残るように作りたい」と決意を語った。200人以上のエキストラが参加する大立ち回りが行われた。
時代劇は世界各地で新しい発展を遂げようとしている。映画産業が急成長を遂げるインドネシアでは、各国がコンテンツを持ち寄る商談の場に日本の映画会社の姿があった。インドネシアではホラーが大人気で、時代劇とのコラボレーションに期待が寄せられている。映画プロデューサーは、インドネシアのホラーは同じようなものが多く観客は飽き始めている、サムライの物語は非常に可能性があると話した。フランスの配給会社は、日本で25の映画館でしか公開されなかった時代劇作品「陽が落ちる」の公開に向けて動き出している。江戸時代の女性が切腹の不条理に立ち向かう物語で、作成しているポスターでは日本版より女性を全面に打ち出したものに変更した。
エンディング映像。
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