- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 赤木野々花 小野文明 野口葵衣
オープニングと挨拶。
大手繊維メーカーのユニチカが、祖業の繊維事業からの撤退を発表した。会社は、第三者割当増資の形で、官民ファンドの地域経済活性化支援機構から支援を受ける予定で、機構が筆頭株主となり、会社の現在の経営陣は、原則、退任するとしている。また繊維事業の撤退に伴って、主力銀行などは、合わせておよそ430億円の債権放棄に応じる見通し。今後は需要が伸びている食品包装や半導体関連の材料に使われるフィルム事業に経営資源を集中するという。かつて日本の主力産業だった繊維産業。ユニチカも、主力メーカーの一角として、化学繊維の輸出などを手がけ、戦後の高度経済成長を支えてきた。スポーツにも力を入れ、1964年の東京オリンピックでは、前身のニチボーが主体となって結成されたチームが出場し東洋の魔女と呼ばれた。しかし、繊維産業は、国際的な競争の激化などで、1990年代以降は出荷額が落ち込むなど、衣料品向けが縮小傾向に。2005年には旧カネボウが繊維部門からの撤退を発表したほか、ことし9月には、三菱ケミカルグループが、衣服向けの繊維事業から撤退すると発表している。
妊娠前の健康管理を意味する、プレコンセプションケア。妊娠前の早い段階から、健康に向き合うことが必要だとして、国が初めての検討会を開いた。今、リスクの高い妊娠や出産が増えている。背景の一つにあるのは、若い女性の「やせ」の問題。過度なダイエットによる栄養不足により、月経不順や不妊、低出生体重児の原因になるとされている。厚生労働省の去年の調査では、「やせ」の状態にある女性は、20代から30代で20%を超え、高い水準。また合併症や流産のリスクが高まるとされる、高齢出産の割合も増加していて、去年、35歳以上で第1子を出産した女性は、20%を超えている。国は、男女を問わず、若い世代が早い段階から適切な健康管理を実践する、プレコンセプションケアの普及が大切だとして、正しい知識や相談窓口を紹介するサイトを開設している。国立成育医療研究センターでは、10年ほど前から専門の外来を設置し、管理栄養士による食生活のアドバイスや、持病のある女性には、専門医と連携して、常用する薬の指導もしている。
マイナ保険証は健康保険証の登録をしたマイナンバーカードのことで、政府は来月2日に健康保険証の新規発行を停止してマイナ保険証を基本とする仕組みに移行する。ただし健康保険証も来月2日以降1年間は使用できる。その後も資格確認書と呼ばれるものが送られてきて健康保険証と同じように使うことができる。資格確認書とは今の保険証と同じく保健医療が受けられるカードで、マイナンバーカードを持っていなかったり、マイナ保険証を利用登録していなかったりする人たちに好捕される。都内の75歳以上が加入する後期高齢者医療制度の事務を取り扱う団体では、いち早く資格確認書の発行を進めている。国は来月から来年7月までに75歳になる人であれば例外的にマイナ保険証の有無にかかわらず交付することを決めたという。対象となるのは来月だけで都内で1万4000人ほどいるという。
広島市の原爆資料館は外国人旅行者など来館者が大幅に増え、今年度は118万人余りと、過去最多の前年度を上回るペースで館内の混雑が課題となっている。広島市は就学旅行生などに落ち着いた環境で被爆の実相を知ってもらいたいと、若い世代に向けた新たな展示を整備する方針を固めたという。地下の会議室など500平方メートル余りのスペースを活用する計画で、今後具体的な展示内容を議論する予定。
日本からは歌舞伎や和食など22件がユネスコの無形文化遺産に登録されているが、今後日本酒や焼酎、泡盛といった日本の伝統的酒造りが登録される見通しとなった。愛媛・大洲市の老舗の酒蔵4代目・山内倫太郎は父・光郎の後を継ぎ、酒造りを初めてまだ6年。試行錯誤を繰り返している。倫太郎は高校卒業後に地元を離れ松山市内で進学就職した。当時酒造りに関わることは考えていなかったというが、2018年に起きた西日本豪雨が転機に。当時、酒蔵の1万本以上の日本酒を廃棄せざるを得なくなった。豪雨のあと町から人が次々離れていく姿を見た倫太郎は、町をもう一度元気にしたいと思い、仕事を辞めて大洲市に唯一残った酒蔵を父親とともに守る決断をした。そして日本酒を海外にも売り出そうと今親子で取り組んでいるのがインバウンド対策。倫太郎は日本で作られる鮭への注目度が上がると思うので、ずっと皆にかわいがってもらえるような酒を造りたいとコメント。
NBA:グリズリーズ131−111ピストンズ。グリズリーズ・河村勇輝選手が本拠地の試合でベンチ入り。出番はチームが大量リードの第4クオーター。出場3試合ぶりの得点をマーク。河村選手は「チームメートも“勇輝攻めろよ”と言う感じの雰囲気もあった」と語った。
NBA:レイカーズ119−101スパーズ。レイカーズ・八村塁選手も見せ16得点の活躍。チームは連敗を3で止めた。
バスケットボール男子Bリーグ。来年1月のオールスターゲームに出場する選手たちが発表された。ホワイト・渡邊雄太選手は「本当に光栄」とコメント。ファン投票などで選ばれた選手が、2つのチームに分かれて対戦。キャプテンは、ブラック・ジョシュホーキンソン選手とホワイト・富樫勇樹選手。来年1月に行われる。
為替と株の値動きを伝えた。
自民党は立憲民主党に対し、政治資金収支報告書に不記載があった党の参議院議員27人が政治倫理審査会に出席する意向を示しており、年内に審査会を開催したいと伝えた。自民党・松山参議院幹事長は「先の衆議院選挙が厳しい結果となった」と述べた。自民党内からは、来年の参議院選挙で改選を迎える議員は審査会への出席が公認を得る条件の1つになるとみているのではないかといった声も出ている。これに対し、立憲民主党・斎藤参議院国会対策委員長は「みそぎの場として出席を求めているのであれば筋違いだ」と指摘。審査会の幹事懇談会が開かれ、与野党が対応を協議する予定で、来月21日までの臨時国会の会期中に審査会を開催するかどうかも含め、日程などの調整を進めることにしている。
労働団体の連合は来年の春闘の賃上げについて大手含む全体、定期昇給分含め5パーセント以上、中小企業含む6パーセント以上求める方針として正式決定した。芳野会長はこの数年の賃上げが続いてきたことは日本経済の低空飛行から抜け出すチャンスDが、一方としてこの動きは一部の層だけのものではあってはならないと述べた。
NEWS WEB ランキング。マイナ保険証関連が読まれている。
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東京・狛江市シルバー人材センターに登録している60代から80代までの会員が駄菓子屋で活躍。いくつになっても、生きがいを持って働いてほしいと駄菓子屋での接客を提案。週に1回駄菓子屋で働く田中を紹介。田中は「若返ったねと言ってくれる人もいる」とコメント。常連客あやのを紹介。あやのは「おばあちゃんたちとお話をするというのを、半分、目的に来ている感じ」、狛江市シルバー人材センター・池田あけみ事務局長は「いくつになっても、いきいきと働いてもらいたい」とコメント。
多くの精密機器メーカーが拠点を置く長野・諏訪市で、技術者に教わりながら小学6年生が腕時計の組み立てに挑戦する体験授業が開かれた。3時間ほどかけて腕時計を完成させた。
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山形県大石田町で、6年生の児童およそ20人が自分たちで育てた「じねんじょ」を販売した。「じねんじょ」の植え付けから収穫、販売と、一連の作業を体験することで、基幹産業の農業を学んでもらおうと行われている。
原発事故の後、福島の美しさと撮り続けてきた福島・猪苗代町の写真家、野口勝宏を取材。野菜の花から伝えたい思いを紹介。2019年、ニューヨークで開いた作品展で福島に対する偏見を知る。背景を消して撮影する。野口は「全世界の方に、福島のエネルギーというかパワーを感じていただければ」とコメント。