2023年10月10日放送 14:05 - 14:33 NHK総合

NHK地域局発
ホクロック!「北陸の課題も解決!プロスポーツにチャンスあり」

出演者
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(オープニング)
北陸プロスポーツ元年!経済効果は年間数十億円以上!?

北陸のスポーツを特集。県の公認チームは3県で20チーム。経済効果は1チームあたり年間約10億円と言われる。応援するスポーツがあると答えた人の全国ランキングで北陸3県は男女ともに低かった。

オープニング

オープニング映像。

ホクロック!
カターレ富山 ホームゲームは“お祭り”グルメ!赤ちゃん!

J3カターレ富山のホームスタジアムは富山県総合運動公園。スタジアム周辺は試合前から活気で溢れている。1試合平均3000人が訪れる。スタジアム前に並ぶキッチンカーは28店舗で、試合ごとにラインナップが異なり人気店が集結する。赤ちゃんが参加するハイハイレースも行われる。他にも部活動の発表の場になっていたり子ども向けのイベントなど誰もが楽しめるお祭りになっている。富山市の介護施設では、みんながユニホームを着て応援していた。選手たちは3年前から県内の介護施設を訪問してきた。そのため、サッカーに興味がなかった人も応援するようになった。

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カターレ富山富山県総合運動公園陸上競技場
北陸の課題も解決!プロスポーツにチャンスあり

カターレ富山の盛り上がりのきっかけは、3年前にカターレファンが試合で掲げた横断幕。「素人経営では昇格できるわけがない。いい加減にプロスポーツ倶楽部として自立しろ」と厳しい言葉が書かれていた。カターレでは長年成績不振が続いたチームに対してファン離れが進んでいた。そこで、カターレは地域との接点を増やすことを考え、地元の人たちと顔の見える関係を築いてきた。勝って人気が出るチームもあれば、人気が出てから強くなるチームもある。プロチームの経済効果は、J1クラブは1チームあたり約118億円、J2でも約10億円程度とも言われる。北陸の8チームが来年には新たにプロリーグへ参戦する。しかし、去年12月に福井県のプロ野球チームが異例の解散を発表した。原因はスポンサーの減少と入場料収入の落ち込みによる経営難だった。チーム運営にはスポンサーが欠かせない。

バスケットボール 金沢武士団 資金難でリーグ降格

金沢武士団の社長・中野秀光さんは、チームの成績不振について謝罪した。リーグ参入前に資金を投じて有力な選手と契約し、2017年にB2に昇格した。しかし、補強にかけた金額に見合うスポンサーを見つけることができず経営は赤字になり、2年でB3に降格した。その後成績は低迷し、入場料収入はピーク時の5分の1に減った。中野さんは、中小企業の北陸でスポンサーになってもらうことの難しさを語った。大手がなく、首都圏と差が広がっている。

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金沢武士団
なぜ根づかない?プロスポーツ

西村さんは「スポーツを見る・応援するのは金沢にとっては新しい文化。行政・民間ともにスポーツ出資のシェアが小さい。わが町のプロスポーツチームがあると応援して当たり前が浸透していく」と話した。

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全国高等学校サッカー選手権大会全国高等学校野球選手権大会金沢(石川)
金沢武士団の決断 田舎にチームで移住!経営改善!?

去年9月、金沢武士団は人口46万人の金沢市から七尾市田鶴浜町に活動拠点を移した。人口約1700人の小さな地区。事務所と寮も移転し運営費の削減につなげた。受け入れに動いたのは地元の町づくり団体。事務給の長田さんは町にとってプラスになると感じたという。田鶴浜町では2017年に中学校が閉校するなど、年々人口は減少し続けている。賑わいを取り戻すチャンスになると移転を協力にバックアップした。長田さんは稼働率の悪かった体育館を練習拠点として提供したり、空き家を事務所や選手寮として使えるよう手配した。一方、チームには地域行事を一緒に盛り上げてもらうようお願いし、お祭りや農作業の手伝いや学校行事などに選手たちが携わっている。農業を営む小鉢さんは英語が堪能なことから去年、通訳スタッフとしてチームに加わった。県内各地で行われるホームゲームには田鶴浜に人たちも応援に駆けつけ、入場料収入は80%上昇した。さらに、チームは17勝をあげるまでに。地域に根ざした活動が認められ、県内のスポンサー収入も増加しているという。

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七尾市立田鶴浜体育館田鶴浜町(石川)金沢武士団
北陸の新たなプロのカタチ 富山ドリームスの挑戦

富山・氷見市ではプロスポーツ運営の新たな可能性を切り拓こうと動き始めている。去年誕生したハンドボールチーム・富山ドリームスは2024年からプロリーグに参入する予定。チーム立ち上げの一番の課題はやはり資金。従来のプロチーム運営は企業に出資を募り、その資金などからチームが選手の人件費を支払い運営する。しかし、氷見市では選手全員を雇用できる大企業からの支援は見込めなかった。そこで、地元中小企業16社に協力を依頼、各企業に24人の選手を雇用をしてもらうことで人件費を分散させた。この仕組みは若い人材がほしい、選手を受け入れる企業にもメリットがあるという。また、選手が働く企業のそれぞれの同僚や家族がファンになってくれたことで入場者数も予想以上に増えたという。

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富山ドリームス氷見市(富山)
北陸プロスポーツ 新たな可能性

西村さんは、「従来のスポンサーは宣伝広告が多かったが、ともに地域課題を解決する存在になるのが求められている」などと話した。

(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

(番組宣伝)
わたしの一番最悪なともだち

わたしの一番最悪なともだちの番組宣伝。

遙かなる山の呼び声

遙かなる山の呼び声の告知。

今夜も生でさだまさし

今夜も生でさだまさしの番組宣伝。

2024年度放送番組モニター募集

2024年度放送番組モニター募集のお知らせ。応募資格は18歳以上。総合テレビ、Eテレ、ラジオを視聴できる方。詳しくはホームページまで。しめきりは11月1日の午後5時。

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