- 出演者
- 南利幸 井上二郎 高山大吾 赤木野々花
オープニング映像と出演者の挨拶。
明日が会期末の国会。参議院では野党側が提出したガソリン税の暫定税率を来月廃止する法案の決議が土曜日のきょうも行われることになっている。国会ではきのう、野党側が提出したガソリン暫定税率廃止法案の採決が衆議院本会議で行われ、野党各党などの賛成多数で可決され、参議院に送られた。参議院本会議では法案の趣旨説明と質疑が行われた。自民党・船橋利実氏は「代替財源をどのように考えているのか」などと述べ、これに対し立憲民主党・重徳政調会長は「選挙目当ての1回かぎりのバラマキに使うぐらいなら今年度分の暫定税率廃止の財源として活用すべきでは」などと答えた。きょうも参議院財政金融委員会で質疑が行われることになっていて、国会は来月の実施が見込まれる参議院選挙を意識した異例の展開となっている。立憲民主党は質疑終了後、直ちに採決を求めているのに対し、自民党は国民生活に密接に関わる法案であり拙速な採決は認められないとしていることから調整が行われる見通し。参議院では与党が多数を確保しているため、法案の成立は難しい情勢。
アメリカの関税措置をめぐり政府は、石破総理大臣とトランプ大統領との首脳会談の内容を分析し、次回の閣僚交渉に向けた戦略を練り直す方針。日本政府内からは中東情勢の緊迫化を受け、トランプ政権がイラン政府とやりとりを続け対応していることは日米交渉に影響しかねないという見方が出ている。赤澤経済再生担当大臣は「“五里霧中”という状況は続いていると思う」などと述べた。石破総理は来週、オランダを訪れNATOの首脳会議に出席する予定。政府関係者によるとまずは閣僚間で自動車の関税率の扱いなど隔たりを埋める必要があるとして、現時点では会議に合わせたトランプ大統領との首脳会談は予定していないという。政府は中東情勢の推移を注視し、アメリカ側の状況を見極め次の閣僚交渉のタイミングを模索することにしている。
議会前に集まった賛成派と反対派は対象的な表情を見せた。イギリスのイングランドとウェールズで余命6か月未満と診断された成人が医師2人と法律や精神医学の専門家からなる委員会の承認を条件に、医師が処方した薬物を服用するなどして命を絶つこと認める法案がイギリスの議会下院で可決された。法案は上院が可決すれば法制化するが、イギリス政府は施行までに4年程度かかるという見通しを示している。社会的弱者が周りに負担をかけないよう死を選ぶ状況に追い込まれかねないなどと懸念する声も上がっている。欧米では終末期患者には尊厳を保ったまま最期を迎える権利があるとして安楽死法制化の動きが広がっていて、フランスでも先月、同じような法案が議会下院で可決された。
今年2月以降、岩手県、岡山県、愛媛県などで山林火災が相次ぎ、国は今年4月に検討会を立ち上げ大規模山林火災対策について議論を続けている。きのう開かれた会合では、新たな取組が示され、気象庁は降水量が平年より著しく少ない場合、臨時の記者会見を開き、火の取り扱いに注意を呼びかけることになった。またウェブサイト、気象情報、SNSなども活用して注意を促すことにしている。会合では市町村が消防法に基づいて発表する「火災警報」について話し合われ、運用実績が低調なことから、新たに設ける指標をめぐって意見が交わされた。検討会は今後も議論を重ね、夏までに報告書をとりまとめることにしている。
東日本大震災で息子を亡くし、語り部活動を続けている女性が広島を訪れた。震災と戦争の違いはあるが、過去の出来事をどう語り継いでいるのかを学ぶことが目的。宮城県名取市閖上地区では震災で700人以上が犠牲となり、多くの家屋や思い出の品も津波で流された。語り部の丹野祐子は中学1年生の息子を津波で亡くした。自分と同じ経験を他の人にはさせたくないと活動をしたきた。震災から14年が経ち、町並みも変わる中、震災を経験していない人たちにどうすれば自分ごととして考えてもらえるのか悩むことが増えた。どうすれば命の大切さを考えてもらえるのか、長年被爆の実相が語り継がれている広島にその手がかりがあるのではと考えた。
震災の語り部である丹野祐子は、40年以上にわたって自身の被爆体験を伝えている被爆者の小倉桂子の話を聴いた。原爆資料館もじっくり見学し、展示品の中でも特に、日常的に使われていたものが印象に残った。一瞬で日常の生活が奪われたことを当時の物とその背景を伝えることで見た人に想像させることが出来ると感じた。また、被爆者の思いを受け継いだ若者がガイド役として原爆や平和について一緒に考えるツアーが大きな励みになった。過去の記憶が引き継がれ、自分なりに工夫して伝えている若者を目の当たりにし、自身の体験を語ることの意味を再認識した。丹野は「若い人たちにどう伝えるのかを考えていく」などとコメント。そして、語り部のメンバーや活動を支えてくれている人たちに広島での学びを共有し、被災地での活動に活かしていきたいと話していた。
プロ野球交流戦は最後のカード。ソフトバンク2-1阪神。ソフトバンクの先発はここ2試合で31奪三振のモイネロ。大きく曲がる変化球で阪神打線を翻弄。4回までに5つの三振を奪い、0に押さえる。しかし1点リードの5回、2アウト1塁2塁のピンチを背負うと、阪神は5番の大山が同点タイムリー。延長10回、先頭の野村が内野安打で出塁。2アウト3塁となって代打の石塚がタイムリーツーベース。ソフトバンクが勝ち越しに成功し、優勝に大きく前進した。
日本ハム1-0中日。日本ハム先発の伊藤は「調子が悪かった」としながらも、中日打線を5回まで無失点で押さえた。打線は6回、ノーアウト3塁として2番の清宮がライトへの犠牲フライ。日本ハムが先制。1点リードのまま9回もマウンドに上がった伊藤はランナー1塁2塁とピンチを背負うが、2アウト。代打での打率が3割を超えているブライトンに対しては、伊藤が一枚上手だった。交流戦優勝へ望みをつなぐ今シーズン初の完封勝利。伊藤大海投手は「完封できてよかった」などとコメントした。
首位:ソフトバンク。2位:オリックス、日本ハム。4位:楽天。5位:西武。6位:ロッテ。オリックス、日本ハムは首位と1.5ゲーム差を維持。ソフトバンクはきょう勝つか引き分ければ12球団最多を更新する9回目の交流戦優勝が決まる。上位をパ・リーグが独占している。
フィギュアスケートの坂本花織選手が来シーズン限りで現役を引退することを表明した。「めっちゃスパッと決めた」などとコメント。25歳、オリンピックには2大会連続で出場。北京大会では女子シングルで銅メダル、団体で銀メダルを獲得。地元の神戸市に新設されたアイスリンクのセレモニーで現役引退することを表明。
レスリングの全日本選抜選手権、男子グレコローマンスタイル82キロ級決勝、吉田泰造11-6掛川零恩。吉田は去年この大会を制している大学1年生。開始1分を過ぎたところで今大会初めてポイントを奪われ、いきなり4ポイントを追う展開。それでも「負ける気は1ミリもなかった」と残り40秒を切ったところで追いつくと、さらに投げ技で4ポイントを加えて大会2連覇。世界選手権出場を決めた吉田は「出るからには目標は優勝」などとコメントした。
全国の気象情報を伝えた。
関東甲信越の気象情報を伝えた。