2023年11月25日放送 7:00 - 7:30 NHK総合

NHKニュース おはよう日本

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南利幸 寺門亜衣子 井上二郎 西阪太志 
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補正予算案衆院通過 論戦の舞台は参院へ

今年度の補正予算案が昨日衆議院本会議で行われ、自民・公明・維新・国民などの賛成多数で可決され参議院に送られた。採決を前に岸田首相は「所得減税を用意し、低所得者には速やかに給付、デフレ脱却の流れを確実なものとしたい」などと話した。一方で立憲・共産は反対した。これを受けて補正予算案の論戦の舞台は明後日から参議院へと移る。自民・公明両党は経済対策の狙いなどについて丁寧に説明するよう政府側に求め、来週半ばの予算案の成立を目指すとしている。一方立憲民主党などは、政府の経済対策にはスピード感がないと批判。また自民党派閥の政治資金めぐる問題など引き続き追求する方針だ。

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公明党国民民主党岸田文雄日本共産党日本維新の会泉健太立憲民主党自由民主党
バス運転手不足 瀬戸際の公共交通

全国でバス路線の廃止が相次いでおり、廃止される路線の距離は8667kmに及ぶ。その約4割は運転手不足が挙げられている。石川県の北陸鉄道はバス事業を手掛け、1日約2400便の路線バスを運航している。今年2月、金沢市と周辺のエリア全体で約1割の減便に踏み切った。理由は運転手不足で、運転手の確保が年々難しくなっている。早朝や深夜を含めた不規則な勤務が敬遠されており、運転手の欠員が定員の10%以内であれば残業などをやりくりして凌げるが、去年の秋には13%を下回り、バスの運航を減らす他なくなった。追い打ちをかけている2024年問題では、勤務と勤務の間を最低9時間以上空けることなどが義務付けられ、早朝や夜間の運転手のやりくりはこれまで以上に難しくなる。そのため、最終バスの時刻を繰り上げることも検討されている。

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JRワルシャワ(ポーランド)北陸鉄道金沢市(石川)

バスの運転手不足はローカル鉄道の廃線を巡る議論まで左右している。北陸鉄道などが運航する石川線は金沢市などを走行するローカル線で年間90万人近くが利用しているが、利用者はピークの4割近くまで減少し、維持費なども嵩み赤字は5年間で約6億円に上った。そこで北陸鉄道は去年に沿線の自治体と協議を開始し、石川線を存続させるか、代わりの輸送手段を導入するかが議論された。新たな輸送手段として浮上したBRTと呼ばれるバス高速輸送システムは、線路の跡地を使ってバスを走らせる案で、鉄道よりもコストを抑えられるため全国で有力な選択肢となっている。ところが今年8月、沿線自治体はBRTの見送りを発表。理由はバスの運転手不足で、鉄道なら運転手1人で400人の乗客を運ぶことが出来るが、BRTでは1人当り110人で3.6倍の運転手が必要になる。試算ではBRTに切り替える場合、最大で1日200便の路線バスを減らして運転手を確保しなくてはならず、捻出できないと分かった。

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北陸鉄道北陸鉄道石川線金沢市役所金沢市(石川)

運転手不足の背景には、新型コロナの影響で新しいドライバーの採用を抑制したことが拍車をかけていることがわかった。さらに2024年来年の4月からドライバーの時間外の労働が規制される。西山敏樹氏は「バスは儲からない事業なので人件費が安くなってしまい、20~40代の家庭を持ちたい人が就職しない。」などと話した。また、西山敏樹氏は運転手の給料を自治体が公的に負担をするやり方や、バス会社も運転手不足の現状を情報公開して地域の移動手段をどう守っていくか説明することが必要などと指摘。

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北陸鉄道北陸鉄道石川線東京都市大学石川県
「技能実習制度」新制度へ 目的は”人材確保と育成”

外国人が最長で5年間、働きながら技能を学ぶことができる「技能実習制度」。厳しい職場環境での実習生の失踪が相次ぎ、政府の有識者会議が見直しを進めてきた。昨日まとめられた最終報告書では国際貢献という目的と実態との乖離が指摘されてきた今の制度を廃止し、新たに外国人材の確保・育成を目的に掲げた「育成就労制度」を設けるとしている。これまで出来なかった別企業などに移る「転籍」については1年以上働いた上、一定の技能と日本語能力があれば、同じ分野に限り認めるとしている。長年技能実習生を受け入れてきた農家からは「転籍」が広がれば人材が流出するのではと懸念する声も出ている。新制度では外国人が母国で支払っている手数料を受け入れ側も負担するよう求めていて、金銭的な負担が更に増えることとなる。

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鉾田(茨城)
おはSPO
鍵山優真選手 今季世界最高得点

NHK杯フィギュアで男子シングルのSPが行われ、鍵山優真選手や宇野昌磨選手らが出場した。先に登場したのはGPファイナル進出を目指す鍵山。冒頭は得意の4回転サルコウ。4回転トゥループからの連続ジャンプも鮮やかに決め、ステップやスピンは全て最高評価のレベル4。SPの今季世界最高得点をマークしトップに立った。最後に登場した宇野。冒頭は高難度の4回転フリップで高い出来栄え点を獲得した。こちらも100点台に乗せ2位となった。今日後半のフリーが行われる。

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2023年 NHK杯国際フィギュアスケート競技大会宇野昌磨鍵山優真門真(大阪)
三原舞依選手日本勢トップ4位

NHK杯フィギュア女子シングルjには昨季GPファイナルを制した三原舞依選手が出場した。三原は右足首のけがで、これが今季初戦。右足のつま先を使って飛ぶジャンプで回転不足を取られるが、全て着氷。演技後半は見事な表現力で魅了し、ステップは最高評価のレベル4。演技構成点では全体トップの得点をマーク。全体4位で後半のフリーに臨む。

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2023年 NHK杯国際フィギュアスケート競技大会NHKプラス三原舞依
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