2024年9月14日放送 6:30 - 7:00 NHK総合

NHKニュース おはよう日本

出演者
南利幸 井上二郎 赤木野々花 
おはWORLD
10日 米ペンシルベニア州で大統領選の討論会

ペンシルベニア州では10日、11月のアメリカ大統領選挙に向けたテレビ討論会が行われた。米国のCNNテレビによると、討論会を視聴した605人を対象に行った調査では「ハリス氏が良かった」と答えたのは63%、「トランプ氏が良かった」と答えたのは37%だったという。米国の人気歌手で若者に大きな影響力を持つテイラー・スウィフトさんもテレビ討論会の直後、ハリス氏を支持することを明らかにしている。

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Cable News Networkアメリカ合衆国大統領選挙カマラ・ハリステイラー・スウィフトドナルド・ジョン・トランプペンシルベニア州(アメリカ)
インド 民間企業で宇宙開発

インドは宇宙開発の分野で近年、存在感を増している。5月に行われたインドの民間企業によるロケットの打ち上げでは全長およそ20メートルの小型ロケットの打ち上げ試験に成功した。ロケットは重さ300キロの人工衛星を軌道に乗せることを目指していて、成功すればインド初の商業ベースでのロケットの打ち上げとなる。打ち上げたのは、今インドの宇宙産業で最も注目されている企業。7年前に設立され、社員は250人余りに増えた。平均年齢は23歳。この企業を立ち上げたラビチャンドランCEOはアメリカの大学を卒業後、金融業界で働いていたが、インドでは衛星通信の需要が高まる一方で衛星を打ち上げる産業がほとんど育っていないことを知り、今こそ夢を実現するときだと起業を決意した。追い風となったのが4年前、宇宙分野で技術開発の活性化を図ろうと、インド政府が初めて宇宙産業への民間企業の参入を強く後押ししたこと。民間企業は政府から発射場の利用などの協力も得られるようになり、宇宙関連の民間企業はおよそ200社にまで急増している。ラビチャンドラン氏が目指すのは、低コストかつ短期間で製造できるロケットの開発。3Dプリンターを使うことで、部品の溶接など多くの工程を省くことができ、製造費用も10分の1に抑えることができる。安く迅速に衛星を打ち上げたい企業などからの需要に応えるため、将来的には年間25回の打ち上げを実現したいとしている。今回の打ち上げ試験の成功により、開発したエンジンは来年の商業化にメドがついた。

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ナレンドラ・モディ

インドでは国が主導するだけでなく、ラビチャンドランCEOのように商業ベースで宇宙ビジネスに参入しようという企業は増えている。ラビチャンドランCEOの成功に憧れ、宇宙を目指す若者も増えている。先月、政府機関が首都ニューデリー近郊の大学で開いた宇宙産業についての講座では、宇宙ビジネスのアイデアを募るコンテストの実施が発表された。選ばれれば、起業に向けた資金援助や専門家などのサポートも受けることができ、参加した数百人の学生が高い関心を示していた。若いIT人材を多く抱えるインドならではの強みを生かせるかが、宇宙産業の今後の発展の鍵となりそう。インドは宇宙開発分野で先進国に追いつき、追い越すことが目標。日本とも月の水の資源の探査などを目的とする共同プロジェクトを立ち上げている。インドは2035年までに独自の宇宙ステーションを建設し、2040年までに有人月面探査を実現することを掲げている。

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ニューデリー(インド)
(ニュース)
入管・税関の手続き一括化 羽田空港など本格導入へ

外国人の旅行者が空港での手続きを素早く済ませられるように、国は入管と税関の手続きを一括で行うシステムを羽田・成田・関西の3つの空港で今年度中に本格的に導入することを決めた。このシステムは入管と税関で別々に行っている顔写真の撮影やパスポートなどの情報の登録を専用の端末で一括して行うもので、オンラインで必要な情報を事前に入力した人が対象。羽田空港ではことし初めから試験的に運用されていて、国が利用者およそ1万3000人を対象に調査したところ、飛行機を降りてから入管税関を通過するまでおよそ2分短縮されるという結果が出たという。国は今年度中に成田空港と関西空港に専用の端末を設置し、羽田空港でも台数を増やすなど本格的に導入することを決めた。

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成田国際空港東京国際空港関西国際空港
中国 定年を引き上げへ

中国の国営テレビは13日、全人代の常務委員会が定年の延長を決めたと伝えた。定年退職の年齢は、男性はこれまでの60歳から63歳に、女性は事務職が55歳から58歳に、それ以外が50歳から55歳に引き上げられる。定年の引き上げは来年から15年かけて段階的に行われる。一方で、景気の先行きが不透明となる中、SNS上では“定年が延びても最後まで雇用される保証はない”などといった不安の声も出ている。

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全国人民代表大会常務委員会
“生の音楽届けたい”音楽の宅配便

病気や障害で自由に外出できない人のために、音楽家たちが自宅まで出向く出張演奏が鳥取県内を中心に行われている。鳥取・倉吉市の小林圭子さんはプロのバイオリニストとして活躍しながら、音楽の宅配便を主催している。普段はバイオリン教室で子どもたちを中心にレッスンを行っている小林さん。音楽の宅配便を始めたきっかけは30年以上前の息子の病気だった。重い心臓病で生まれてきた息子の手術は無事に成功したが、小林さんは病気や障害がある人たちについて深く考えるようになった。小林さんは難病などでコンサートに行くことができない人へ出張演奏をする団体を9年前に結成。その思いに共感したプロの音楽家24人が集まり、依頼した人のリクエストや好みに合わせた演奏を届ける。今回、音楽の宅配便を依頼した鳥取市の夫婦。夫は46歳で全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病ALSを発症。以来およそ20年、病気は進行して今では寝たきりの状態。妻とは両目の僅かな動きを頼りにコミュニケーションを取っている。夫はもともと音楽好きで、歌謡曲やジャズなど幅広く聴いていたが、病気を発症してコンサートには行けなくなった。今回リクエストした曲は夫が大好きな映画「紅の豚」のテーマソング。夫婦の自宅に小林さんたちが訪れた。30分間で7曲を演奏した。

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ALS倉吉市(鳥取)紅の豚鳥取市(鳥取)
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