自民党は立憲民主党に対し、政治資金収支報告書に不記載があった党の参議院議員27人が政治倫理審査会に出席する意向を示しており、年内に審査会を開催したいと伝えた。自民党・松山参議院幹事長は「先の衆議院選挙が厳しい結果となった」と述べた。自民党内からは、来年の参議院選挙で改選を迎える議員は審査会への出席が公認を得る条件の1つになるとみているのではないかといった声も出ている。これに対し、立憲民主党・斎藤参議院国会対策委員長は「みそぎの場として出席を求めているのであれば筋違いだ」と指摘。審査会の幹事懇談会が開かれ、与野党が対応を協議する予定で、来月21日までの臨時国会の会期中に審査会を開催するかどうかも含め、日程などの調整を進めることにしている。